【レシピ記事】 DIYキットに挑戦【ヘリンボーン柄天板】

投稿日:2018年9月13日(木曜日)


こんにちは。フェリシモ女子DIY部のばびです。

フェリシモ女子DIY部オリジナルDIYキット、第二弾が誕生しました!
今回ご紹介するのは「ヘリンボーン柄天板 DIYキット」
ヘリンボーン柄のインテリアにあこがれたものの、販売されているものはなかなかのお値段で、あきらめた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
その夢を叶えることができないか?と我らがフェリシモ女子DIY部員ちまこがいろいろと試行錯誤を繰り返した結果、生まれたのがこのキット。

見てください!この仕上がり!風合い!!
とてもDIYしたものとは思えません。

※ヘリンボーンとは、模様の一種で、開きにした魚の骨に似る形状からニシン(herring)の骨(bone)という意味。形状は、V字形や長方形を縦横に連続して組み合わせられています。

ヘリンボーン柄天板 DIYキット

制作日数は約4日(とはいえ、乾燥時間がほとんどなので、作業時間は約5時間!)、使用する道具もちょっと多めで難易度は★5つ!
かける手間も作業難易度も、ほかのキットより高めになっております。
でも、落ち着いて作っていけばステキなヘリンボーン柄の天板が手に入りますよ!

それでは、どのように作っていくのかご紹介しましょう~♪

セット内容

セット内容は……

●天板の土台用木材4枚
●縁取り用木材4本
●ヘリンボーン用板35枚
●接着剤1個
●との粉1個
●かくし釘14本
●紙やすり120番・240番各1枚
※脚は別売です。

作業に入る前に、すべての材料がそろっているか確認しましょう。
そして組み立てる前に、下準備として木材のケバやささくれをとるためにセットされている紙やすりで全体を軽くやすります。
色は最後に塗るので、無塗装のまま作り始めましょう!

◆1日目 土台作り◆(所要時間 約30分)

木材

木材は、左から土台となる板、縁取り用の木材、ヘリンボーン柄を作る薄い板の3種類です。
ヘリンボーン柄用の板は、表と裏で色の濃さが違うものがあるので(※天然素材のため、色差が少ない場合もあります)、これを交互に並べると縞模様になりますし、あえて同色で並べたり、バラバラに色を変えるなど、自由な使い方ができます。色差をはっきり出したい場合は天板に貼り付ける前に、ヘリンボーン用板を2色の塗料で塗分けするのがおすすめです。

今回は、オーソドックスに交互に色を変えて縞模様を作っていきました。
このキットは、接着剤で接着、1日しっかり乾燥させてまた接着剤で接着して1日乾燥……という作業を繰り返すので最低4日間必要です。
乾燥期間は、1日以上ならそれ以上長くても構わないので、あせらずゆっくり進めていきましょう。

あせって作っちゃうとずれたりしちゃいますからね^^;

まずは土台作りから始めます

まずは土台作りからはじめます。
長方形の土台用の板2枚を正方形になるように並べて、付属の接着剤をまんべんなく塗り広げます。

2枚の板を90度回転させた形で並べて、しっかりと密着させます

その上に、2枚の板を90度回転させた形で並べて、しっかりと密着させます。

全体に重量がかかるように重しをします

その上に、全体に重量がかかるように重石をします。雑誌などを数枚重ねたものでも構いません。
この状態で丸1日以上置いてしっかりと乾燥させます。

◆2日目 板貼り◆(所要時間 約1時間30分)

土台の上にヘリンボーン柄用の板を並べて仮置きしていきます

土台の上にヘリンボーン柄用の板を並べて仮置きしていきます。
2枚ずつ、L字になるように並べていくのがコツ!

土台が見えなくなるようにしっかりと敷き詰めていきましょう。
一番右側の写真のように、位置が決まりました!
端の方の板の乗る面積が小さいので、落ちそうですね。
こういう場合は、あらかじめ短く切った板を使用するとやりやすいです。
この木材、とても薄いのでカッターナイフで数回押し切れば切断できます。

カッターナイフを使用する際は、細いものだと折れやすくて危ないので、できるだけ大きなものを使ってくださいね。
フェリシモ女子DIY部おすすめのカッターナイフはこちら

左右が均等にはみ出るようにすると、ヘリンボーン柄が対称にできます

端に小さなすき間が空かないように、板の位置を調整をしましょう。土台の板よりも、ヘリンボーンの板がはみ出るか、ぴったりになるようにしてください。
左右が均等にはみ出るようにすると、ヘリンボーン柄が対称にできます。

作り方

一枚ずつ端の方から接着剤で貼っていきます

ずれないように、一枚ずつ端の方から接着剤で貼っていきます。
並べた板を1枚外して、そこに接着剤を塗り広げ、外した板をもとの位置に戻す……という作業を繰り返していきましょう。
接着剤は、塗りが甘いと端が浮いてきますので、塗り漏れがないようにしっかりと端の方まで広げてください。
また薄い板がもともと沿っている場合は、くっつくまで上から押さえておいてくださいね。

板がずれないように、他の人に手伝ってもらうと、ワイワイできて楽しいですよ~☆

重石を載せて1日以上乾燥させます

すき間ができないようにしっかりと敷き詰めた状態に接着できたら、その上にごみ袋などのシートをかけ、重石を載せて1日以上乾燥させます。
土台と同じように、重量が全面にかかるようにしっかりと重石をしましょう!

◆3日目 側面~表面の仕上げ◆(所要時間 約1時間30分)

天板をひっくり返して、はみ出ている部分をカットしていきます

天板をひっくり返して、はみ出ている部分をカットしていきます。
床を傷つけないように、段ボールを何枚か重ねた上で作業してもよいですが、気がついたら床までいってた!なんてことがよくあるので、カッターマットを使用することをおすすめします。
1回で切ろうと思わず、数回かけて、カッターで押し切ってください。
ゆっくり慎重にやれば、切り口がゆがまず垂直に切ることができます。
ここで垂直に切ることができれば、仕上がりが格段にきれいですよ!

切り終えたら、側面が平らになるように付属の紙やすりの目の粗い方でやすりがけをし、天面も表面が滑らかになるように軽く磨いておきます。裏面もざらざらしていますので、気になる方はこの時にやすりがけしておきましょう~。ちなみに私たちはやすりませんでした^^;
このときに、我らがマルチエボ、サンダーモードを使用すると、とっても作業がラクになりますよ!まじ便利!!

このとき、薄い板が垂直に切れておらず、土台からはみ出ていると、縁取り用木材がしっかりと付けられないので、はみ出ている部分をしっかりとやすりましょう。
板に対して垂直方向にやすると、木の繊維がめくれてしまう恐れがあるので、必ず水平方向にやするようにしてくださいね。

やすり掛けができたら、縁取り用木材を接着剤で接着していきます

やすりがけができたら、縁取り用木材を接着剤で接着していきます。
角材と天板の厚みが違うので、天板を裏返しにした状態にし、平らな床の上で作業すると表がフラットな状態で接着することができます。

※縁取り用木材の端が斜めにカットされていますが、より精度の高い作品に仕上がるように製品版では長方形の角材となっています。

3点を釘打ちします

接着できたら、それぞれの辺を左右真ん中の3点を釘打ちします。
くぎ頭が目立たないように、付属のかくし釘を使用します。

かくし釘の打ち方

縁取り用木材の取り付け完了です

縁取り用木材の取り付け完了です。
おお!ヘリンボーン!!

でもまだ細かいすき間があったりして、少し不格好ですね……
この、気になるすき間を埋めるために使用するのが、付属の「との粉」というアイテムです。

木を微粒子状の粉末にした、木の粉です

木を微粒子状の粉末にした、木の粉です。
これを水で溶かしてペースト状にしたものを塗ると、木の細かい凹凸が埋まり、表面をなめらかに仕上げることができます。

絵筆などを使って、塗っていきましょう

絵筆などを使って、塗っていきましょう~。
すき間の大きなところは念入りにとの粉を塗りこんでおきます。

との粉は、全面にしっかりと塗っておきます

との粉は、全面にしっかりと塗っておきます。
生乾きのときに、ウエスでとの粉をすりこみ、余分なとの粉は取り除きましょう。
なんだかムラがひどく見えますが、乾くと目立たなくなるので心配なっしんぐ★

裏面は塗らなくていいですよ~。
さて、この状態でまた1日乾燥させます。

◆4日目 塗装◆(所要時間 約1時間30分)

全体が滑らかになるようにやすり掛けします

との粉が乾いていることを確認したら、全体が滑らかになるようにやすりがけします。
紙やすりを使用する場合は、目の細かい方(240番)をご使用ください。

でも、何といっても私たちのおすすめはマルチエボ!ラクに表面がきれいになりました~♪

やすりがけが終わったら、乾いたウエスなどで余分な削りカスをふき取って、お好みの色で全面を塗装します

やすりがけが終わったら、乾いたウエスなどで余分な削りカスをふき取って、お好みの色で全面を塗装します。
木目を生かすために、ステイン塗料、もしくはウッドワックスがおすすめです。

こちらの写真はステイン塗料を使用していますが、最初に出てきた見本はウッドワックスを使用しています。
ほかにも、ワトコオイルなどもおすすめです。
いろんな色があるので、いっぱい悩んでくださいね!

フェリシモ女子DIY部で販売中の塗料はこちら

塗料が乾いたら完成です!

別売りの脚を取り付ければ、世界でたったひとつのとってもステキな、私だけのヘリンボーン柄テーブルができました

別売りの脚を取り付ければ、世界でたったひとつのとってもステキな、私だけのヘリンボーン柄テーブルができました!
天板だけの状態でこたつの天板として使ったり、オブジェとして壁に立てかけたり、いろいろな使い方ができますね。

みなさま、ぜひチャレンジしてみてくださいませ~☆

▼脚はこちらで販売しています。
スチールテーブル脚 黒
スチールテーブル脚 白
スチールローテーブル脚 黒
スチールローテーブル脚 白

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