思い出の品を再利用してプラス!カーテンタッセルを作ってみた。

投稿日:2025年8月1日(金曜日)


こんにちは。フェリシモ女子DIY部のけもです。

子ども部屋のカーテンを新調したのですが、カーテンタッセルがないまま過ごしていました。
「カーテンタッセルがほしい。」と子どもが言うので、「自分で作ってみたら?」と促してみました。
すると、娘がやる気になったので、隣でアドバイスしながら見守ることに。
今回は、それをレポートしたいと思います。

出来上がり

こちらが完成品です!!
カーテンとおそろいの布製の物でないのがミソ!
さて、このタッセル、あるものを再利用し、材料の一部にして作っています。
それは~~~~~~~~~~~~~~。

積み木

こちら!!
子どもが小さいころに遊んでいた積み木です。

処分する寸前

子どももずいぶん大きくなったので、これで遊ぶこともなくなり、処分する寸前でした。
でもDIY好きとしては、木材をみると、「なんだかもったいない。」そんな気になって、思い出の品を何かのインテリアに再利用できないかな……と思っていました。
穴をあけたら大きな木製のビーズになるな~と考えていたので、子どもに提案すると大賛成!
カーテンに似合いそうな感じに仕上げるため、イメージをふくらませることをアドバイスしてみると、いろいろネットで下調べをしていました。
その結果、積み木ビーズに通したひもをマクラメ編みしてカーテンタッセルを作ることに。

マクラメ編みとは、編み棒などを使わずに、ひもを手で編んだり結んだりして模様を作る技法のこと。
また、たくさんの編み方があるので、作れる物はミサンガやネックレスなどのアクセサリーやインテリア、バッグなどさまざま。

ひも

マクラメに使うひもにはいろいろな種類があるらしく、素材や太さによって編んだときの雰囲気が変わってくるらしいです。
アクセサリーを作る場合は細いひも、今回のようにインテリアとしての物を作る場合は、太いひもと作る物に見合ったものをチョイスします。
今回は、いろいろ調べてカーテンに合いそうなものをネットで注文して用意しました。
そのほか、家にあった他のウッドビーズも出してきました。

他のウッドビーズ

さてさて、始めていきましょう~。

積み木

まずは、並べ方や組み合わせを考えて使う積み木をチョイス。
積み木は重みがあって大きめだったので、使う形は円柱形の1種類だけにしたようです。
積み木をビーズのように使うので、穴をあけなければなりません。どこに穴をあけるかによって、見え方が違うので、いろいろ考えて……。
いざ、ひもを通すための穴をあけます!
電動ドリルを使ったことのない娘はちょっとこわごわドリルを操作。
突然、太いドリルで穴をあけてしまうと、木が割れてしまうことを伝えて、一番細いドリルビットの2㎜を使って、穴をあけてきます。
下に端材を敷いて、地面に貫通しないようにすることも教えました。

貫通しない

初めてドリル穴をあけるのが平面ではなく、曲面だなんて。
しかも、2㎜のドリルビットの長さが足りなかったため、貫通しないという誤算。

失敗はつきもの

DIYに失敗はつきもの!ということもしっかり伝えて、リカバリーの方法を考えるのも楽しいよ~。と言ってみました。
あきらめず、次に太いドリルで穴をあけます。先ほどのドリルビットより長いものです。

貫通

貫通しました~~~~~!!
娘もうれしそうです。

穴を大きく

斜めに穴があいてしまうのではないかと横で不安に思っていたのですが、意外とうまくいきました。
太いドリルビットに交換して、どんどん、穴を大きくしていきます。

硬い

そして、ふたつ目も穴をあけていきます。
ん。ん、ん、ん~。
途中まではドリルの先が入っていくのですが、その先はパワー不足か、全然穴があく気配がありません。
「さっきはうまくいったのに……」
どうやら、途中に節らしいところがあるみたいで、先ほどの積み木より硬いようです。
木の種類によっても硬さが違うこと、天然のものなので、同じ種類の木でも部位によって硬さが違うことも教える教材になりました。

ドリルドライバー

今、使っているのはブラック&デッカーで、初心者でも扱いやすいドリルドライバーです。
正確な作業に適していて、作業音も静か。初心者の娘にどうかと思ったのですが、今回は、穴があかない事態が発生したので、インパクトドライバーを出してくることになりました。それがこちら。

インパクトドライバー

インパクトドライバーとは、パワーが強いのですが、私の持っているものは重いし、作業音も大きく、扱いがむずかしいんです。
でも、このままだと作業が進まないので、下穴も途中まではあいていることだし、使ってみることに。

いとも簡単

先ほどと同じく、下に端材を敷いて、これまた恐る恐るやっていました。
ウィ~~~~~~~~~~~~~~~ン。
なんと!いとも簡単に穴があきました。恐るべしパワー。さっきはぜんぜん穴があかなかったのに!!

ラバーウッド

ちなみに、この積み木はどんな木の種類かと思って見てみたのですが、「ラバーウッド」でした。
ゴムの木ですね。まな板などにも使われる木材で、そこそこ硬い木だということも判明。勉強になりました。

繰り返して

穴はあいたものの、ひもを通すにはまだ穴が小さいので、ドリルビットの太さを太くして穴を大きくしては、次に太いドリルビットに変えて……を繰り返していき、穴を大きくしていきます。

他のビーズ

使用する他のビーズも、穴が小さいものはドリルで穴を大きくしておきました。
いろいろありましたが、できました!!
初めてにしては、うまくいったのではないでしょうか!!
積み木がウッドビーズになりました。(一番左が積み木ビーズです)

確認

ちゃんとひもが通るかを確認します。
通りますね~。

紙やすり

次は、紙やすりで毛羽立ちを落として、表面をつるつるにしていくという作業に入ります。
これをしておくのとしておかないのとでは、できあがりが違うので、しっかりとやすっていきます。

着色

次に、部分的にウッドビーズをグレーにしたいというので、着色することに。
水性のミルクペイント・筆・ヨーグルトの空き容器を用意しました。

ミルクペイント

できたウッドビーズに混色したミルクペイントを筆で塗っていきます。

マット

マットないい感じに塗れました。
木そのままのナチュラルカラーとグレーの組み合わせ、どんな感じになるのでしょうか。
いろいろ想像をふくらませて楽しいです。

マクラメ編み

次は、マクラメ編みをしていきます。
材料は、
ひも
ウッドビーズ
木工用接着剤
(ひもを挟む)バインダー
メジャー
はさみ
です。

左右編み

クリップで2本のひもを挟み、「左右編み」という編み方をします。
まず、逆4の字を作り、ひもをくぐらせて、編みます。

4の字

次に、4の字を作り、編む。
これを左右で繰り返していきます。

房掛け

7㎝くらい編めたら、輪を作ります。この部分が房掛け(フック)に掛ける輪っかになります。

左上ねじり結び

この輪っかをクリップで挟んで留め、今度は4本のひもで「左上ねじり結び」という編み方をしていきます。
中央の2本を芯にして、4の字を作り、芯の下から左斜め上にひもを通して編みます。
これを繰り返していくと、ねじねじ模様が出てきます。5回くらい編むと、編んでいる2本のひもが右側にきてしまうので、裏返して編み続けます。
編んではひっくり返し、編んではひっくり返しを繰り返していくと……

ねじねじとした模様

ねじねじとした模様が現れてきます。
模様が現れるのが楽しいみたいで、作業に没頭していました。
太い目のひもを使っているので、割と短時間でサクッと左右の2本を作っていました。

対の

次に対のもう1本のカーテンタッセルにも取り掛かります。
左右編みを2本作り……

右上ねじり結び

先ほどと同じように輪っかを作ってから4本どりにしてバインダーに挟みます、
そして、今度は「右上ねじり結び」という編み方をしていきます。
中央の2本を芯にして、逆の4の字を作り、芯の下から右斜め上にひもを通して編みます。
これを繰り返していくと、先ほどとは逆のねじねじ模様が現れてきます。

左右の2本

左右の2本、できました!

ねじねじ模様が逆

「右上ねじり結び」(左)と「左上ねじり結び」(右)です。
こんな感じでねじねじ模様が逆にできています。

組み立て

いよいよ、組み立てていきます。
し、しかし、ここで発覚したことが!!!
最初のシミュレーション通りにビーズをひもに通してみたら……
ひも4本分の端を隠すために、最後にビーズに通すのですが、ビーズにあけた穴が小さすぎました。ぎりぎり2本通るくらいの大きさしかないのです。
もう一度、ドリルを出してきて、端の大きいビーズ2個の穴を大きくあけ直しました。
これだけドリルを使うと、娘ももうこわごわではなくなってきていました。

通りました

穴を大きくしたので、ひも4本もこの通り。通りました~!

短く切り

引き続き、娘の作業は進みます。
1本を残して、残りの3本はビーズの中に入れ込んで隠してしまうため、短く切ります。
木工用接着剤で軽く撚(よ)りをかけながらまとめて固めておきます。
ひもにビーズを通して、ビースとビースの境い目で結ぶのですが……

は​た​結び

その結び方で「ほほう!!」と勉強になったので、ご紹介しておきます。
ほどけにくいひもの結び方はないかと調べたところ、ニットには​欠かせない​糸の​結び​方​「は​た​結び」を見つけたようです。
この「はた結び」は、結び目が小さくほどけにくいらしく、今回のDIYには最適でした。
ビーズの間で結んで……

ひもの端

結んだ後のひもの端をビーズに通して見えなくなる位置でカット!

出来上がり

できあがり!!
左右で少し長さを変えたのが娘の工夫。
対になるので、ねじねじ模様が左右で違う向きになっています。

ふさ掛け

ふさ掛け(フック)も自分で取り付けていました。
どの位置に付けるのがベストかも自分で考えて……
こうやって一緒にDIYすることで、そのおもしろさや魅力、達成感が子どもに伝わっていくといいな~と横で見守っていました。
できたカーテンタッセルををカーテンに付けると……

こんな感じ

こんな感じ!!
思い出の積み木も他のウッドビーズになじんでいい感じに。
「かわいくできた~~~~!!!」
と喜んでいました。
自分で作ったインテリアグッズということもあって、愛着も満足感もある様子です。

今回のDIY、いかがでしたでしょうか。
私も横で見ていて、ドキドキしながらも楽しかったです。
捨てずに取ってある積み木があるので、私もまた何か他に考えて作ってもいいかなと思った、娘の夏のDIYでした。

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