2022.12.1
人と人を結ぶ食べ物、おにぎり！ みなさまから寄せられたおにぎりエピソードを紹介するこのコーナー。たくさんの心あたたまるおにぎりエピソードをお寄せいただきありがとうございます！ 今月は「失恋の痛みを和らげるの母のにぎったひとつのおにぎり」など4つのエピソードをご紹介します♪
好きなおにぎりの具は鮭 ぼだっこさま
高２の冬。大好きだった一つ年上の彼の心変わりであっけなく振られた私は、英語の授業を受けていても涙が溢れて止められなくなるくらい落ち込んでいた。
普段は昼休みに友達と図書室で母の手作り弁当を食べていたが、そのときは食事も喉を通らずただただ泣いていた。
母にも「食欲がないから、作ってくれても食べれないから、弁当はいらない」と言い、弁当を持たずに学校に行く日が続いていた。
何日もごはんを食べない私を心配して母が持たせてくれたのが、ひとつのおにぎりだった。
見た目はシンプルな海苔の巻かれたおにぎりだったが、中には焼肉のタレで味付けした肉が入っていた。それは私がよくリクエストする好きな弁当のおかずだった。
久しぶりにご飯を食べた。
泣きながらおにぎりを食べた。
母には美味しかったと伝えた。
懐かしい、失恋おにぎりの話。
みんた
ぼだっこさま、苦くもやさしいおにぎりエピソードをありがとうございます。
ぼだっこさまの好きなおかずが包まれたおにぎりには、お母さまのやさしさと心配と、エールがぎゅっと込められていたのだろうなと感じました。
悲しい思い出でもありますが、おいしくてやさしいおにぎりで「そんなこともあったな」と笑顔で話せる思い出になっていたらうれしいですね＾＾
好きなおにぎりの具はサケ るるママさま
おにぎりと言えば、運動会！です。
今からウン十年前の運動会、家族みんなでお弁当を囲むのがメインイベントでした。
朝早くからご飯を炊いて、ウメ、サケ、オカカ、タラコ、ツナマヨ、混ぜごはん、色んな種類のおにぎりを母が作ってくれました。
大きな玉手箱のようなお弁当箱を開けると、ぎっしりとおにぎりが詰まっていました。
他にも卵焼き、ウインナー、焼きそば、フルーツ、色々ありましたが、
大きなおにぎりをほおばったときの幸せな気持ちは今も忘れられません。
最近はコロナ禍の感染症対策で運動会のお弁当がなくなってしまいました。
母の負担はありますが、あのときの気持ちを子どもにも体験させたいと思っています。
みんた
るるママさま、忘れられないおにぎりエピソードをありがとうございます！
おにぎりといえば運動会！……とっても分かります。運動会で食べるおにぎりは、不思議とふだんとは違ったおいしさがありますよね。いろんな具のおにぎりが詰められた玉手箱を想像するだけでわくわくしちゃいます♪
すぐにもと通りとはむずかしいかもしれませんが、少しずつもとの日常に戻り、素敵な経験ができることを願っております。
好きなおにぎりの具は梅干し ぷいぷいぷんさま
私の子供の頃はおにぎりが日常でした。
余ったご飯はおにぎりにされてテーブルに置かれてお腹が空いた人が早いもの勝ちで食べてました。暗黙のルールで一人一個を守ってました。
特に好きなのは焼きおにぎりです。
ガスコンロの上に素焼きの薄鍋を置いて焼いてました。おばあちゃんの頃から使ってる年季の入ったモノで焼くと外はパリッと中はふんわり焼けて美味しかったです。
味付けは塩だけが定番で具は色々でしたが、部活帰りに食べる梅干入りの焼きおにぎりの味は今でも思い出しただけで涎が出てきます。
運動会やピクニックもおにぎりが定番で、よくファミリー寿司の容器に一つはオードブル盛り合わせみたいなオカズ。もう一つはおにぎり盛り合わせで俵型や焼きおにぎり、海苔を全面に巻いた三角むすび等見た目も凝ってました。具も５種類以上あったと思います。
大きくなって自分で料理するようになって母の料理のこだわりの凄さが判るようになりました。
祖母や母のおかげで食に困った事は有りませんでした。感謝しています。
今は祖父母は他界し、父母も身体があまり調子良くないので私が実家に帰省中は料理を作ってもてなしています。
みんた
ぷいぷいぷんさま、大切なご家族とのおにぎりエピソードをありがとうございます＾＾
外はパリッと中はふんわりの焼きおにぎり、想像するだけでよだれがでてきそうです。個人的に焼きおにぎりは具なし！のイメージが強かったので梅干し入りの焼きおにぎりに驚きました。とってもおいしそう……
おにぎりを持っておでかけ！……はむずかしいかもしれませんが、ご実家に帰省されたときにいっしょにおにぎりをにぎったり、食べたりしながらお話ししたりするのも素敵かもしれませんね。
好きなおにぎりの具はねぎ味噌 たえぼさま
子供が幼稚園の頃、私は朝から熱を出して寝込んでしまいました。
横になって休んでいると、幼稚園に行く前の娘が黒とろろ昆布のおにぎりを作り、それを部屋まで持ってきてくれました。
テレビの番組で、風邪をひいたお母さんにおにぎりを作っているのを見てのことだったようです。
今でも黒とろろのおにぎりを食べると、娘の優しさを思い出します。
みんた
たえぼさま、やさしさいっぱいの心あたたまるエピソードをありがとうございます！
寝込んでいても、娘さんのやさしさがぎゅーっとつまったおにぎりを食べたら、それだけで元気がでてきそうですね。テレビを見てやってみよう！という行動力、素晴らしいです。
そして、黒とろろ昆布のおにぎりは食べたことがないので食べてみたくなっちゃいました！
素敵な想い出を教えてくださりありがとうございます＾＾
みんた
これまで、いろんな方のおにぎりの想い出エピソードをお送りしてきましたが、
いかがでしたでしょうか？
まだまだお伝えしたい素敵なエピソードがたくさんあるのですが、この「おにぎり想い出エピソード」は今回で最終回となります。
読んでくださった方、エピソードを送ってくださった方、本当にありがとうございました。
「誰かが誰かを想う気持ちが込められているエピソードたちは読んでいるこちらまでしあわせな気持ちになれる」
そんな想いからさまざまなエピソードを紹介してきました。
このエピソードを通じて、少しでもしあわせな気持ちになってくださっていたならさいわいです。そして、自分にとっての誰かの愛をみつけるきっかけとなっていれば大変うれしく思います。
ここまで読んでくださり、本当に本当にありがとうございました！
これからもみなさまに愛のギュッと詰まった素敵なおにぎりの想い出ができますように＾＾
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日々、当たり前に感じる暮らしの中にも 実はたくさんの発見が潜んでいたり、 見過ごしてしまっていることがあるのかも。
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