突撃!アポなしショコラティエ〈プラツォヴニア ポルセラーナ〉ポーランド
日本初上陸〈プラツォヴニア ポルセラーナ〉のお話です。
またまたポーランドの端っこに。ジェシュフという街に電車移動です。
ほんとうに用事がない街と言っていいと思います。ただ、今はウクライナに一番近い街なので、支援団体とかの拠点になってるような、ほぼポーランドの端っこなのです。
あと数駅でウクライナなんですが、〈リビウハンドメイドチョコレート〉があるリビウ駅まであとちょっとです。このまま電車に乗っていたら、普通に戦争してるウクライナに着いてしまうんだろうな……と思うととても不思議な感じがしました。リビウでも同じような景色で同じような人の生活、日常の地方都市がそこにはあるんでしょうね。ますます、戦いがいびつなものに感じます。
そう、ジェシュフを語ることがほかにないのです。
何か特別な文化遺産があるわけではなく、人口が多いわけでもない。
なんとも不思議なんですが、この街にはポーランドには珍しい個人チョコ店があるのです。しかも2店舗も。ジェシュフ駅から歩いて10分。やっぱり何の変哲もない普通の街。写真を撮るものも別段ありません。文句を言ってるように聞こえるかも知れませんが、そうではないんです。
こっちも実はアポなしで行こうとしています。
話が出来たらそれだけでありがたいです。
写真が撮れないなんて贅沢をどの口が言えるのか。
すでにチョコは調査済みで見ていますので、だいたいのレベル感は分かってるつもりです。
優秀なショコラティエがいるのも知ってます。
しかし、アポのメールを送ってもなしのつぶてです。で、とにかく行くことに。

そこに急に派手目めのお店が現れました。中に入ると派手目のペイント。しかし、この絵もなんちゃってではない感じがします。

すぐショーケースを見ました。あ、これだこれ。じろじろなめまわすように見る日本人は何者かと思うでしょう。アジア人は目立ちます。

オーナーがお休みで、お店のスタッフさんが対応してくれました。クリステルさんという若い親切なお兄さんです。
今回訪問の理由を説明して、お仕事になるかどうかは分からないまでも。とにかく試食をさせてくれることになりました。まず感じたのは、ある意味“抜き打ち”で行ったにも関わらず、ちゃんとチョコが作られていて、種類もそこそこある。外すことはないという安心感がありました。
私のチョコ旅ノートに1個1個イラストを描いていまして。

1個1個確実に納得したようで、味わいを書いていました。どれもかなり本格的な味わいで、ボンボンチョコのプロフェッショナルを感じました。いろいろ食べてみましたが、ピスタチオ、ジャンパーニュ、ベルガモットなど。どれをとってもみんなが期待できるお仕事がされてると実感しました。手作りでこのバランスは納得のお味です。
ここは決め切れない。それもいろいろアソートでお届けしてもはずれはないと思う。
ということで、アソートで行くことにしました。実はアソートってあまりやりたくないのです。材料が足りないとかで中身が急に変わったりするリスクがあるので。でも、このチョコ作りから見て、信頼出来ると思いました。
何より何より、日本にいてこの街のチョコが手に入ることはないです。
旅行でお土産にもらった?絶対ないっ。
自分では行くことがないポーランドの街のローカルショコラティエとチョコでつながってくださいね。


ポーランドのチョコレートの他の記事
POLAND
ポーランドの歴史を170年チョコで支えた老舗〈ヴェデル〉
2025.10.10
POLAND
ポーランド伝統のジンジャーブレッドが進化する〈イガ サジェンスカ〉
2025.09.06
POLAND
ついに来た!なんか気になるポーランドの謎に迫る
2025.09.05
チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
これまでの主な紹介メディア








