フェリシモCompany

フェリシモたすけあい基金からの支援活動報告「子どもの食 支援事業」(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)

経済的に困難な状況にある家庭にとって、夏休みなどの長期休暇期間中は学校給食がなくなることから、子どもたちの食の確保がとりわけ困難になる、食事環境が悪化しやすい時期でもあります。

「応援ボックス」に入っている商品

セーブ・ザ・チルドレンは、こうした状況をかんがみて、7月下旬に、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、経済的に困難な状況にある家庭を対象に、休暇期間中の子どもたちの食の状況改善を目的とした「夏休み子どもの食 応援ボックス」を提供しました。

2021年6月時点までに、緊急事態措置を実施すべき区域およびまん延防止等重点措置を実施すべき区域と定められた、21都道府県に在住する3,182世帯に対して「応援ボックス」を届けました。

「応援ボックス」を発送する様子

<現地の様子や現地の声>

「応援ボックス」に申し込みをされた方に実施したアンケートによると、新型コロナウイルス感染症拡大によって、約3割の世帯で収入が半分以上減少。1割以上の世帯では、収入がゼロになったとの回答がありました。

また、本ボックスの申し込みの理由として半数以上の世帯が、
「十分な量の食料を買うお金がない」
「今後長期休暇に入り給食がなくなるため食費が心配」
と回答しています。

「応援ボックス」を利用された方から寄せられた感想の一部をご紹介します。

~保護者の声~

「この度は応援ボックスを届けていただきありがとうございました。
中学生の娘がおりますが、一番食欲がある時期でお米の減りもものすごく早いです。小学生の娘もそれなりに食べます。子どもたちは今まで、足りないだろう気をつかい、私にはあまり言ってきませんでした。
私が量を減らせば、ママもっと食べなよとわけてくれるような娘たちです。苦労させていることが申し訳なくて仕方がありませんでした。
今回ご支援いただいたたくさんの食品を子どもたちは喜んでいました。食べものが迷ってしまうほどあるなんて幸せです! 本当にありがとうございました。」

「子どもたちと一緒にワクワクしながら箱を開けて、次から次にいろいろな物がたくさん入っていてみんなで大喜びしました。夏休みになり、食べ盛りの中学生3人のお昼ご飯をどうしようかな、が悩みでした。こうやって支援していただきとてもうれしいです。子どもたちを笑顔にしてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。」

<支援者へのメッセージ>

寄せられたメッセージの中には、夏季休暇中の食費の心配や子育ての負担増に関すること、そうした状況を察して気をつかう子どもたちの姿についてのコメントが数多くありました。

子どもたちにとって夏休みといえば、たくさんの思い出が作れたり、体験できる時期ですが、家庭の状況によっては、保護者が多くの負担を強いられたり、子どもが塾や部活動などに参加できなかったりしたために「格差」が顕著になる時期でもあります。

そして、長引く新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、収入減や閉塞感がこうした状況をますます深刻にしています。

こうした中で、「応援ボックス」を利用したご家庭から、食卓を充実させることができたなどのメッセージを多数受け取ることができたことは、本ボックスの提供が、夏休み期間を乗り切るための一助となったのではないかと考えます。

こうした支援が実施できたのは、ご支援いただいているみなさまのおかげです。
みなさまのあたたかいご支援に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。

■子どもの食 支援事業
実施場所 : 日本国内
実施期間 : 2021年6月~2021年11月
・プロジェクトの詳細はこちら
・セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンさまのその他の支援活動はこちら

この記事をシェアする
Twitter
Facebook
LINE

コメント

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

コメントを投稿する
ページトップへ戻る