「フェリシモメリーで社会貢献(紛争地域のこどもたちへの医療活動支援)」から2024年度に基金を拠出した「ドイツ国際平和村」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。
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●2月、15人の子どもたちが将来の希望を胸に母国アンゴラへ帰国!
右大腿部の慢性骨髄炎に苦しんでいたマルシオは医療援助を受け、今回帰国した子どものひとりです。左右の足の長さの違いを補うため、厚さ16センチの靴底が靴に装着されました。この靴のおかげで、歩行補助具なしで歩けるようになりました。「サイクリング、バスケットボール、サッカーなど、母国のアンゴラでスポーツを続けたいです。」とマルシオは言います。そして、特に楽しみにしているのが学校です。「英語とフランス語を話せるようになりたい。夢は建築家になること。」と教えてくれました。

●現地手術プロジェクト
アフガニスタンにおける現地手術プロジェクトによって、2024年内には、56人の子どもたちがドイツ国際平和村の資金援助により現地で手術を受けました。その大部分の子どもたちが、骨髄炎初期症状を抱えていました。現地での手術により、骨髄炎の悪化を防ぎ、大変複雑な処置である骨洗浄をドイツにおいて実行しなければならない状況を回避することができました。2025年も進めています。子どもたちが家族から離れることなく、母国での治療の可能性をこれからも探っていきます。

●5月、アンゴラ援助飛行
ドイツ国際平和村がチャーターした飛行機に乗って、治療を終えた子どもたち25人がアンゴラへ帰国し、その復路便で、新たに治療を必要としている子どもたち59人が渡独しました。

帰国前の集合写真
〈支援者のみなさまへ〉
母国では適切な治療を受けることができない子どもたちを治療のためドイツに受け入れる際、また現地の医療環境の向上を目指したプロジェクトを開始した際、医薬品や食糧品などを困窮状態にある人々に届けた際、さまざまなシーンでドイツ国際平和村では多くの感謝を受け取ります。この感謝の気持ちに対し、信頼を忘れることなく誠意を込めて活動を続けなければと再認識します。
ドイツ国際平和村代表ビルギット・シュティフターは言います。
「活動は、一時的な支援だけにとどまらず、人々に希望を与えるものであるべきと考えます。このような援助活動が可能なのも、ドイツ国際平和村を継続的に支援してくれているみなさんのおかげです。」
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