オランダで 憧れの花の公園キューケンホフに
今回、どうしても4月にお休みをとって行きたいところがありました。
オランダ・アムステルダムのキューケンホフガーデンです。世界最大の花の公園と言われています

なんと700万球の球根が植えられる3月中から5月中の2ヵ月だけ一般オープンになり、それ以外はずっと準備をしてるというすごい公園なんです。そして、その周りにもチューリップ農家が地平線に届く勢いでその時期に開花させるので、圧巻のチューリップの洪水となります。
そのマックスが4月中ごろなので世界中からお花好きが集まります。
しかし、オランダは雨と曇が多く、チューリップは太陽がないとテンションが低いのです。

太陽が輝くと天に向けて大口開けて大笑いをするのです。
満開というやつです。

今回、ほんとうについていました。朝いちばんに開園とともに入った時にはちょっとテンション低く。まあ、こんな感じでもきれいだと思っていましたが、お昼に向かって太陽が燦燦と照ってきました。
チューリップスーパーハイテンション。18時に閉まるのですが、こっちは夜9時まで充分に明るいです。18時はまだお昼くらい。結果、丸一日お花を見続けても飽きることがない、天国のような庭園です。
それでも広い敷地内を全部見られたか定かでないほど広いのです。
しかし、よく見てくださいよ。
お花がきれいというのは間違いないんですが。チューリップや球根は一回花が終わったら掘り起こすのです。しかも、これ……。まっすぐ、碁盤の目のようにきちんと植えてる。同じ深さと間隔で植えてます。種類をミックスで植えてるのも、ミルフィーユ植えと言って、球根の植える深さを3段階とかにして順番に次々と違う球根が咲くようにしているのです。ミルフィーユ植えも揃ってる。

まるで、日体大の行進を見るかの如く、隅々まで整っています。もちろん、雑草ひとつ生えていません。
誰かがこれをやってる……。一年かけて700万球を管理してます。たった2ヵ月のために。
しかも、誰かがちゃんとこの広大な公園の球根の種類を管理しています。一瞬同じチューリップに見えますが、高さや色、品種が飽きないようにコーディネートされています。誰がいったい??
オランダの大事な産業であるお花の産業。球根の種苗会社が宣伝を兼ねてやってると聞いたんですが。それにしてもすごい。
もし、キューケンホフ関係者がご親戚にいらっしゃいましたら。ある日本人がいたくお仕事ぶりに感動してたとお伝えください。
やっぱり行って良かった。4月のオランダは天国に一番近いかも。
お花の写真をたっぷりご覧ください。






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チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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