
―フェリシモの商品・サービス企画の根底にあるサステナビリティ・ストーリー―
事業性、独創性、社会性が交わり合い生み出されるフェリシモならではの商品やサービス。 この連載では「社会性」にフォーカスし、企画担当者たちの想いをお伝えしています。
パンダのゴロゴロとした姿を見ていると、気持ちがゆるむ。そんな経験を持つ人も多いのではないでしょうか?今回ご紹介するのは、フェリシモの雑貨ブランド「YOU+MORE!(ユーモア)」から新しく誕生したパンダのアイテムたち。YOU+MORE!では、これまでも、動物たちのきゅんとする瞬間を切り取り、リアルだけれど日常の中で楽しめるさまざまな商品をお届けしてきました。
そして今回、登場したのは、残念ながら2026年1月に返還となってしまった2頭を含む、上野動物園で生まれ育ったジャイアントパンダ3頭の個性を表現した新シリーズです。シャンシャン・シャオシャオ・レイレイの3頭それぞれの愛くるしい姿を表現したポーチをはじめ、時計やハンカチなどの、ジャイアントパンダ保護サポート基金への協賛アイテムがそろいました。
話し手:岩﨑菜々さん、小倉志都香さん
聞き手:フェリシモしあわせ共創事務局
1.「危惧種」に指定されているパンダたちに「ありがとう、ずっと大好き!」を伝える基金付き商品を制作
上野動物園で生まれ育ったシャオシャオ、レイレイが2026年1月末に中国へ返還され、パンダが日本からいなくなりました。さまざまなパンダグッズを企画してきたYOU+MORE!が、「パンダたちにありがとう、ずっと大好き!」との思いを込めて企画したのが、シャンシャン・シャオシャオ・レイレイ3頭をモデルにした8種類のフェリシモオリジナルグッズです。

ジャイアントパンダは、WWFにより「危惧種」に指定されており、世界的にも保護が求められている動物です。その生息数や飼育環境は常に注目されています。
YOU+MORE!では、動物をモチーフにした商品を作るだけではなく、背景にある社会的な課題にも目を向けながら企画を行っています。今回のパンダシリーズも、その延長線上にある取り組みといえます。

パンダグッズを身近に置くことで、自然と関心や応援の気持ちも広がっていく。ファンのお客さまの、日本からパンダがいなくなってしまうさみしさに寄り添うとともに、アイテムを購入することでパンダの未来を応援できるシリーズが生まれました。
2.動物たちの未来を支える基金
上野駅の構内には、YOU+MORE!のリアルショップがあり、パンダ好きのお客さまも多くいらっしゃいます。
小倉:「パンダの新作ないの?」と聞いてくださるコアなファンのみなさまにとって、パンダがいなくなることはとてもさみしいこと。その想いにお応えしたかったんです。また、フェリシモの定期便でもお届けできれば、上野に来ることができない方にもパンダグッズをそばに置いていただけると考えました。

今回のパンダシリーズの商品には、売り上げの一部が「ジャイアントパンダ保護サポート基金」として協賛される仕組みが設けられています。この基金は、パンダの現状を伝える教育普及活動や動物園における環境改善、保全活動の支援に活用され、商品を購入することで、パンダの未来を応援する活動に参加することができます。

また、フェリシモでは、パンダに限らず、さまざまな動物たちの未来を支える「フェリシモ いきもの未来基金」も展開。絶滅危惧種を含む動物をモチーフにした商品を通じて、動物保全への関心を高めることを目的としています。
対象商品の購入を通じて基金が生まれ、その一部が保全活動の支援へとつながる仕組みになっていて、「かわいい」「好き」という気持ちを入口に、無理なく社会貢献につながるかたちをつくる、フェリシモらしいアプローチです。
3.パンダ好きだからこそ完成した、愛くるしいグッズたち
今回の上野動物園で生まれ育った3頭をモチーフにしたシリーズの中心となるのは、それぞれの個性を表現した「YOU+MORE! パンダ3きょうだい シャンシャン・シャオシャオ・レイレイののんびりポーチの会」。

さまざまなパンダグッズを企画してきたYOU+MORE!ですが、上野動物園のパンダの個体を表現するのは初の試みなのだとか。そして、実はこのポーチを企画したのは、2025年に入社したばかりで大のパンダ好きだという岩崎さん。
岩﨑:一見すると同じように見えるパンダでも、よく見るとまったく違う表情をしているんです。寝転んだ姿を基本にしながら、顔の形やアイパッチの形、耳の位置など、実際のパンダの持つ個性を丁寧に落とし込んでデザインしました。
手のひらサイズのパンダたちをよーく観察すると、たしかにそれぞれ表情に違いが!もふもふの手ざわりと愛くるしい仕草に癒やされます。また、ふだん使いできるポーチになっているところが、YOU+MORE!らしいしかけです。

小倉:生き物の再現性や愛らしさと機能性のバランスを考えて「少ししか入らない」サイズ感にしているのもポイントです。化粧品やお菓子など、ちょっとしたものを入れて持ち歩ける実用性を持たせることで、単なる観賞用ではなく、日常の中で使い続けられる存在に仕上げています。
4.ふだん使いのアイテムに忍ばせた好きな人にはわかるパンダ愛
11月には、「パンダ3きょうだい シャンシャン・シャオシャオ・レイレイ ふわふわフェイスタオル」をはじめ、ポーチやパスケースなど、日々使えるアイテムを展開。そして、2026年1月には、パンダをモチーフにした時計とハンカチが登場しました。時計はパンダがボール遊びをする姿を再現、文字盤裏面には「Pandas Forever」というメッセージが添えられています。
小倉:「パンダがいなくなってしまっても、時は止まらず、想いとともに刻み続ける」という意味を込めました。

ハンカチには、パンダたちのお気に入りの遊具や行動をモチーフにしたイラストが描かれています。パンダが大好きなイラストレーターのすなやますなこさんが描くイラストは、パンダファンにとっては「わかる!」ディテールが詰まったデザインになっています。
日常使いしやすいアイテムの中に、さりげなくパンダ愛を忍ばせています。

【 後編に続きます 】

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