【連載】リメイク缶を作ろう!その1【anさんのおうちと暮らしがもっと楽しくなるDIYダイアリー】

投稿日:2020年6月3日(水曜日)


こんにちは。引っ越しを機にDIYにはまった主婦anです。

今回のDIY記事は、「リメイク缶を作ろう!」です。
リメイク缶とは、家庭から出る空き缶にペイントしたりして、小物入れにしたり、ディスプレイしたり、植物を植えたりして楽しめる雑貨のことで、リメイク缶作家さんも多数いらっしゃるほど定着化している廃材リメイクです。

わたくしanは、DIYクリエイターとして様々な媒体でハウツー記事を書かせていただいてますが、リメイク缶を制作、販売などもしている「リメイク缶作家」としても活動させていただいております。
ちなみに販売用作品はこんな感じです↓

販売用作品はこんな感じです

販売用のリメイク缶の作り方は工程がいくつもあるので、自宅用でそこまで手をかけずにかわいいリメイク缶が完成するハウツーを、ここでは紹介させていただこうと思います。
まずは缶の下処理の工程を、できる限りくわしく画像多めで説明しますね~。

主に使用する塗料

主に使用する塗料は
ミルクペイントマルチプライマー
〇ミルクペイント
〇ミルクペイントforガーデン
ミルクペイントプラスターメディウム
〇ラストメディウム
〇ミルクペイントトップコートクリア などです。

まずは空き缶の下処理からです。
初めにすることは熱湯消毒です。
トマトの水煮が入っていたもの、ミートソース缶だったり鯖缶だったり、いろんな空き缶がリメイク缶の材料になるのですが、油分が残っていると塗料がうまくのらなかったり、剥げやすくなったりするので、空き缶の油分や汚れはしっかりと除いておきましょう。

次に、空き缶にやすりをかけて傷をつけます。

空き缶にやすりをかけて傷をつけます

なぜやすりをかけるかというと、この後に塗る塗料の密着度を高くさせるためです。
傷をつけることで塗料が剥がれにくくもなります。

蓋にやすりをかけている

ギザギザの蓋つきだったら、その部分も念入りにやすりをかけます。
空き缶の切り口で手をケガしないよう、グローブも忘れずにね♪

缶切りで底に穴を開けている

次に、底に水抜き穴を缶切りで開けます。
電動ドリルで穴を開ける方法もありますが、缶切りで3か所ほど3センチほどの穴を開けるのが一番簡単な方法です。

底の水切り穴

マルチプライマー

そして乾燥させた空き缶に、「ミルクペイントマルチプライマー」を全体に刷毛で塗ります。

刷毛で塗っている

乾燥したら、下地を塗っていきます。
下地を塗ることで、ザラザラとした質感や漆喰を塗ったような質感に変えることができて、その上にカラー塗料をペイントするだけで奥行きのある仕上がりになります。
ただペイントするだけでも充分かわいいのですが、初級編のワンランク上の工程をいきなり紹介しちゃいますね。

下地に使用する塗料

今回下地として使用するのは
〇ミルクペイントプラスターメディウム
〇ゴールデンアクリリックス コース パミス ゲル
〇アーティストカラー コースゲル です。

空き缶は3つあるので3パターンの下地処理をしていきます。
質感の違いに注目してくださいね。

〇ミルクペイントプラスターメディウムのみ
一番簡単な方法です。難易度1
〇アーティストカラー コースゲルのみ
粘度があるのでヘラで塗り付ける感じです。難易度2
〇アーティストカラー コースゲル×ゴールデンアクリリックス コースパミスゲル
ふたつの塗料を混ぜて使用します。
アーティストカラーコースゲルのみで塗るよりもぼこぼこ、ザラザラとした質感が楽しめます。難易度3

ちなみにアーティストカラー コースゲルやゴールデンアクリリックス コースパミスゲルは、もともとは絵画用下地剤です。
空き缶などに塗ることは本来の使い方ではありませんが、この2点の塗料でリメイク缶を作り、屋外に置いておいても大丈夫か実証済みです(笑)
3か月ほど屋外で使用していますが、塗料が剥がれることは今のところありません。

どの缶に何を塗ったかわからなくならないよう、底に油性マジックで書いておきました。

マジックで塗料名を書いた

下地塗料を塗ります。

【ミルクペイントプラスターメディウム】
刷毛で全体的に塗ります。
縦の方向に塗ったり、横の方向に塗ったりすることでテクスチャーの変化があり、おもしろいですよ。
今回は横の方向に塗りました。
プラスターメディウム

プラスターメディウムを塗っている

プラスターメディウムを塗った後

【アーティストカラー コースゲル】
アーティストカラー コースゲルはヘアワックスのような粘度なので刷毛ではなく、絵画用のへらなどで塗り付けていきます。
少しコツがいりますが、壁に漆喰を塗るような、左官屋さんになった気分で(よけいに難しいわ!)塗ってみてくださいね。

アーティストカラー コースゲル

塗っている

塗った後

【アーティストカラー コースゲル×ゴールデンアクリリックス コースパミスゲル】
ふたつの塗料を同量混ぜ合わせますが、牛乳パックの底の部分だけ使用すると混ぜやすいし、使用後そのまま捨てれるので便利です。
同じように絵画用へらやゴムベラなどで塗り付けていきます(左官屋さんのようにね♪)

アーティストカラー コースゲル×ゴールデンアクリリックス コースパミスゲル

牛乳パックに入っている

混ぜた

塗っている

塗った後

しっかり乾燥させます。
夏場でしたら半日、冬場でしたら2日ほど置きます。
5月現在は、1日置いたらどの缶も完全に乾燥していました。

乾燥後

今回はここまでです。
下処理だけでまあまあの工程がありますが、屋外で使えて長持ちするリメイク缶を作る上で、この下処理が一番大事といっても過言ではありません。
次回はペイント編です。
ペイント後、ステンシルやラベルでかわいくデコレーションしていきますよ。
ぜひお楽しみに~~♪

★★この記事の続きはコチラ 『【連載】リメイク缶を作ろう!その2【anさんのおうちと暮らしがもっと楽しくなるDIYダイアリー】』★★

DIYにはまった主婦an
引っ越しを機にDIYにはまった主婦anです。
5人家族+にゃんこで大好きなインテリア・雑貨に囲まれて暮らしております。

・DIYクリエイター
・ライブドア公式ブロガー
・ターナーDIYアンバサダー
・作品販売
・ワークショップ講師など
【ブログ】
http://andante365.blog.jp/【インスタグラム】
https://www.instagram.com/andante.365/

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