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フェリシモたすけあい基金からの支援:自宅療養者のQOLと安心向上プロジェクト(丸神商業協同組合)

みなさまとともにこれからの未来の暮らしを作っていく取り組みのために設立された
「フェリシモ たすけあい基金」より、自宅療養者のための支援を実施いたします。
(※このプロジェクトへの支援は緊急事態宣言解除前に決まりました。)

単身者や小さな子どもを抱えた自宅療養者を対象に、生鮮食材やお惣菜を自宅までお届けすることで食生活を支え、配達時にお声がけをすることで心を支え、容体の急変がないかを確認することで命を支える活動です。

食材を選びながら住民とスタッフのあいだに気軽な会話が生まれます

はじめまして。丸神商業協同組合で副理事長をしている中村です。
丸神商業協同組合は1958年の設立以来、長年にわたり同じ地域の住人の方々と寄り添い、支えていただきながら活動をしてきました。

子どもの通学路にもなっていて地域住民とのつながりが育まれています

新型コロナウイルス感染症の脅威が身近に感じられる中、私たちが一番大切にしている近隣住民の方々に、私たちができることでほんの少しでも、「安心と、喜びと、はげましの心を届けたい」という思いから、当活動を企画しました。

新型コロナウイルス感染症の急速な広がりと、感染者の増加にともなう医療提供体制によって、市民は大きな不安の中での生活を余儀なくされています。今後、さらに感染が広がると自宅療養者が増加することが想定されます。

無症状陽性者・軽症者等は自宅療養の対象になることから、平時と同様の生活を送ることができる方が多くいらっしゃる一方で、外出規制で人との接触が著しく遮断されたことによる社会的関係での孤立感や、食を楽しむこともできずに、閉鎖された環境の中で過ごすことを余儀なくされると自宅療養者の「生活の質」(QOL, quality of life)は著しく低下してしまいます。

〈支援内容〉

私たちはオンラインを通じて、自宅療養者が日常の食生活に必要となるニーズを把握して、生鮮食材や出来たてのお惣菜にはげましのお手紙を添えて、ご自宅まで非接触型(置き配)でお届けします。

配達員は食材をお届けるする際、事前に電話で配送予定時間の連絡をし、置き配完了後にはインターフォンで完了した旨を伝えます。そして、自宅療養者との電話連絡やインターフォンでの会話等のコミュニケーションの機会に、療養中の方をおもんばかる言葉やはげましの言葉を積極的に伝えます。

インターフォンの応答がない場合は、 自宅療養者の容体が急変していることもあるため、保健所等の窓口に連絡することでモニタリング機能を果たします。今後、感染者が増加した場合は、近隣住人や自宅療養終了者(経験者)を当活動の配送協力者として、活動に加わる方法についても積極的に検討していきたいと考えています。

当活動が同じ地域に住む人々同士を、お互いに支え合う活動のロールモデルとして、全国各地の地域に根付いた商店街が立ち上がり、広がっていくことを願っています。私たちはその最初の一歩として、私たちができることで精いっぱい挑戦したいと思っています。

食材の配送作業の様子

期待される効果〉

当活動を通じて、自宅療養者の療養中の食生活の質と心の保全、そして療養中の死亡を抑止する効果を発揮したいと思っています。

行政頼みの現在の状況から、コミュニティの互助の機能を活用した事例をつくり、全国に伝えることで新型コロナウイルス感染症が急速に広がる状況に陥った場合にも、市民同士がお互いを支え合い、対応していく力を高める効果も生み出したいと思っています。

プロジェクトに参画する丸神商業協同組合の組合員たち

■自宅療養者のQOLと安心の向上プロジェクト
実施場所 : 兵庫県神戸市中央区兵庫区
実施期間 : 2021年9月16日~神戸市内の自宅療養者が0になるまで
・丸神商業協同組合さまのその他の活動はこちら

活動レポートが届きましたら、みなさまにご報告させていただきます。
 ⇒プロジェクトの実績報告が届きました。実績報告はこちら>>>

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