「おうちで体験 金継ぎ教室プログラム」で、ガラスの器をリペアしてみた!
投稿日:2023年5月29日(月曜日)
こんにちは。フェリシモ女子DIY部ちまこです。
またもや、金継ぎをやってみるシリーズです♪
ミニツクというブランドの「おうちで体験 金継ぎ教室プログラム」という、金継ぎキットとハウツーが載った手引書がセットになったものを今回も使用した、ガラスのお皿の修復の様子をご覧いただけたらと思います。
修復後の器がこちら。 背景に夜景が写り込んでおり、キラキラ感が増してますね(笑)
こちらが修復前の割れたガラスのお皿。
まずは材料のご紹介!
【材料・道具】
「金継ぎ教室プログラム」のセット一式
※パテ、真ちゅう粉、テレピン油など必要なものがそろっています。
マスキングテープ
デザインナイフ
水
このセットの中の手引書に、金継ぎのハウツーは掲載されているのですが、このブログではポイント的に流れを書いていこうと思います。
まず取り掛かる前に、欠けている器の状態をチェックします。
この器は、写真のような欠け1ヵ所のみで、ヒビなどはない状態でした。
前回の金継ぎのブログ記事でもお伝えしたのですが、開始前にチェックして、どこを直すのか明確にしておくことが大切。
作業後に「あれ?ここも欠けてる!」となると、またそこだけのために作業しないといけません。
加えて、複数枚割れた器が集まってから、まとめて作業するのが効率的ですよ。
(今回は急ぎ1枚修理しないといけなかったので、1枚で作業します!)
作業の様子をレポートしていきます♪
テーブルが汚れないように、「金継ぎ教室プログラム」のキットに入っている汚れ防止の紙を敷きます。
耐水性・耐油性の紙なので、水にぬれても大丈夫。気兼ねなく作業できます。
A3サイズですが、このサイズで充分。省スペースで作業できるのも、このキットのいいところです♪
作業前に、割れの周囲をマスキングテープで囲います。……写真を撮り忘れました~(-_-;)
ガラスの器はパテで汚れた手でさわると汚れが付着しやすく、汚く見えたり、はみ出したパテで周囲を汚してしまったりするので、少し手間ですがマスキングがおすすめです。
次にパテをこねこね。欠けを埋めます。(みなさんはポリ手袋をつけて作業してくださいね)
なるべくお皿のカーブに沿うように形づくっていきましょう~。
案外むずかしくて、いつも少しいびつになるんですよね……。
あとでデザインナイフなどを使って多少は整えられるので、細かいところは気にしなくて大丈夫です!
このパテは約10分程度で乾くので、手早く作業していきます。
パテが完全に硬化するまで待って、次の工程へ。余分なパテを削っていきます。
デザインナイフを用意しましょう。カッターナイフでもいいですが、このような丸い刃が替刃に付いているデザインナイフだと理想的。
直線の刃と、丸い刃がありますので、削りたい部分にあわせて刃を付け替えましょう。
直線刃だとこんな感じ。
ちょっと削りづらいので、丸刃に変更してみたら……こんな感じ。
丸刃の方がお皿のカーブに沿って削りやすいです。
ナイフで大まかに削ったらマスキングテープをはがし、耐水ペーパーで細かい凹凸を削って整えていきます。
なめらかに整えたらOK!お皿の形が復活しました~!
最後に金を施して装飾しましょう♪
キットの材料を混ぜ混ぜ、小筆で塗ります。
このように、パテの部分に金を施し、乾かしたら完成です!
所要時間(乾燥時間を含まない)は、約45分程度でした!
「金継ぎ教室プログラム」には必要なものがほぼすべて入っているので、らくちんですよ♪
注意点として、このキットに含まれる材料で金継ぎした器は、直接食品を入れたり、口をつけたりすることをおすすめしていません。
例えばこのように大きなお皿のフチの欠け、器の裏面の欠け、取っ手などは、直接食品や口がふれることはないので、大丈夫ですよ。
(インテリアとして使ったり、口や食品が接触しない箇所に使用したりするならOK)
※真ちゅう粉や合成樹脂塗料などはもともとホビー用で、食器修復用としての基準を満たすのか、定かでないため。
簡単なので、みなさんもぜひやってみてくださいね!
過去のブログ記事に「本物の金粉と漆を使った金継ぎ」もありますので、ご興味がある方はご覧ください^^
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