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石垣島で夏を締めくくり

はいさい!海とかもめ部飛び入り部員の旅カナです。少し間が空いてしまいましたが、9月最後の3連休は石垣島に行っていました。そしてこれが私のこの夏最後のダイビング。5月から毎月沖縄に潜りに行って、ほぼ毎回台風に当たって、もしくは何とか避けられたとしても影響が残って。「これが私の好きな沖縄の海よ!」と胸を張って言えるダイビングは、実のところ片手で数えるほどでした。
でもね、分かってるんです。自然が相手の遊びです。自分の思うようにならないことぐらい。そして、どんな状況の海でも楽しみは見つけられることくらい。
分かっていても「このままでは終われない!」という気持ちもどこかにあって。

​そんな私の気持ちを「分かってるで」と微笑むかのように、神様からのプレゼントが用意されていました。

見てください、この海の色!! こんなクリアなターコイズブルーの海が、巨大なミントゼリーのお風呂みたいに、目の前に広がっていたのです。あたかも色修正しまくりの観光ポスターの写真のようです。
あ、いや、この写真も色調整はしています。でもそれは、撮れた写真が目の前の海の色をうまく再現していなかったから。これでも相当がんばりましたが、実際はもっと彩度と明度の高いブルーだったような。でもやりすぎると返って現実感がなくなるので、この辺にしときました。
リアルの方がウソっぽいという、現実離れした石垣島の海。

しかも、ベタベタのベタ凪です。白波ひとつなく、まるで鏡のよう。英語でこういう海を“Oily”(油をひいたような)と言いますが、まさしくそういう表面感です。船は青い布をハサミですーっと切り裂くように進んでいきます。

水はスッケスケで船の上から海底まで見えているし、

中に入ったら入ったで、さんさんと降り注ぐ太陽の光を思う存分浴びて、サンゴだって嬉しそうです。
​ちなみに、サンゴは自分の体に棲まわせている褐虫藻に光合成をさせるため、日の光が当たる浅場にしか生息しません。

地形ポイントに行けば、岩の隙間から太陽が光のカーテンを揺らして、まるで海の中のオーロラのよう。
美しい。美しいです。神様ありがとう。石垣島の海ありがとう。水中ガイドのA5さん、ありがとう。
水中でキラキラと踊る光のダンスをいつまでも眺めていたいような、そんな夏の終わりの石垣島の海でした。(つづく)

​石垣島へは関西はじめ、東京・名古屋・福岡など主要な空港から直行便が一日何便も出ているほか、那覇乗り継ぎでもスムーズです。新石垣空港からダイビング船の出航する市街中心部まではタクシーで30分弱(約3,000円)の道のりです。7時台の早朝便に乗って10時過ぎに石垣空港に着けば、1日3本潜れます。(そのためにタクシーで空港から港に直行するのです)
私は今回がこの夏最後のダイビングと書きましたが、実際には11月くらいまでみんな普通にダイビングしています。(私は3mmのウェットスーツしか持っていないので、27℃を切る海には潜りたくないのです)
石垣島ではダイビングだけでなく、シュノーケリングやカヤック、釣りなど、ありとあらゆるマリンスポーツが楽しめます。どこのショップでも体験ダイビングができるし、子どもにもシュノーケリングを教えてくれるし、託児サービスのあるショップまであって、家族連れにもやさしい海だと思います。
ひと昔前の「ザ・離島」な石垣島では今はもうなくて、ホテルもレストランもコンビニも病院も銀行も、何もかも揃ってすごく発達した都会で、とても便利になってますので、初めて離島に行くという人も安心して楽しめる観光地かと思います。 

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かもめブログライターご紹介

旅カナ

『海とかもめ部』飛び入り部員。元「ecolor[エコラ]」ブランドマネージャー、現「幸福のチョコレート」マネージャー。 旅が好きでこれまで旅した国は35ヵ国。趣味はカメラとダイビング。沖縄離島とフィリピンを主に潜り、経験本数は約500本。 特技は海の生き物のイラストをダイビングログブックに描くこと。インスタグラムで「お絵描きDiver 旅カナ」として作品を発表中(@nosekana)「海とかもめ部」ではブログ「海の写真館」連載担当。 イメージキャラクター:タンクを背負ったカンパチ

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