2021.12.24
誰かに使ってほしいけど、なかなか手放せず、眠っているモノ、きっとみなさんもお持ちですよね。お相手のことを深く知らないのに売ったりゆずったりするのもなんだか違うという気持ち。
でも、どうでしょう。「ゆずってほしい」と手をあげた人が顔を知らない誰かでも、フェリシモに集う、好きが同じで想いが通じる人だとわかったら「あなたになら!」とゆずりたくなるのでは?
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今回は取り組みにご参加いただいたお客さまから、想いのこもったつまみ細工を出品いただきました。
ご縁あって、お客さまからゆずり受けた「晴れの日のつまみ細工」を「使いたい人」に。
想いと想いのマッチングを実施!
使いたい人:
夫・娘・息子と暮らす
会社員Y・Hさん
今回ゆずっていただいたつまみ細工は、娘の七五三の髪飾りに使います。本当は、自分で作ろうと思っていたんです。私自身、もともと手芸が好きで、つまみ細工も小さいものなら作ったことがあって。だけどなかなか作る時間がなくて、気づけば七五三が2ヵ月後にせまっていました。そんなときに、つまみ細工譲渡企画の案内メールが届いて、即応募しました。ゆずってもらえることが決まったときは、とてもうれしかったです。届いた作品は、私がふだん作るつまみ細工より花びらのひとつひとつが小さいので、作った人は技術があるなと思いました。花びらが小さいということは、もとの布も小さいはずで、作るのが大変だっただろうな、と。七五三の着付けの練習がてら娘の頭に飾ると、娘も「いいね、いいね」と喜んでいました。今回は無償でゆずってもらいましたが、ちょっと申し訳ない気もするので、ゆずり手さんにも何かメリットがあると、私もうれしいですね。
後日、七五三を終えて
ゆずってくださった方の繊細で丁寧な作品づくりに、尊敬と感謝の気持ちで一杯です。
七五三当日は、娘も美容室で日本髪に結ってもらい、軽くメイクもしてもらい、とても素敵なお姫さまに仕上がり本人も私も満足でした。「とてもかわいい。ぶら下がってる房がいいね。お祭りとか花火大会でも使えるね」と娘も喜んでいます。
今回ゆずっていただいたつまみ細工は、繊細に丁寧に作られていて、製作には手間と時間がかかったと思います。そのような作品をおゆずりいただき、本当にありがとうございました。実はいただいた作品に刺激を受けて、私も夜なべ仕事でつまみ細工を作りまして、七五三当日はじゃらじゃら着けてお参りしました(笑)。
手づくり品は作る工程も楽しいですが、使ってもらえるとなお満足ですよね。フリマサイトで作品を販売する方もいるようですが、私や年配の方は、めんどうでやらなかったりします。今回の譲渡企画のような、手づくり品をやりとりできる仕組みがあるのはとてもよいと思います。
ただ、手づくりするには材料費と手間が発生するので、ゆずってくださる方にも感謝&対価を表せるようになるとさらによいと思いました。お互いにWINWINで企画を楽しめるといいですね。
今はまだチャレンジ段階の試みですが、今後みなさんと一緒にこの“メリーマッチング”を少しずつ盛り上げていけたらと思います。ご参加&ご意見お待ちしております!
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今よりちょっとだけ上手な「つかう」を覚えたら、 今よりちょっとだけ「つかいきれなかった」が減ったら、 それは前よりちょっといい世界かもしれません。
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みんなの感想
1. 椿さん 2022年02月02日 11:13
自分の小さなキッカケで、誰かに関われる。そんな素敵な機会があるのなら、ぜひやってみたい。参加したいものです。自分以外との外の繋がりを実感したいと思います。