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かもめブログ

ダイナミックな海の景観

はいさい!海とかもめ部飛び入り部員の旅カナです。
いつもちっこいものの写真ばっかり投稿してるので、すっかりマクロ派ダイバーと思われているようですが、海の実力はこんなもんじゃないっ!!!もっと素晴らしいダイナミックな景観が広がっている、陸とは別のアナザーワールドなんだよぅっっ!!…と突然ワケの分からないテンションになってしまいましたが、そう、海はワイドな景観も素晴らしいのです。

というわけで、今日は息を呑むダイナミックな水中景観写真をお届けします。


まず、海と言えばサンゴ礁。サンゴは浅瀬で繁殖するので、シュノーケリングでも見ることが出来るおなじみの景観です。西表島はサンゴがもりもり!めっちゃ元気です。白化現象にも台風にもオニヒトデにも負けるな~~!
次は、砂地です。どうです?この日本庭園のような見事な砂紋(さもん)。波の力だけでこんな模様が出来るなんて不思議ですねえ。この白い砂はさらさらの少し重い砂なので、舞い上げてもすぐさぁ~っと下に落ちて、水が濁ることがありません。
それから、巨石! ここは「地球の割れ目」とも呼ばれている西表島の仲之御神島(なかのかみしま)通称「オガン」。なんか海底遺跡みた~い!この岩の大きさ、一体何m?!人間が豆粒のようです。ここはイソマグロなどの大物回遊魚がガンガン通る潮通しのいい外洋ポイントで、海況が良くないと行けないのです。行けて良かった!
同じサンゴでも「奇岩」とも言うべき不思議な光景に出合うこともあります。え?ここはアンコールワット?うん、分かったよ、ナスちゃんがそう言うならここはアンコールワットだよ。もうそうとしか見えないよ。(※ナスちゃんは私たちの水中ガイドさん)
正確にはこのサンゴはパラオハマサンゴという種類で、にょきにょきと突き出した尖塔がまさしく奇妙な建築のようでした。このときは、周りにノコギリダイが群れていました。ノコギリダイもアンコールワット観光ツアーにやって来たのかも知れません。
サンゴの中でも特に色がきれいでダイバーに人気のイソバナ。大きくて、見事な枝ぶりの個体です。
最後は、光のシャワー。岩の隙間から太陽の光が差し込んで、キラキラと揺れています。太陽光のことをサンビームと英語で言いますが、まさしくビーーーーム!でした。美しすぎる。

いかがだったでしょうか? 海とあまり縁のない方は、なかなか見ることがない光景かと思いますが、一歩水面下へ足を踏み入れれば、このような奇想天外でダイナミックな景観が広がっています。スケールの大きさに時に“恐ろしい”と感じることもありますが、まだ見ぬ世界がこの下に広がっているかと想像すると、また今日も波間へエントリーしてしまうのでした。「ただの窒素ジャンキーでしょ?」とか言わないで~。(そうそう、よくノンダイバーのみなさんに「酸素ボンベを背負って潜るアレですよね?」と言われるのですが、私たちダイバーが背負っているのは「空気タンク」です。窒素78%・酸素21%・二酸化炭素0.03%の、みなさんが常日頃吸ってらっしゃるアレです。圧縮されている、という点だけが違いです)

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かもめブログライターご紹介

旅カナ

『海とかもめ部』飛び入り部員。元「ecolor[エコラ]」ブランドマネージャー、現「幸福のチョコレート」マネージャー。 旅が好きでこれまで旅した国は35ヵ国。趣味はカメラとダイビング。沖縄離島とフィリピンを主に潜り、経験本数は約500本。 特技は海の生き物のイラストをダイビングログブックに描くこと。インスタグラムで「お絵描きDiver 旅カナ」として作品を発表中(@nosekana)「海とかもめ部」ではブログ「海の写真館」連載担当。 イメージキャラクター:タンクを背負ったカンパチ

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