2022.10.14
Podcast番組「OVER THE SUN」も大人気のコラムニストのジェーン・スーさんと元TBSアナウンサーの堀井美香さん。おふたりに聞くと「特に話すテーマは事前に決めていない」という同番組は、9月には配信100回目を迎え、リスナーからのお便りもますます多く寄せられています。話すこと、ともに語らうことーーそこで生まれたおふたりの関係やご自身の変化とは? これまでの配信を振り返りつつ、お話を伺いました。
文/アケミン 写真/高見知香
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堀井美香
1972年生まれ、秋田県出身。’95年にTBS入社後、2児の出産を経て、数々のアナウンス、ナレーションを担当。'22年3月、同社退社後、現在はフリーアナウンサーとして活動。現在もTBSラジオのPodcast番組「OVER THE SUN」は続投
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ジェーン・スー
1973年生まれ、東京都出身。作詞家・コラムニスト・ラジオパーソナリティ。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」などで活躍中。連載、著書多数。最新刊に『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)
「OVER THE SUN」はコロナ禍で始まったよね。ステイホームで外出もままならない時期に、週に一度スタジオに来れば必ず美香ちゃんとおしゃべりできた。これがわたしとしては、とてもありがたかったですね。
ほんとにね。そして9月には配信100回目を迎えたなんて。ひとえに聞いてくださっている互助会メンバー(番組リスナーのこと)のおかげですよね。
「OVER THE SUN」の収録では、スーちゃんと掛け合って話していくうちに、自分のなかにあるモヤモヤが少しずつ言葉になって「あ、自分はこんなこと考えていたんだ!」とハッキリと形になっていったことが何度もありました。
話して言語化していくことって、すごく大切な作業だよね。
この番組は、あらかじめテーマも決まっていないし、リスナーさんからのお便りをきっかけに、話が思わぬ方向に転がっていったこともたくさんありましたね。
ときにくだらないと思える話でも、人と人との”温度”を感じたり、ぬくもりのある会話をわたしたちが続けていった。そしてその様子が、結果としてたくさんの方に聞いてもらえた。そう考えると会話の内容そのものが有意義かどうかって、実は大した問題ではないのかも。とくにコロナ禍では、友達とのくだらないやりとりって、なかなかできなくなってしまったよね。
わたしたちのおしゃべりが誰かの役に立っていたとしたら、ありがたいことですよね。
すぐに役に立ったり、内容のある話をすることが”成長”とか”学び”だと思われがちだけど、必ずしもそうとは限らないんだよね。たまにこの番組でも話すけど、一見するとムダに見えることって実は今の時代、すごく必要なのかもしれない。
なにか有意義な議論をするだけが、「話す」こととも限らないですよね。
まぁわたしたちの話はくだらなくて申し訳ないですけど(笑)、これからも温もりのある会話を続けていければと思いますね。
やってみよう
一見くだらないおしゃべりでも、話してみよう!
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あなたの心をくぐって出た、ほんとうの言葉が、やがて、社会のしくみごと変わっていくかもしれない。そのきっかけとなる試みと取り組みを、おとどけします。
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みんなの感想
1. ハンナさん 2022年10月19日 15:45
字が小さくて薄くて、がんばらないと読めない…、でも頑張って読みました!
2. キミコさん 2022年10月27日 06:29
話すは離すだから、言葉に思いが乗っかって離すんだなと感じる事が良くあります。
3. いいね、昭和生まれの40代さん 2022年12月01日 06:13
お二人共年齢が近くてリスナーなんだけどお仲間に入れてもらってる感じで。