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メキシコのチョコレート

2023.09.27

メキシコの観光地、テオティワカン!カカオの国にご挨拶!

メキシコはチョコの生まれ故郷です。

その故郷に行くにあたり、どれだけの思い入れがあったか、ほかのところでたっぷりお話させていただいております。

メキシコがチョコのふるさとだと言うと、「え?そうなん?」という人に対して、ダウンタウンが尼崎出身を知らんかったような、今までの人生、どうやってその情報を避けて生きてきたんですか?くらいの衝撃だ……的なことを言っていました。

それほど、私、力が入るんです。メキシコのお話をすると。

おチョコさま信者の私には、おチョコさまに近づく聖地なのです。

そのメキシコの現在のショコラティエを回ったあと。

ついにおチョコさまのお墓参りに行くことにしました。

テオティワカンです。

テオティワカン文明のピラミッドです。

20万人以上の都市でありながら4~6世紀くらいに繁栄しその後急に滅亡してしまいました。文字がなかった文明で謎まみれですが。

紀元前1500年にはカカオが栽培されていたので、すでにここでもカカオを食べていたんでしょう。

そこで15世紀になるとアステカ文明が栄え、カカオはテオブロマ(神の食べ物)とされ、メキシコからスペインに持ち帰られてヨーロッパに広がっていきます。


このテオティワカンに行ける。

仕事のアポが追加で入ったら無理だなと思っていたんですが。チョコ旅最終日です。行ける。

車で2時間の場所にあります。

メキシコシティーは標高2200m、すでに相当高い場所にあります。

高速道路で50km、街を離れていく間、小高い山にびっしり小屋が張り付いています。

そこにながーーいロープウェイが動いていて、これが交通手段のようです。

街とは違う暮らしがあるんだろうな。

どんどん奥に行くとサボテンとか増えてきて、ベタなものに喜びを感じるのでした。

「着いたよ。」

とゲートで降ろされました。

なんにもないじゃない。

どこにあるの?

ゲートに入ったら、どっかーーーん!

まじでピラミッド。でかい。。。

ちょっと古墳的な小高いお山があると思っていたら、イメージの10倍でかいです。

これだけの石をどうやって積んだんでしょう。

正面の太陽のピラミッド、その前に月のピラミッド、それをつなぐ幅50m全長3000mの死者の道。

おチョコさまのお墓参り、スケールでかすぎっ。


自撮り棒で必死でインスタライブをしようと張り切ってたんですが。

あかん。。。

やかましい。

このすごいスケールにも負けない。

ピューマの鳴き声が。

実はお土産売りの人たちが、目が合うと全力で売りに来るのです。そのお土産がピューマの鳴き声笛なんです。この文明にとってピューマがたいへん大事なシンボルかも知れませんが。うちらピューマの鳴き声聞いたことないねん。

この高音がなんの意味か初めわからず。おそらく壁画もあるからそうなんだろう。

きっと世界中の観光客がその感じなんです。

必死で売るも、売れてるとこ見ませんでした。アイテム間違ってるかも。

でもそんなことにもめげず、写真を撮りまくり。

死者の道を必死で走り抜け月のピラミッドへ。


さ、帰るっ。

Uberここまで来てー。

早く帰らないと、また2時間かかる。

午前中のうちに街に帰らなければ。

日本人旅はこういうもんです。


おチョコさま!

「これからもチョコで世界をハッピーにしてくださいませ。

チョコがこれからも栄えますように!

ハッピーチョコレート!」

パンパン。


きっとピラミッドの神々はこう言ってるでしょう。

「日本から来て柏手打ってるわ。わしチョコの神ちゃうで~~。そんなん言われても専門分野外やで~~」

いいのです。

私にとってこのピラミッドでチョコのお墓参りとさせていただきます。


チョコ界の未来は明るいです!

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴25年以上、「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに約500ブランド・約2,500種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは約250ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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