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2012年度基金活動報告 ー 紛争地域のこどもたちへの医療活動支援(ドイツ国際平和村) ー

 2012年度に次の基金より拠出したドイツ国際平和村さまの活動レポートをご紹介します。

 

現在ドイツ国際平和村が子どもたちへの援助を行っているのは、アンゴラ・アフガニスタン・タジキスタン・ウズベキスタン・グルジア・アルメニアです。2012年には初めてガンビアの子どもたちを、2013年2月にはキルギスタンの子どもも受け入れました。子どもたちの中には入退院を繰り返し何度も手術を受けなくてはならないときもあり、平和村施設では常時150名前後の子どもたちが生活をしています。

2013年5月、ドイツ国際平和村では今年もチャーター機によるアンゴラへの援助飛行を行い、5月7日ドイツでの治療を終えた子どもたちが家族の待つ母国アンゴラへと帰国していきました。彼らは骨髄炎症、火傷、先天性の病気や形成異常などを抱え、母国では受けることが出来なかった治療を受けるために、何ヵ月も前にドイツへとやってきた子どもたちです。ドイツ各地の協力病院にて手術や治療を受け、退院後はオーバーハウゼン市にあるドイツ国際平和村施設にて他の子どもたちと共に生活し、リハビリを重ねながら帰国の日を待っていました。そして、5月10日治療を必要とする新たな子どもたち約70名がドイツへ到着しました。

戦争や紛争、貧困の中で怪我や病気を負い苦しんでいる世界中の子どもたちの中で、ドイツ国際平和村の支援の手が届くのはほんの一握りの子どもたちかも知れません。しかし、怪我や病気の治療を受けることができた子どもたちの両親にとって、元気になった我が子をその腕に再び抱きしめることが出来たとき、それはおそらく世界の全てが変わるかのような瞬間です。

みなさまからのご寄付は、食事・リハビリ・傷口のケアなど様々な場面で子どもたちが健康な体を取り戻すための平和村施設での生活を支えてくださっています。多くのみなさまのご支援、ご協力によりドイツでの治療とリハビリを終えた子どもたちは元気な体と輝く笑顔、そして未来への希望を手に母国へと帰国していきます。一人でも多くの子どもたちが希望を手にできるよう、今後も地道な活動を続けて参ります。みなさまのご支援に心より感謝申し上げますとともに、これからもみなさまと共に歩んでいけますよう願っております。

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