以下の基金から、2018年度に拠出したドイツ国際平和村さまの活動レポートをご紹介します。
●アフガニスタンへの援助飛行
今年の2月にも、アフガニスタンへの援助飛行を行いました。
「家族は子どもが元気になることを一心に、危険を伴う道のりを地方から何日もかけてカブールまで面会のためにやって来るのです」と、援助飛行の準備のために現地入りしていたスタッフが報告しました。
こうして、今回の援助飛行でやって来た子どもたちの治療が始まっています。
面会に集まってくる家族(カブールにて)
●ウズベキスタンでの面会とプロジェクト視察
4月にはウズベキスタンの各地で、約200人のケガや病気を抱えた子どもたちの面会を行いました。
「現地プロジェクト活動が進み、子どもたちが母国で治療を受けることができるようになりました。喜ばしいことに、多くの子どもたちに渡独の必要がないことを伝えることができました。」とスタッフが報告しました。
以前、治療のためドイツ国際平和村に滞在したことのある「かつての子ども」と再会しました。彼は施設の食堂で、食事前に子どもたちが手をつなぎ、声をそろえて「フリーデン!(平和!)」と言う慣習を話題にしました。それは彼の記憶に強く残っているようでした。
食事前の「フリーデン!(平和!)」
●アンゴラ、ガンビアへの援助
「アンゴラでは、長期政権が終わり新大統領に代わりましたが、ポジティブな変化は見受けられません。変わらず、多くのケガや病気を抱えた子どもたちが面会にやって来ます。貧富の差も大きく、アンゴラの多くの国民に十分な医療制度は行き届いていません」と、現地入りしたスタッフは言います。
アンゴラの貧富の差
ガンビアの医療制度にもまだまだ課題が残っています。ドイツ国際平和村は、2012年以来、ガンビアへの援助を行っています。
ガンビアでの面会
<支援者のみなさまへ>
2018年も、「現地で治療を受けることが困難な病気やケガを負った子どもたちにドイツでの医療を提供する活動」「子どもたちの母国における医療向上を目指した現地プロジェクト活動」「平和教育活動」の3つの活動分野全てにおいて、活動を続けることができました。これらは、多くの方々のご支援のおかげです。心より感謝申し上げます。
一つひとつの支援行動は、水滴のようにわずかかもしれません。しかし、それがいつか大河になり、世界を変える力になります。世界が平和に近づいて、一人ひとりが生きやすい社会になることを目指して、ドイツ国際平和村は活動を続けていきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ともに生き、助け合う手
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