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スペインのチョコレート

2026.08.18

スペインの地元の人がすすめる隠れた名品。〈リアルト〉のモスコビータス

マドリードのアスカソの近く。
おや、ここは?
このお店は〈リアルト〉だ。創業100年以上のお店を調べてたら出てきました。
アトリエはさらに北部のアストゥリアス州のオビエドにあると聞いていたんですが、マドリードにもお店があった。

ここで有名なのがこのチョコクッキーのようなモスコビータス。
このモスコビータス。クッキーの上に薄くアーモンドスライスが乗っていて、さらにうすーくミルクチョコが塗られているんです。「うまいっ」を薄く伸ばしてサクサクにした状態のものです。

もちろん、大人気なんですが、これがここで手に入るなんて。

ちょっと面白いのがこの名前です。
モスコビータス。
意味は“モスクワ風の”ってことです。
今回、スペインでよくモスクワケーキを見ました。
スペインは他の国よりもお菓子の歴史が古いものがちゃんとまだ存在しています。だから、私は今回それを探しにスペインに来てるんですが。

なぜか伝統的なレシピのものに、このモスクワの名前がついてるなと思っていました。
現代においてすごく違和感がある名前。なんでモスクワ?

昔のヨーロッパでは、モスクワはすごい都会だったのです。
進んだモスクワ。
海外旅行がまだ一部のセレブしかほぼ行けない時代、他のヨーロッパの国々はこの名前に特別で高級感がある遠い神秘の国を感じたそうです。
現代に置き換えると、急に庶民的になりますが、ニューヨークチーズケーキ的な。スパゲッティナポリタン的な。
その土地の名前でイメージアップを図った名前だったそうです。
そう言えば、昭和の時代。日本でも「パルナス」ってケーキのお店が関西にあって、朝TVのコマーシャルで「パルナス♪パルナス♪モスクワの味~♪」って言ってました。当時ですでに画像が荒く。怖かった思い出があります。
なんだかわからないけど、遠い外国の味なんだなあ~と。

こういうところにもスペインならではを感じます。
他の国では、このモスクワ風の名前は聞いたことがないです。名前って一番時代に合わせてとっとと変わっていきます。

スペインはすごく特別です。
1800年代創業くらいのお菓子屋さんがこんなに残っているって西洋諸国では珍しいのです。
いや、今回来て良かった。今回の発見の一番のポイントです。
そして、今後このままかどうかわからないのが今の時代です。今です、紹介するのは。
見るんじゃなくて口の中で感じるスペインの歴史と文化。
それがこのリアルトのモスコビータスです。

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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