石臼を使った歴史系チョコ〈ファーガス〉
バルセロナのツアーでチョコ巡りというのがあるみたい。
元気そうなおばさんが5人くらいのお客さまを引き連れてお店に入って行きました。
私みたい。よくしゃべるなぁ。おばちゃんというものは世界共通の圧があります。
私こんな感じなんやろなぁ。
あ、私が行こうとしてるチョコレートショップ〈ファーガス〉に入った。
そのまま観光客とともに、バルセロナのチョコレートバイヤーみりの説明を聞き続けていました。
あ、あかん。商談しなくちゃ。

ここはバルセロナの観光客もたくさん通る路地です。
お店はそんなに大きくなくて10人も入ったらすぐにいっぱいになるくらい。
ショーケースも木製。

カウンターも渋いんです。
そして、これまた、昭和レトロみたいな精算機があるんですが。もちろん現金のみで、これもまだ現役だそうです。
やってみようと、お金を入れて楽しんでらっしゃいました。

ウィィィィンっていう機械音がいい。
現金がほぼない電子化されたこのヨーロッパで、この精算機は子どもたちも興味津々なアトラクションです。
昔、紙のお金があったのかあ。って思ってる子もいるかも。
オーナーのカルロスさんはいかにもジェントルマンな感じ。

創業は1827年。来年200周年だそうです。
こんなバルセロナの中心地でお店を構える余裕を感じます。

その特徴は、お店の真ん中にどーんと存在感を放っている「石臼」です。

日本や他国のそれとは違い。円錐状のものが動いてカカオをつぶすタイプです。

そして、驚くのはなんとこの石臼は現役なんですって。
この手の古代のチョコの作り方はシャリシャリした触感で甘さも控え目。なかなか貴重で手に入らないんです。イタリアの一部に板チョコではありますね。
もちろん、現在の復刻はあると思いますが、ここはほんまもんです。
そして、いいなーと思うのはその包み方。

ヨーロッパならではのこのカメの甲羅のような包み方。
両端をつまむキャンディー包みはアメリカ系に多いのですが、この包み方。めっちゃかっこいい。
キャンディーはまだ少し老舗が残していますが、チョコはほぼ見たことがないです。まじで珍しい!
やったー。
テンションあがるー。
そして、それだけでなく、ビスケットとかもあるんですが、これまたビターで大人味。
シンプルー。もう、私こういうシンプルな上質なものだけで生きていきたい。
ここはほんものしかない。
製法、味わい。そして、ビジュアル。
なにをとっても。
完璧っ。
クラシックチョコを探して今回の旅は続いているので、ここはまさに最高峰。
もう、今から日本に帰ってもいい!
そのくらいの出会いです。
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チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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