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かもめブログ

愛媛・宇和海の海洋ゴミ

和歌山の古座でのイベントの後、兵庫県川西市の実家で1泊して、翌日は伊丹空港へ。

松山へ。

到着してすぐに撮影を開始するので、
水中カメラをこんな感じで持ち運び …… 苦笑。
大切な愛用品です。

空港で、松山でダイビングショップ・リトルブルーダイビング愛媛
のオーナーガイド・田中 聡さんに迎えてもらい、
ダイビング器材やタンクを積んだ車(大久保さんから購入した大きなバン)
で一路、愛媛県八幡浜市へ。

そこで、最近、知り合いになった愛媛県八幡浜市を拠点に
海の漂着ゴミを拾う活動をされているE.Cオーシャンズ
という団体の代表理事、岩田功次さんと初めましてをする。
自粛期間後くらいに、沖縄の実業家である
大原拓さんのSNSで岩田さんを知り、紹介してもらった。

岩田さんが対峙しているゴミは、海外からの漂着ゴミではなく、
国内から出たものが、瀬戸内海・宇和海の海岸線に漂着している
ということだった。

到着後、すぐにまずは、八幡港内に潜った。

陸上は、みかん畑が見えるのどかな日本の原風景。
しかし、この前の海を潜ってみると、

様々な生活用品。

扇風機まで。

もちろん空き缶などもたくさん沈んでいる。
これは漂着ゴミというよりは、地元の人や観光客?のゴミかな ……
と思いながら潜り、撮影する。

潜ったのはここ。

田中聡さんに準備してもらった器材。

本当は、ここで3本潜る予定だったけど、私の今回の取材対象は、
漂着ゴミということで、移動してもらう。

佐田岬のほうへ移動。

最初に高浦の海岸線に向かう。

様々なゴミ …… 。特に目立つ青いパイプは、他県の牡蠣の養殖パイプとのこと。

岩田さんが砂浜をホジホジすると、

マイクロプラスティクは細かい発泡スチロールなどが層になっていた。

もちろんたくさんのペットボトルなどのプラスティク製品も。
岩田さんは、ここの清掃を繰り返しているが、
ゴミはどんどんとやってくるとのこと。
私は、撮影に終始したが、岩田さんは少しでもゴミを拾っていた。

写真を撮る人間の発言ではないかもですが、
ここは写真で見るよりも実際に赴いて自分の目で確かめて欲しいと思いました。
この漂着ゴミは、また次週も。

ということで、また来週!ほな!

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かもめブログライターご紹介

鍵井 靖章

1971年、兵庫県生まれ。大学在学中に水中写真家・伊藤勝敏氏に師事。1993年よりオーストラリア、伊豆、モルディブに拠点を移し、水中撮影に励む。1998年に帰国。フリーランスフォトグラファーとして独立。自然のリズムに寄り添い、生き物にできるだけストレスを与えないような撮影スタイルを心がける。約20年間、海の生き物に、出会い、ふられ、恋して、無視され、繋がり、勇気をもらい、そして子育ての方法などを教えてもらいながら、撮影を続けている。 ▼アプリのお知らせ
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