フェリシモCompany

もっと ずっと きっと 信じる心を忘れない

この活動は、1995年の「阪神・淡路大震災」の時から始まった震災支援のための義援金活動です。以来、「もっと、ずっと、きっと」という言葉は震災の復興を願う思いでお客さまとともに「合言葉」のようにして使われてきました。

もっとずっときっと

■フェリシモと阪神・淡路大震災

その震災は、1995年の1月17日に起こりました。

フェリシモは、当時大阪に本社がありました。1995年の年末に引越しの発表があり、2月に移転する準備していたときのことです。

震災直後、従業員・お取引先・お客さまの安否確認を行い、震災支援をどうするのか? またそのほかのお客さまに対して何をするのかを考えました。

神戸への移転は最終的に9月となりましたが神戸に向かう前日に、私たちの社長からフェリシモで働くひとりひとりへこんなメッセージが送られました。

「神戸への引越しを、21世紀への引越しだと思って新しい土地でみんなで力を合わせて頑張っていきましょう」。

ボランティアの様子

■震災から始まったプロジェクト

「もっと、ずっと、きっと」「神戸カタログ」「神戸学校」「ハッピートイズプロジェクト」などがあります。中でも、最初に始まったのが、お客さまのお声からはじまった「もっと、ずっと、きっと」です。

震災直後、全国の多くのお客さまからフェリシモにご心配のお声をいただいたり、神戸のために何かをして欲しいとお金を託していただくことがありました。そのようなお客さまの思いを受け、「もっと、ずっと、きっと」という義援金活動が始まり、同時に活動の報告書が3月より発行されました。ここでは、「毎月100円義援金」の呼びかけ、また基金つき商品を販売すること、さらには ご提案の募集(基金を利用した復興のためのプロジェクトのご提案・100円義援金の今後の使途のご提案、さまざまな支援プランのご提案について)そしてお客さまから被災地へのメッセージ、被災地の方々からのメッセージなども掲載されていました。

震災1ヵ月後にはたくさんの義援金が寄せられ、4月には、お客さまからお預かりした義援金にフェリシモが同額をプラスし、お客さまからご希望・ご提案が多かったお年寄りや子ども、障がいをお持ちの方や留学生などへの支援として使っていただくことをお願いした上で、日本赤十字社にお渡ししました。その後は、フェリシモから直接、神戸のNPO・NGO団体へ寄付しました。

義援金の使途報告とともに、被災地で今何が起こっているのかというレポートを神戸在住のフォトジャーナリストの冨安大輔さんや、看護師の黒田裕子さん(黒田さんは震災後高齢者の見守りや災害看護にご尽力され、震災20年を目前とする2014年お亡くなりになられましたが、その生き様がNHKのドキュメンタリーにもなりました)にお書きいただき、被災の当事者として目にしたことなど、さまざまな思いを発信していただきました。

ニューズレターを通じて、お客さまより震災をご自分の問題として記憶に残そうとされていく様子がうかがえるお手紙もいただいたり、被災地のお客さまからも、当時の体験をお寄せいただきました。

阪神淡路大震災ニューズレター_vol6_もっとずっときっと

■『神戸カタログ』

神戸の方々や、神戸を愛する方々と一緒にフェリシモらしく、神戸のためにできることは何か? と考え「MADE IN KOBE」のものを集めた1冊まるごと神戸の元気を応援する『神戸カタログ』を11月に発刊しました。震災によってお店を無くされた方々に、フェリシモのカタログを売り場として活用いただこう! というものです。

神戸カタログ
神戸カタログ

■支援活動はその後も展開していきます。

100円義援金は、当時被災地に指定された10市10町を対象に活用されました。そして、2003年、フェリシモは、義援金の残資を原資に「KOBE HYOGO2005」プロジェクトを立ち上げ、被災地を元気にする若者を対象に、最高300万円上限でプロジェクトの支援をするという企画をさまざまな分野のオソリティーの協力を得ておこないました。これらの活動が評価され、神戸市の震災復興10年目の会議にフェリシモが出席をさせていただくなど、神戸の企業として認知いただけるところまで行きました。10年目の『神戸カタログ』も出しました。
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これらの活動は、お客さまとの継続的な関係性があってこそ、実現したことばかりです。

震災以降、私たちはお客さまと一緒に何かを行うことがさらに多くなりました。そして、阪神・淡路大震災の経験により東日本大震災の時には、ひとりひとりがいち早く活動したい! という気持ちになりました。
これからも、「もっと、ずっと、きっと」の思いで、自ら立ち上がること、枠にとらわれず、気づいたことを行動に起こし、お客さまとともに「ともにしあわせになるしあわせ」を目指していきたいと思います。

※東日本大震災 毎月100円義援金(基金)
月1口 ¥100(非課税 ¥100)
→2021年5月分お申込みより、東北を対象とした基金から、東北を含めて、全国の自然災害支援や防災・減災・救済を目的した基金に用途を変更する予定です。
詳細とお申し込み>> https://www.felissimo.co.jp/kraso/gcd665119/

※北海道胆振東部地震 毎月100円義援金(基金)
北海道胆振東部地震からの生活の復興、地域の環境や文化の復興を支援します。
月1口 ¥100(非課税 ¥100)
詳細とお申し込み>> https://www.felissimo.co.jp/merryshopping/wk48958/gcd453663/

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