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イタリアのチョコレート

2026.06.19

私は〈ファミリア デジデーリ〉で悩んでいます

最近のチョコ出張はほんとうに移動距離がやばいです。
毎日長距離移動です。

というのも、世界的な物価高騰により、家賃が高すぎて、ショコラティエもアトリエを郊外に移すのが当たり前になっています。前はアトリエも町中にあって、Uberで移動とかもあったなあ。しかし、もうUberで行ける距離にアトリエはないです。はるか田舎に田舎に。
スーツケースとともに移動するさまはまさに出張アスリートです。
今日も朝から大移動。

せっかく行ったのですが。
実は悩んでるのがこの〈ファミリア デジデーリ〉。

なぜ、私を悩ませているか。
それはチョコではないからです。
私は“チョコレートバイヤーみり”という名前からして、チョコのバイヤーなわけで。
もちろん、チョコ味も作ってると聞いていて、遠路はるばる、そして他社を諦めてここに賭けて来てるのですが。
まず、ファミリア デジデーリはイタリアでユネスコ世界遺産にも登録されている有名な温泉の街モンテカティーニ・テルメにあります。
温泉の保養で来てる人に昔から人気のお菓子で、あまりにも有名なため何年かに一度は日本の催事にも来てるそうです。

おじいさん、お父さんが作ってきた歴史を大事にしてる4代続くファミリー企業です。
シンボル的なお菓子はこの「チャルダ」。イタリアのトスカーナ地方に14世紀以前から伝わる、ゴーフル(炭酸せんべい)やワッフルの原型と言われる伝統的な焼き菓子です 。

アーモンド、砂糖、小麦粉、牛乳、卵、バニラの100年続くレシピからできるウエハースのようなお菓子で、エアリーで紅茶にもコーヒーにもよく合い。2枚合わさったところが縁起がいいと結婚式の引き出物にも使われるとか。

刻印のサギはこの町のシンボルです。まさに地元の銘菓って感じ。

このやさしい味わいは日本人好みっ。素朴なやさしいお味なのです。
いくらでも食べられるーーー。

チョコじゃないけど、どおしよう?!うますぎるやろー。
それだけではないのです、実は次のがやばい。

もーっと、うすーい。日本では販売されていない。ちょっとスパイスが品よくきいたせんべいが。
もう、もう。なんだこりゃ。
コーヒー味、アニス味、チョコ味の薄焼きせんべいとしか言いようがない。
シンプルな素朴なお菓子はこの地方の人たちにさぞ愛されたことでしょう。とまらんっ。
イタリアから送るのもこの薄さは困る。けど、粉になってもおいしい。
幸か不幸か、缶があるというのです。

袋しかない、現地の人しか味わえないと言ってくれりゃあ、私も諦めますよ。
でも、このファミリーはいい人たちで、親身になって相談に乗ってくれるのです。
缶に入るか一回やってみるね。って。
日本の方々に食べてほしいと。

ほんとにシンプルにうますぎる……。

さあ、この温泉の薄焼きせんべいがみなさまに紹介されるか。
ちょっとまだわかりませんが。
私としては食べてほしいなー。




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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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