後悔しない部屋を選びたい!

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社会人のひとり暮らし
理想の部屋の選び方

社会人になってから1、2年がたち、
「お金が貯まったからそろそろ自立したい」
「実家から会社が遠く、ひとり暮らしをしたい」
と思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、慣れない土地でのひとり暮らしで、たくさんある物件の中から後悔しない部屋を選ぶのはむずかしいものです。
そこで、理想の暮らしから考える後悔しない部屋選びのポイントをご紹介します。

ひとり暮らしの部屋選び、何を優先したらいいんだろう

あこがれの新生活を始めるにあたって、交通の利便性、間取り、家賃、オートロック、バストイレ別がいいなど、希望の条件や理想は人それぞれです。
しかし、すべてが好条件な物件となると、想像より家賃が高くなってしまうので注意。
ひとり暮らしでは、家賃だけではなく公共料金の支払い、食費などさまざまな出費があり、家賃が高すぎると生活が苦しくなってしまいます。
そうならないためにもまず、「これだけは譲れない」という優先順位をしっかりと決めることが大切です。
理想の暮らしを考えてみることで、妥協できる部分・できない部分が見えてくるかもしれません。

理想の暮らしを想像してみたら

日当たりがよく明るい場所がいい、インテリアをおしゃれに配置したい、ひとり時間を楽しみたい、友人を呼べる楽しい部屋にしたいなどと、考えている時間はワクワクします。
SNSやネットで自分の理想の部屋のイメージにぴったりな部屋の写真や、インテリアをチェックしてみると、具体的に想像がふくらみますよ。

①休日を家でのんびり過ごしたいひとは

さあ、今日は仕事は休み!ゆっくり家で過ごしたいなぁ。
と思っている矢先、上の階に住んでいる人の洗濯機の音、掃除機をかけている音が気になる……。
物件を探す際に防音についてしっかりと確認するべきだったなと、私が後悔している点の一つでした。

家で過ごす時間を大切にしたいなら、壁が厚いなど防音設備がしっかりした部屋を選ぶことにより、ご近所トラブルも避けることができ、周りにもあまり気を使わずストレスにもなりません。
また、周辺に大きな道路や飲食店があると、車やバイク、人の声などの騒音が、昼夜問わず気になります。
通勤時間がかかってしまいますが、駅から少し離れたところや郊外だと、車や人通りが少なく静かなところが多いので、周囲の騒音を気にせず生活が送れるのではないでしょうか。

②自炊に力を入れたいひとは

社会人になりたてのころは、給料が低く収入が不安定なものです。
少しでも節約したいと自炊を始めたにもかかわらず、ひとり暮らしの部屋のキッチンはコンロが一つでシンクも小さく、コンパクトなものが多い印象です。

広々とした大きいキッチンのある部屋を選べば、調味料や食器などを収納する場所も増え整理整とんができて、見た目もスッキリし調理中もストレスなく料理を楽しめます。
また、背が高い方はキッチンが低いと腰を痛める可能性もあります。物件の内見の際に自分にあった高さなのかをチェックすることも大切です。

上記の内容は、料理好きで自炊をしたいという方にとってのこだわりの条件になります。
ひとり暮らしの場合、スーパーなどのお弁当や惣菜を買う方が安く済むこともあります。
なので、料理しないかも……と思ったらキッチンの優先順位は下げてもいいかもしれません。

③周りとかぶらない部屋にするには

近年では、おしゃれで個性的なつくりのデザイナーズ物件も人気です。
コンクリート打ちっぱなしの部屋や、ロフト付きの部屋、メゾネットタイプの部屋などがあります。
私も社会人になってひとり暮らしを始めた部屋は、デザイナーズ物件でロフト付きのワンルームでした。
遊びに来た友人から、「おしゃれでうらやましいな〜」と言ってもらえて、とてもうれしかったのを覚えています。

デザイナーズ物件は、壁紙の色が一部だけ違うアクセントクロスを用いた部屋も多く、何もない空間でもおしゃれな雰囲気になりますが、家具やインテリアを配置していくことで、もっと自分好みの部屋づくりができて、ひとり時間や、友人を招くのが楽しくなります。
一般的な物件と比べると少し家賃は高くなりますが、駅近であることなど別の条件を妥協すれば、価格の安い物件もあるので、ぜひ探してみてください。

編集部のまとめ

社会人になると環境が大きく変わり、仕事と家事との両立で忙しく、上手くやっていけるのかと不安な気持ちでいっぱいだと思います。
仕事で疲れて帰ってきた日も、自分らしい部屋が息抜きや癒やしの場所になると思うので、部屋選び・部屋づくりを楽しんで充実したひとり暮らしをスタートしましょう!

STAFF
text:chiaki ogino
illustration:iina