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ポーランドのチョコレート

2025.09.05

ついに来た!なんか気になるポーランドの謎に迫る

チョコレートバイヤーみりです。私は何気に近代史が好きで、日本の幕末やヨーロッパの100年前くらいに興味があるので、亡くなった父とは居酒屋で飲んでずっと歴史の話ばっかりしてました。日々見てる好きなYouTubeもドイツのニュース番組です。コロナのころにハマって、そこからなんか見てしまう。ヨーロッパのノリをリアルに感じるのがニュースです。
なんかいろいろつながっていく感じが面白いのです。

そんな私のポーランドのイメージは「気の毒」です。
第二次世界大戦の始まりは、ポーランドがドイツに攻め込まれたことがスタート。あのアウシュビッツ強制収容所もドイツではなくポーランドにあったのです。いつも大国に攻められ、落ち着けない。いつもタコ殴りにされてます。
あるポーランドの方に、もう数駅先のウクライナで戦争があるって怖くないですか?と聞くと。「ヨーロッパはいつでも戦争してるから、別に」と。なんか東欧の人は達観してる感じがするのです。

そんな中、私がポーランドに興味が湧いたのは、ワルシャワの世界遺産です。


ヨーロッパの街には必ず歴史地区があって古い街並みがしっかり残っています。しかし、ワルシャワはそんな状況が続き、フルボッコにされてしまい。なんと90%の歴史的建造物はなくなってしまったそうです。
ではいったい何が世界遺産か。その90%なくなった街を、市民が昔の写真や絵を集めて、古いものは古く、壊れているものは壊れてるように、ただきれいにするのではなく、完全再現したそうです。
その歴史地区がワルシャワにあるのです。
ずっとこの国の国民性に興味がありました。そう、ただ前を向いてきれいに建て替えるんじゃなく、歴史にも誇りを持ち続ける。



一度壊されたから大事なものがわかってる気がします。(ワルシャワだけでなく、地方の街も。ほんとうに“わが街”を大事にしてるのがショコラティエからもバシバシ伝わりました。みんな小さな街を案内してくれるんです。誇らしげに「ここも見て」と熱い愛を感じます)

そんな国にはどんなチョコがあるんだろう。
そう思っていたら、思っていた通りのすごいチョコがありました。
しかし、ポーランドも長くヨーロッパの工場的な役割を果たしてきたので、大量生産チョコが多いのです。個人店は5,6ヵ所だと聞いていて。まさか!と。こんな大きな国にそれっぽちなわけがないと思っていました。
しかし、ほんとになかった。そして、周辺国に輸出をするためか、国内でまとまった地域になく、全領土に散らばっているのです。これは東欧あるあるかも。国内に向けてたら、ある街にかたまったり、流れが出来るでしょうけど。それがない。どこも離れていて、ずいぶん悩んで訪問地を決めました。

しかし行ったかいがあり、それぞれに感動的なチョコの数々。これから一個一個ご紹介します。
ポーランドでしかありえなかったチョコ。特徴は歴史と現在が両方つながって進化してるのです。
どこの街に行ってもポーランドにはある共通点がありました。やたらめったら、国旗が多い!すごい国旗の量です。ちょっと聞いてみました。なんでこんなに国旗だらけなのかと。

若い女性スタッフが即答えました。「私たちこの国が好きだから」
そうかあ、だからこんなにポーランドを大事にしてるチョコが多いんだ。
チョコだけじゃないんです。
ショパンとコペルニクス。この2人のポーランドの英雄は絶大な人気です。国の象徴なんだと思います。
どこにでもショパンとコペルニクスの影を感じます。私が泊ってたのもショパンホテルでした。
国の英雄も大事にしてる。
こんな特徴的な国のチョコ。
これからみなさまにご紹介していきたいと思います。

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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