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フェリシモたすけあい基金からの支援活動報告:傷ついた子どもに寄り添う「付添犬」を届ける(特例認定NPO法人 子ども支援センターつなっぐ)

「フェリシモ たすけあい基金」から2022年度に基金を拠出した「特例認定NPO法人 子ども支援センターつなっぐ」さまから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

*   *   *

子どものそばにじっとずっと寄り添ってくれる「付添犬」を16回派遣

虐待などの被害を受けた子どもは、どんな被害にあったのかを自ら話をしなければならない時があります。

それは、被害直後の聞き取りや、事件が裁判になった時などです。裁判の時は、子どもであっても大人と同じように、自分に遭った辛い経験を裁判の場で話さなくてはいけません。また、裁判の準備の時も、同じ辛い経験を話さなくてはいけません。

大人でも自分に遭った辛い経験を話すことは、2次被害、3次被害といった、話をすることでもう一度同じ被害を受けるのと同じ状態に置かれることがあります。そのため、自分の被害について話を続けることは、とても勇気や力のいることなのです。

その勇気ある子どもたちに、更なる力を与えてくれる「付添犬」への活動に対して、「フェリシモ たすけあい基金」から支えていただきました。みなさまからのご支援で、「付添犬」を2022年9月から2023年3月の間に、計16回派遣することができました。

「犬がいてくれるなら」と話せる子どももいました。
話し終わった後に、「あー、また会いたかったよー。私、将来は〇〇になりたいんだー」と犬をなでながら話をしていた子どももいました。

その日、子どもは辛い思いをしたことも、「付添犬」とふれ合ったことで温かさを感じ、癒された記憶とともに残ります。「付添犬」がいることで、話したことからの傷つきも軽くなります。子どもが話した後に前向きな発言をするのは、まさに「付添犬」が引き出した子ども自身が持っている力です。

〈現地の様子や現地の声〉

裁判は数時間におよびます。とてもきびしい質問に対して、子どもは「付添犬」の力を借りながら、話し続けることができました。裁判が終わりみんなが部屋に入った瞬間、「付添犬」が喜ぶ姿を見て、子どもは裁判が終わったことを実感するのです。

「安心感があった」と子どもは語ります。

「話をした日は、夜は眠れないのではないか? 大丈夫かな? と心配していた。帰ってきて、夕ご飯を食べてくれて、ちょっと眠れなさそうだったけど、犬のぬいぐるみを抱っこして、落ち着いて過ごしている姿を見て、付添犬ってすごいなと思った。」

「付添犬」の存在で子どもの負担が軽減されたり、その後、精神的に安定している様子を見て、周りの支援者からも喜びの声をくださいます。個人的には、全国に「付添犬」の活動が広がれば、裁判後に事件を引きずる子どもが減るのではと思います。

〈支援者へのメッセージ〉

みなさまからご支援をいただき、これまでのべ100人以上の子どもたちに「付添犬」を派遣することができました。

これまでの実績が積み重なり、参議院法務委員会でも「付添犬による法廷への付添いについても、公判出廷に伴う児童の心理的負担を軽減するための取組の一つであるものと認識しております。」との答弁をいただき、制度化への着実な歩みにつながっています。

しかし、「付添犬」の活動はまだ始まったばかりです。全国の子どもたちに「付添犬」を派遣できる日がくるためには、まだまだ時間がかかりそうです。これからも苦しんでいる子どものために、そして将来の子どもために、「付添犬」の活動と当法人への活動に、ご理解・ご協力をいただけますと幸いです。

■傷ついた子どもに寄り添う「付添犬」を届ける
実施場所 : 首都圏・東海圏
実施期間 : 2022年9月~2023年3月
協力団体 : 社会福祉法人日本介助犬協会公益財団法人日本動物病院協会
・子ども支援センターつなっぐさまのその他の支援活動はこちら

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