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海外出張ネタ話

2024.04.23

ガーナの旅~飛行機乗り継ぎ編~まさかのやらかし

正直、海外は人生の中でたくさん行ってる方だと思います。国内の出張もほかの人よりも相当多かったと思います。私の手相には旅人線が両手にしっかりとあるのです。そういう星の下に生れたとしか言いようがないほど、私は移動に縁があります。
ちょっと前に、日本とインドを行き来してるインド人の知り合いに「フライトはどうでした?」と聞くと、「あなたと同じよ、もう特に何も考えていない」と言ってました。


そう、私、気が抜けていました。

今回は前半は視察と団体行動。みなさまにご迷惑がかからないよう。
普段はお薬とか持って行かないんですが。ちゃんと乗り物酔いの薬とか、アルコール消毒、旅のしおりに、服装もガーナ政府の方にも会うので、ちゃんとしたものも入れて。目立たないよう、いつもより地味な白黒の日本人服を用意しておりました。


今回はスタディツアーが終わってから、トシコさんの学校などにお絵かきの授業に行くことになっていたので、300人分の画材をスーツケースに入れていました。大量の紙とベビーパウダーやらテープやら。あまりにも不自然な、怪しいスーツケースの中身。
画材を取られてしまわないか、紙が重すぎて飛行機の重量超過料金をとられないか。そればかり気にしてました。


関空で一直線にチェックインカウンターへ。
今回はエミレーツ航空でドバイ経由ガーナ行きです。
とにかく荷物を預けて、両替をして、と。流れ作業のルーティーンのようです。
チェックインカウンターでドバイまでのチケットはくれたのですが、ドバイからガーナのがもらえなくって。

「あー、オーバーブッキングね」と思ってしまいました。

私は特にオーバーブッキングが多く、乗り継ぎでよくあるのですが。席の数よりも予約が多く入っていて、でも結局は乗れて、アップグレードの席になったり、一番最後に席が決まるとかになります。その場合、乗り継ぎ空港の飛行機会社のカウンターでその先のチケットがもらえます。なので、ドバイからガーナ行きのチケットが手元にないことを疑問に思ってませんでした。


重たーいスーツケースにさよならして、じゃあ、ガーナでねー。と。
保安検査を通って搭乗口へ。まだ全部ていねいな日本語でアナウンスされています。私は最後の方に乗るので、のんびりと飛行機に乗り込もうとゲートに向かうと、


「お客さま、こちらエミレーツのドバイコネクトのホテルチケットでございます」

と紙を渡されました。エミレーツ独特のサービスなんですが、長いトランジットのとき、ホテルを用意してくれるのです。しかし、私はそんなに乗り継ぎ時間長くないんですよ、今回は。


「私じゃないですよ。あ、でも帰りはその制度使わせていただきますね」

見た目年齢に合わせたマダムな落ち着きをもって、ていねいな日本人アテンダントの対応に、ていねいにお答えしました。



「お客さま、チケットご確認ください。お客さまでございます」



またまたーーー


え? あ、ほんと…私のだ。

私、乗り継ぎの便を一日間違って取っていました……。


ごていねいな静かなお顔と、私のびっくりした顔。日本人の表情の幅のサンプルに使ってほしいです。


ギリギリに乗り込んだのでドバイ行きはすぐ出発します。
あー。乗り継ぎのドバイに着いたら、すぐにカウンターに行って、前の便に替えてもらおう…と思ったんです。たぶん問題なく替えてくれると思うんです。移動の多い人はみんなカウンターで頼んだらいいやんと思ってるでしょう。


問題は、あの中身が紙だらけの私の変なスーツケースです。うっかりマダムはあいつ(スーツケース)と便が離れるのが怖い……。


「一日、お、遅れます……あとで追いつきます」的な、中途半端な連絡を関係者にしてしまうという、迷惑なことになってしまいました。
うっかりマダムはしょっぱなから、団体行動を乱すということをやらかしました。

しかも、後で聞いたのですが、アフリカは史上最悪の通信障害だったそうで。メールはほとんどつながらないという状況だったそうです。

そんなこんなで、このガーナ旅は波乱の幕開けでスタートしたのでした。


ドバイ空港編に続くーー。

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴25年以上、「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに約500ブランド・約2,500種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは約250ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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