金継ぎで復活!割れたガラスの醤油さしをリペア
投稿日:2024年11月22日(金曜日)
みなさま、こんにちは。フェリシモ女子DIY部のやみーです。
今回は、割れてしまった醤油さしに、憧れの金継ぎをしてみました。
まずはこちらをご覧ください。
すごく……素敵に……できました。泣
実はこの切子ガラスの醤油さしは、大学入学の際に友人からもらったとても思い出深いものなのです。(10年近く使っております)
豪快に砕けてしまったので使えなくなってしまったのですが、捨てられないな、どうしようかな……と思っていました。
そのままキッチンに置き続けて3ヵ月。はっと気がつきました。
憧れの金継ぎをするチャンスなのでは……?!と。
フェリシモ女子DIY部メンバーも、たくさん金継ぎをしているので、気になっていたのです!
▼金継ぎ関連記事の一覧はこちら
▼使った材料
・エポキシ接着剤(ガラス接着可のもの)
※食器利用OKの接着剤を使用
・テレピン油
・合成樹脂
・真鍮粉(金色)
・絵皿
・耐水性紙やすり#400
・スポイト
・つまようじ
・筆
・カッター
金継ぎは通常、陶磁器の破損した部分をうるしで接着して行うものですが、今回はエポキシ接着剤で接着していきたいと思います!
かぶれる心配もなくていいですし、お手軽です◎
さあ、まずはこの割れてばらばらになった醤油さしの破片をくっつけるところからスタートです!!
改めて見てみるとなんて悲しいお姿……
エポキシ接着剤をほんの少しはみ出るくらいにつけ、割れたパーツを本体にぐっと押し付けていざ接着!
きれいにくっつきました。
それだけですごくうれしくなりますね~!
ちなみに、接着剤は少しはみ出るくらいと言いましたが、醤油さしの内側にははみ出過ぎないように気をつけてください。
のちのちの処理がちょっと面倒なので、つまようじなどですぐさまはみ出た分をすくい取るのもよさそうです。(反省点)
このまま、ほかのパーツもすべて接着していきます。
元の形になった……!
もうこれで終わってもいいくらいの不思議な満足感でした笑
いやいや、これからが金継ぎ本番なので、次に進みます!
接着剤が乾燥したら、はみ出した接着剤をカッターでカリカリと削っていきます。
ガラスを傷つけないようにゆっくりと、慎重に。
そして、接着剤の部分にだけ、耐水性のやすりをあてて水で流しながら整えていきます。
反射で跡はわかるけど、ほぼほぼ目立たなくなりましたー!
さあ、次はいよいよ金粉を塗っていきます。
今回は割れたところが小さいので、お米2粒分ほどのテレピンをスポイトで2滴(小指の爪くらい)ほど入れて混ぜ、さらに合成樹脂を混ぜたものと1:1になる量を入れて合わせました。
塗っていくぞ……ドキドキ。
いい感じ!!!!
このまま、接着剤の上に細い筆で塗っていきます。
(ガラスの上だけだと削れてはがれてしまいそうなので、接着剤の上にしっかりと!)
そして完成。
うーーん、よすぎる。
もともときれいな切子ガラスの醤油さしだったのですが、より素敵なものになったと思います!
ガラスが厚いところが斜めに割れたので、外側から見ると線が二重に見えているのも素敵ポイントです。
ただ注意点として、金継ぎした食器はレンジでチンができないです。(バチバチなります!)
そして真ちゅう粉で金継ぎした器は、直接食品を入れたり、口を付けたりすることをおすすめできないです。
(インテリアとして使ったり、口や食品が接触しない箇所に使用したりするならOK)
※真ちゅう粉や合成樹脂塗料などはもともとホビー用で、食器修復用としての基準を満たすのか、定かでないため。
この醤油さしをプレゼントしてくれた友人に、割れてしまったことと修復したことを写真付きで伝えると、とっても喜んでくれていました!
そしてこれをきっかけに、6年ぶりくらいに会う約束をしました笑
壊れてしまったからもうだめだ……と諦める前に、どうにかして修復したり、別なことに使えないかな?とチャレンジできるのがDIYのよいところ!
ぜひみなさまも、金継ぎをお試しくださいませ~!
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