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スペインのチョコレート

2026.07.28

バルセロナに行くなら歴史的スイーツ店〈ドルセリア デ ラ コルメナ〉

ここから信じがたいお話が。
観光客が行き交うバルセロナの中心地。
ひときわ目をひくのがこの〈ドルセリア デ ラ コルメナ〉です。もう、観光客がその歴史的たたずまいに引き込まれ、どんどん入っていく。

ショーケースもかわいいから、みんなが写真を撮りたくて、順番待ちです。

タイムスリップしたようなこのお菓子屋さんで、みんなお土産を買おうとすごい列です。
中に入って驚くのはその種類。焼き菓子もチョコもクッキーも。たのしー。

接客も昔ながらで、店員さんが、ひとりひとりに欲しいものを聞き、カウンターの中から取って、ラッピングもしてくれます。


ラッピングをしたものを並べて、各自がレジに持っていく現代のスタイルとは明らかに違う。いくら歴史のあるお店でも、ここまでするかと。
チョコもあるにはあるのですが。
こんなすごい臨場感を見せられたら、ここはチョコではなく、メインの看板商品にしか目がいきません。

ここのメインははちみつキャンディなんです。
しかも、包みも昔ながら。味わいも素朴なはちみつ味です。

まんま、はちみつ固めてる。
それにシンプルにハーブを混ぜたものがたくさん種類があって、お客さまはその欲しい種類を中の人に伝えています。
私はプレーンはちみつをとりあえず並んで買いました。
一番クラシックな缶をお友だちに一個買いました。
わー。ちゃんと包んでくれた。うれしーーー。
もはや、商談はあきらめていました。ただの買い物です。

切れ目なしにお客さまが来るので商談なんて出来ない、と。たとえ出来たとしても。空気読めよと。日本に送る余力なんかあるわけないでしょ。この接客よ?
と、そう思うしかない人気ぶりです。

しかも。このお店にきてチョコの話をするのは野暮です。
一応アポは取っていたので、ご挨拶のタイミングを待っていると女性の担当さんが出てきました。
カタログと名刺をちらっと見て。
「で、何がいいの?」
はい?
聞いてくれるんだ。
もう、自分がチョコレートバイヤーであることも忘れ。
「はっはちみつキャンディーください!」と。
「いいわよ、スケジュールは?」
え、あの。その。
意外な反応に逆に大慌て。
そうかあ。ここまでクラシックなスタイルだけど、実はビジネスはしっかりしてるんだな。
ということは、日本にはもう輸出しまくってるのかも。
「日本には何度か送られてますか?」
「ヨーロッパ、EUから出たことはない」
え?アメリカにも?ドバイにも?
どうしたんですか?
というか、なんでうちにOK出してくれたの?
まったく予想外のお宝が手に入りました。


今回私は「その国の歴史は日本では真似できない。だからこそ、輸入する価値がある!」と思いながらずっと旅してきました。
みなさま。
チョコじゃないですが、これはすごいお宝の日本初上陸です。
みなさまに紹介しない理由が見当たりません。
いや、今、紹介するべきです。
だって、このご時世です。なかなかこのスタイルの維持はたいへんですよ。
来年急にスーパーみたいなセルフレジのお店になるかも。ラッピングも機械に変わるかも。
はちみつがフレーバーになるかも。はちみつ、高温で取れなかったりで高いですよ。
すみません。チョコカタログなのに、なに?と思うかもしれませんが。
こっそり載せますっ。
そして、みなさまを気持ちだけでもこのお店に連れて行きたいっ。
この話、読んでほしいなあ。
EUを初めて出たキャンディ、食べてほしいなあ。

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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