KAMOME BLOG

かもめブログ

「SNSで私ができること」

1月1日に発生した能登大地震。
被害に遭われた方々のお悔やみを申し上げつつ、これ以上被害が大きくならないことを願っています。

私が自分の力で、日常的に何か、自分の特徴を使ってできないか?と考えた時に、facebook,X,instagramのSNSで今、困難な日常にあるのと大地震の被災者の皆さん、そして、被災者でなくても、私生活、仕事などで、心身の身を削っている仲間、友人、皆さんのために、海で撮影した少しでも日常の大変なことを忘れることができるかも知れない、私の写真をアップを続けた。
いつまで続けるか?終わりはまだ予定していないけど、とにかくアップを始めた。
今日は、それらの写真を掲載して、SNSではしてない説明を少し加筆します。

この写真は、インドネシアのラジャアンパットで撮影した1枚。もう随分と前の写真だけど、この頃から、こんな風な優しい雰囲気の写真をたくさん撮影し始めた。
ある手法を使って、この作風を多用し始めた、本当に初期の作品。まだ手探りだったけど、この頃はこの作風に大きな期待を込めていた。

これは、大好きな沖縄の阿嘉島で撮影した1枚。私自身が、大変な時に、この景色に助けられたので、アップした1枚。海のことを知らない人でも、この景色は優しく届くような気がして。

これは、海の生き物も私たちと同じで、互いを思いやる気持ちが存在する。それを理解することで、人間同士のみならず、他者への思いやりが生まれれば、この世界をもっと美しくなっていくのではないか?と言うイメージでアップした1枚。
このエラ呼吸がアップされる頃には、この写真を撮影した糸満で、また私はザトウクジラの親子に会っているはず。

モルディブで撮影した1枚。このポイントが大好きで、まるで地上のお花畑を連想させる。海の中には、地上に負けないくらい様々な色彩が存在する。

これは、メキシコのラパスを撮影した1枚。仲良しの2匹のアシカを撮影。大きな景色の中で描くことで、確かに存在する海の生き物のいとおしさを表現した。

これもモルディブで撮影1枚。色のもつ、人を元気するパワーにあやかろうとして選んだ1枚。本当に海中の色彩は美しい。

コロナ禍になる直前の最後の海外取材となったパラオで撮影した1枚。ちょうどツノダシの恋のシーズンに出くわして、いつもでは景色の中、悠然と泳ぐサメを撮影できた。海の中にも季節はちゃんとありますね。

色々と写真を探す中で、これだ!と思った1枚。イロブダイの幼魚で、見ていると「がんばれ、ニッポン!」っていうフレーズを思い出す。そんな気持ちを込めて、これを採用しました。

表現者として進んでいきたい私は、時々、他の人には理解が難しい作品を撮影してしまう。そんな時に、家族のような友人が、「みんなにもわかりやすい写真、みんなの心に届く写真も撮りなさい」とアドバイスをくれた。今回のことで、本当にそれは必要だと思った。

これはアップすべきか?少し悩んだけど、困難な日々は、私だけでなく、生き物もそうである。特に私たち人間生活の利便性の先にある、生き物たちのこんな事実も知ってもらって良いと思った。これが海の全てではないけど、これも本当の事象。

海の中で、まる◯という形状を見つけると、地上で見つけるそれよりもより幸せを感じてしまう。海の中には、きちっとした直線や垂直はほとんどなく、多くは柔らかい線であること。そんな中で見つけるまる◯が、また好きなかも知れない。

これは、ニューカレドニアのリフー島で撮影した1枚。2011年、品川のキヤノンギャラリーsで開催してもらった写真展のメインヴィジュアル。私にとって、とても大切な1枚。

これはメキシコのコスメルで撮影した1枚。ちょっと気が荒いアカウミガメにベラがこんな風に寄り添うと、瞬く可愛くなる。こんな奇跡のような瞬間をみんなとシェアしたかった。

一時期、このような写真をたくさん撮影していた。水中写真の違う可能性を見つけたくて。春風のような心地良さを水中写真から感じる。そんな撮影ができることがとても嬉しくて。今回の意図にぴったりだなと思った1枚。

SNSでのタイトルは「蝶の羽ばたき」
バタフライエフェクトと言う言葉を元にしている。小さな行動でも、遠くの離れたどこかの大きく影響していく。そんなバタフライエフェクトの効果を信じて、まだまだアップを続けていきます。

前の記事 バックナンバー 次の記事

かもめブログライターご紹介

鍵井 靖章

1971年、兵庫県生まれ。大学在学中に水中写真家・伊藤勝敏氏に師事。1993年よりオーストラリア、伊豆、モルディブに拠点を移し、水中撮影に励む。1998年に帰国。フリーランスフォトグラファーとして独立。自然のリズムに寄り添い、生き物にできるだけストレスを与えないような撮影スタイルを心がける。約20年間、海の生き物に、出会い、ふられ、恋して、無視され、繋がり、勇気をもらい、そして子育ての方法などを教えてもらいながら、撮影を続けている。 ▼アプリのお知らせ
毎日鍵井さんの写真が届く<まいにち海中散歩>

【朝版】【夜版】

コメントを残す

キーワード検索

Community

海とかもめ部公式SNS

@umitokamomebuで、最新情報を更新中!