【連載】元部員の古民家リノベ 報告 キッチン・ダイニングの床編その3【元部員みねてぃのDIYライフ in 吉野

投稿日:2020年3月18日(水曜日)


こんにちは! 元フェリシモ女子DIY部員のみねてぃです。

こんにちは! 元フェリシモ女子DIY部員のみねてぃ

古民家リノベーションした時の記録、その25です。
前回はキッチン・ダイニングの床を「寄せ木張り」と呼ばれる張り方に張っていきました。

前回はキッチン・ダイニングのの床を「寄せ木張り」と呼ばれる張り方に張っていきました

1日ではフロアの半分も張れず、今回は続きです。

1日ではフロアの半分も張れず今回は続きです

動画で張り方を見てもらうとわかるのですが、非常に時間がかかります。

今回はボクが他のところのリノベを進めていたので大工さんふたりで作業していただきました。ひとりが板の長さをカットする係。無垢の板なので微妙に幅の寸法が違っていて張り進めるとちょっとずつ寸法が変わってくるのを、次の張る寸法を計算しながらカットしたり、さね(※)を落とした部分に合い釘を打っていきます。もうひとりがボンドをいれて板を固定しながら3枚に1枚さねをノミで落としていきます。
これをひたすら互い違いの方向で正方形をつくり出していくのですが、このフロアを張るだけで丸3日かかりました。ただの床、ただ足がふれるだけの床、されど床。改装中は物がない空間なので当たり前ですが隅までびっしりと張っていきます。家具や家電を置いてほぼ見えなくなるところもあるのに無垢の板で床をつくるのは間近で見ているからこそとても贅沢なことだなと感じました。
※フローリング材には、〈さね〉とよばれるデコの部分があります。それが邪魔して、この寄せ木張りでは、隣り合う材に差し込めないものが3枚に1枚出てきます。いちいちのみを使って〈さね〉を落とさないといけません。

無垢の板で床をつくるのは間近で見ているからこそとても贅沢なことだなと感じました

ワンフロア張り終えたら、次はコーティングを兼ねて着色していきます。
リビングと同様に塗る塗料は「オスモ ウッドワックス」。

リビングと同様に塗る塗料は「オスモ ウッドワックス

自然の植物油ベースでオイル塗料と呼ばれるものです。塗膜を作らないので塗装面の割れ・はがれ・めくれなど起きずに、浸透性の塗料なので木の呼吸の妨げはありません。このウッドワッックスの色はクリアーのほか13色色付きのがあり、リビングは色付きの中でも「オーク」を塗りましたが、今回のキッチン・ダイニングは「ウォルナット」というものを選びました。
ウォルナットはオークより色が濃いです。キッチン・ダイニングは調理の際何かと床にこぼしたり、まだ子どもが小さいので食べこぼしがあったりと汚れやすいと思ったので濃い色を、この寄せ木張りには濃い色が似合うかなと思い選びました。

フェリシモの方が友だちを連れてリノベを手伝ってくれました。

床を塗ってくれたのはフェリシモの方が友だちを連れてリノベを手伝ってくれました

上の写真はまだ塗る前の白木の状態の床です。
リビング同様コテバケを使って塗っていきます。

ひとりがコテバケで塗料をあらかた塗っていき、もうひとりが先に塗った後を追いかけるようにして付きすぎた余分な塗料を雑巾でふき取っていきます。雑巾は塗料まみれになったらすぐ新しいのに交換したほうが作業効率はいいです。
リビングより面積は狭いので大体2時間ぐらいで塗り終えました。

塗り終えた後の床はこのような感じ。

色が濃い分木目もくっきりと浮かび上がった印象です。
また正方形に木目が交錯することで光の当たり方で一方向から見たら縦と横で若干色の見え方が変わってきて表情がより印象的な床が出来上がりました。

また正方形に木目が交錯することで光の当たり方で一方向から見たら縦と横で若干色の見え方が変わってきて表情がより印象的な床が出来上がりました

床が出来上がったところで次回は引き続きキッチン・ダイニングのリノベを進めていきます。

みねてぃ(元フェリシモ女子DIY部員)
みねてぃ(元フェリシモ女子DIY部員)
フェリシモ女子DIY部卒業後は奈良で木工家具工房を開業するためただいま準備中。
インスタグラムでは古民家と工房のリノベーションの様子、また家具などの製作物をあげています。
【インスタグラム】
https://www.instagram.com/wataru830/

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