スペイン伝統スイーツの隠れ里、エステパに到着!
さあ、いよいよ旅のクライマックス。
ここまで来たー。
非常に人里離れた、めったに電車も通らない駅に着いてしまいました。

ほぼ無人?
鳥の声だけが響いています。安心しきった鳥たちの声。
巣はどこでも作り放題でしょう。

駅のホームのコンクリートの新しさがますます人のいない恐怖心をあおります。
周りはひたすらにオリーブ畑。

大手のオリーブオイルの工場らしきもの以外何もない。人がいない。
降りたはいいけど、もうここはUberのサービスエリア外です。
駅に降りた数人はみんな迎えの車が来ていて次々とそれに乗っていきます。
え、え、え。
待って、待って。置いて行かれる……。
一人、きれいなお姉さんが家の車とは違うタクシーに乗り込もうとしています。
待ってー。タクシーってどうやって呼ぶの?
お姉さんがタクシー会社に駅に来るように電話してくれました。
ありがとー。
ほっ。
だいぶ待ってから、タクシーが1台無人の駅に迎えにきました。
あとはホテルに直行。
しかし。エステパという街に向かう途中もオリーブ畑だらけ。
一軒の大きな道沿いのレストランに到着しました。いやいや、私が行きたいのはホテルなんですが。
どうもこのエステパ村には宿泊施設がここしかないようです。レストランの上が宿になっているのです。めっちゃリアルにヨーロッパの僻地。
どうもこのレストランも村で唯一、集まるところがほぼここしかないようです。
ここが村の玄関のようです。
なんか不思議に古いゲームが置いてあったり、奥には結婚式の披露宴会場のような円卓もあったりして。

オレンジ色の作業服の道路工事の人とか、オリーブオイルの商社マン風の人が、結構います。
なぜか、みんな朝も昼も同じものを食べています。これしかないのかな。
この生ハムのせオリーブオイルがけパンを全員が食べているんです。
結局名前もわかりませんが、塩味とオリーブオイルだけのシンプルな味わいが確かに忘れられません。この光景全部がストリートファイトのゲームの設定の中のようで、異次元を感じます。

もちろん、ホテルのフロントなどありません。
レストランの奥の掃除道具の間から、レストラン兼任っぽいスタッフさんが鍵をくれましたが。エレベーターもなく。掃除用の作業エレベーターを使わせてもらいました。
ほんとうに大丈夫かなー。

外に出てみると、ツバメが怖いくらい乱舞して飛んでて、一匹くらいぶっ刺さりそうです。
まったくチョコ旅には前例がない感じ。
あ、地図があった。地図もしぶっ。
こんなに小さな村かあ。

実はこのエステパは、“ポルボロン”というスペイン発祥のクリスマスのクッキーの里なのです。
でね。この小さな歩いて回れるエステパに30社ものポルボロンのアトリエがあると。
にわかには信じがたい。
まず、なんでここ???って思います。
何か門外不出の理由でもあるかのように、この村に集中してるのです。オリーブ畑の中にぽちっとある集落にです。
ちょっと歩いても、すぐに大きなポルボロンのアトリエに出会います。

商談まで何もすることがない。
ほんとうに何もない。
散歩でもしようとひたすら坂を上がる感じです。工場エリアからどんどん坂を上がると住宅エリア。美しい太陽と坂の村です。すれ違う人もほとんどいません。
ちょっと気が付いたことは、ほんとに道も美しい。オレンジの木だ。

よく見ると自分のおうちの前をみんなほうきで掃いてるのです。なかなか見ない光景です。


キリスト系の絵があっちこっちの家に貼ってあって、この村は昔からきちんとしたルールがあるんだろうなと感じます。

ほんとに小さな教会がありました。
ちょっと入ってみてびっくり。なんと美しい……。豪華。
ここが人々のよりどころで村の中心なんでしょう。

鐘の音が暴れんばかりに鳴り響いて時間を教えていました。鐘の音が、ち、近い。
いったいいつからこの光景なんだろうなあ。
何もないけど、豊かなクッキーの村かあ。
時間が止まった、すごい場所に来た気がします。
さらに白い坂を上がっていくと。この村で一番有名な修道院にたどり着きます。
こりゃほんまもんやわ。
私が見た光景は…。
この話はつづく。
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フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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