ちょっと上級編DIY! キャスター付きで移動式カウンターを作ってみました

投稿日:2017年12月22日(金曜日)


こんにちは。フェリシモ女子DIY部のみねてぃです。
フェリシモの会社の中には、打ち合わせしたり、商談したりするフロアがあります。
この空間をもっと楽しくできるように、コーヒーの社内販売ができたらなと移動式カウンターの依頼を会社から頂きました。

そんなガチなDIYをほとんどやらないフェリシモ女子DIY部ですが、元家具職人という異色の経歴を持っているので、今回はがっつり引き受ける!ということで上級編DIYに挑戦しました。

完成した写真がコチラ!

コーヒーカウンター

じゃーん! とってもいい感じにできました(自画自賛)
ではでは、制作過程を追っていきましょう~!

制作するにあたり、与えられたミッション(要望)は以下。
・コーヒーの販売は、月に1・2回程度なのでイベントがないときは片づけられるよう移動式がいい。
・カウンターの中には、予備のコーヒー豆やカップ・その他備品など置いておける棚とタオルを掛けられるバーがほしい。
・天板はなるべく雰囲気のある木と、コーヒーがこぼれてもあまり汚れが気にならないようにしたい。
・予算は5万円!

まずは設計図を書きました!

設計図

サイズは横幅153cm、奥行き50cm、高さ90cmに設定しました。
いろいろと天板に物を置いたりすると思うと、このくらいの大きさが必要かなと思ったので。
設計図を書いてから、1度ホームセンターに行って材料の選定と予算内に収まるか検討をして、なるべく材料の取りにムダが出ないように設計図を修正しました。

今回そろえた材料は、
■キャスター/ストッパーあり×2個 ストッパーなし2個
■MDFボード/1820㎜×910mm×12mm×2枚 1820㎜×910mm×5.5mm×1枚
■杉板材/2000mm×90mm×13mm×14枚 ←カウンターの前面に装飾で付ける板
■松角材/1820mm×30mm×30mm×4本 ←カウンター内の構造材
■防腐塗料・水性ペンキ(白)・ビス・タオルバーなど

以上がカウンターの下の部分の材料で大体、3万円くらいでした。
天板はこの中には含まれておらず、また後で書きますね。

ホームセンターでそろえた材料は、設計図どおりにカットしてもらいました。

材料

パーツ多いですねー!

まずは、カウンターの前面に装飾で付ける板17枚を作っていきます。
縦に並んだ時、ラインがはっきり見えた方が雰囲気がでるなと思い、一枚一枚角を削ります。

紙やすりを使って手で削るのは大変なので、秘密道具使います!
それがこの『面取りかんな』。

材料の角にあてて手前に引くだけで、角が45°にみるみる取れていきます。

角を削る

次に、組み立てる前に白のペンキを塗っていきます。

ペンキを塗る

ペンキを乾かしている間に、その他の部材を作っていきます。
角材は、カウンターの中の構造材として強度をもたせるためと、後から天板を下からネジ留めするために下穴をあけておきます。

それをMDFに事前にくっつけておくと後の組み立ての際に、無理な姿勢でくっつけなくてよくなるので、どの順番でやっていくのが一番効率がいいのか頭の中でわかっていたら随分とらくになりますね。

くっつけるのは、接着材を塗ってからクランプという道具で圧着させました。

組み立て

ではカウンターの箱部分を組み立てていきましょう!
箱の左右の側面・棚部分・底部分はMDFの厚さ12mmを使用しました。

底部分は一番負荷がかかるので、2枚使いで厚くして強度を出しています。
けれども、材料の削減となるべく軽くしたいので枠のようにしています。

組み立て

右上の写真は底部分が上を向いています。
先に棚の部分を作ってから底部分と合体させます。

そして、ひっくり返して。
うんしょっと……

組み立て

またまた、構造材で全体を補強していきました。

またまた、ひっくり返して、
うんしょっと……(だんだん重くなってきたぞ)

キャスター付け

底部分を上にしてキャスターを付けていきます。
底部分を厚くしたのも、このキャスターを付けるにあたり、ビスがより効くようにと考えました。

おお! 動く動く! ここらへんまできたら完成が見えてきてちょっと感動……。

次は前板を付けます。
前面を上に向けて、うんしょっと……(むっちゃ重い)

キャスター付け

前面はMDFの厚さ5.5mmを使いました。
前面を本体にビスで固定して、一番最初に白で塗った装飾板をカウンターの内部からビスで留めていきます。
こうすることで、前からビスを留めないでよくなりますし、前面はビスを見せずにすっきりした印象になります。

そして左右の側面も白く塗っていきます。(ここらへんの写真なくてスイマセン)

組み立て

タオルを掛けられるバーを取り付けて、
あとは天板を付けて、

天板を取り付け

完成です!

完成

いい感じですね~(自画自賛)

中はあえて白く塗りませんでした。
棚が何段もあって収納もばっちり、使いやすそうです。

もったいぶっている天板はこのような感じ。
(なぜかというと、天板の制作過程を全然写真に収めてなかったから……)

天板

天板の材料はブナという名前の木材です。
よくおもちゃや積み木、楽器の鍵盤などに使われている材料です。
今回は、友だちの木材屋さんに頼んで買わせてもらいました。
4枚の板を接着後、指定の寸法にカットしてもらうまでやってもらって、天板の値段は約2万円でした。
これは友だち価格なので参考にはならないかもですが。
そこから痛くないように角を取り、前部分のみすっきり見えるように角を大幅に落しています。

ブナは白っぽい材なのですが、汚れが気にならないようにブラウンの防腐塗料を一度塗って、さらに表面をやすりがけし、ブラウンの自然塗料(オスモカラーウッドワックス ウォルナット)を2回塗って仕上げています。

ではでは、このカウンターを使って行われたカフェイベントがコチラ。

コーヒーカウンター

今回コーヒーを淹れてくれたのは、阪急三宮近くにお店を構える『Souldrip coffee』さん。
スペシャルティコーヒー専門店で、一杯ずつハンドドリップで淹れていて、コーヒーの概念が覆されるほどおいしいです。
こんなおいしいコーヒーを会社で飲めるなんてしあわせだな~。

コーヒーカウンター

天板の上にメニューや器具などいろいろと物がのるとサマになりますね。
Souldrip coffeeさんも「このカウンター、めちゃめちゃ使いやすいです。」と言ってくれて、作ったかいがありました!

コーヒーカウンター

この日は、代わる代わる社員が来て、コーヒーの話などカウンター越しに気軽に会話しながら目の前でハンドドリップしてくれるコーヒーを楽しんでいました。

今後、このカウンターを使ってコーヒーのイベントはもちろん、夏はアイスを出したいね、とか、お菓子の販売したいな、など、夢が広がります。

カウンターひとつあるだけで、大人のお店屋さんごっこができる。
完成して記念の撮影をしているときも、カウンターに立つだけでちょっとワクワクしてこんなに楽しめるなんて。
おそるべしカウンター!

今回の作り方以外にも、カラーボックスを利用してキッチンカウンターを作ることもできます。
ちょっと大物DIYですが試してみてはいかがでしょう?

https://www.felissimo.co.jp/diy/blog/planning/news/diylesson11/

コーヒーカウンター

コーヒーカウンター

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