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2022年度基金活動報告―紛争地域のこどもたちへの医療活動支援(ドイツ国際平和村)

「フェリシモメリーで社会貢献(紛争地域のこどもたちへの医療活動支援)」と「未来を育むフラワーフォト基金」から2022年度に基金を拠出した「ドイツ国際平和村」さまから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。「ドイツ国際平和村」さまは50年にわたり、紛争や危機的状況にある地域のケガや病気を抱えた子どもたちに、ヨーロッパでの治療の機会を提供しています。

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紛争や危機的状況にある地域の子どもたちを援助する活動

ケガや病気を抱えた子どもたちが、ドイツ国際平和村がチャーターした飛行機で渡独する様子

●第89回アフガニスタン援助飛行

「治療援助の必要性は増すばかりです。すぐにドイツでの治療を提供できない子どもたちも多く、このような子どもたちを取り巻く状況を改善しなければなりません。現地での治療に新たな可能性を探り、少しでも子どもたちの苦しみを和らげられるように、現地パートナー団体とさらなる協力をしていきます。アフガニスタンの子どもたちには、長期的な視野で援助をしていかなければなりません。」と、ドイツ国際平和村代表ビルギット・シュティフターは言います。

デュッセルドルフ空港から、無償で治療を行う協力病院へと向かいます

●15人の子どもたちがアンゴラに帰国

4月16日に、アンゴラから骨髄炎などの治療でドイツに来ていた15人の子どもたちと、アンゴラの現地パートナー団体のスタッフは、首都ルアンダに到着しました。長旅の疲れはありましたが、ようやく待っていた家族とアンゴラで再会することができて、喜びにあふれていました。

家族に再会できました!

●ガンビア、ウズベキスタン、タジキスタンの子どもたちの帰国

4月末に、ウズベキスタンの子ども4人とガンビアの子ども4人、タジキスタンの子ども3人が、それぞれの母国へ帰国することができました。彼らは重度のやけどや食道狭窄症の治療のためにドイツに来ていた子どもたちです。いまでは以前のように母国で暮らし、ドイツでの体験を家族に語っていることでしょう。

平和村施設で最後の写真撮影をしているガンビアの子どもたち

〈支援者のみなさまへ〉

2022年はコロナ防疫措置による規制も緩和され、ようやく明るい兆しが見えた1年になりましたが、コロナ・パンデミックとロシア・ウクライナ間の戦争による経済的な影響から、人々の苦しみがさらに増していることは明らかです。

「不衛生な飲料水」や「予防接種の不足」と「栄養不足」は、小さな子どもたちへの医療対応をさらに困難にしています。ドイツ国際平和村では、子どもたち個々の治療援助や現地プロジェクトを通じた各国の医療供給と生活環境の改善を目指しています。

ドイツ国際平和村代表ビルギット・シュティフターは言います。
「さまざまな障壁はありますが、私たちの活動の中心には常に現地の人々や子どもたちがいます。その子どもたちの健康的な未来のために、これからも進んでいきます。」

■ ドイツ国際平和村さまのその他の活動はこちら

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