イタリアの道が。私のスーツケースが…
私のスーツケースは世界中を旅しています。ヨーロッパのみならず、アフリカ、アジア。
壊れては直し、なんとか今年までやってきました。
しかし今回、もうこのスーツケースは日本の地を踏むことはないと思いました。

ヨーロッパは石畳。スーツケースの車輪がはまるのです。段差だらけで。
道のきれいさって普段そんなに気にならないでしょう。でも、スーツケースを連れて歩くとまともに段差を食らうのです。
日本はすごい。ちゃんと考えられています。
海外でも大体都会は大丈夫になってきました。だって、スーツケースがころがせない凸凹は車いすもアウトです。
都会では駅にも車いす対応でエレベーターがどんどん普及してきています。

しかし、今回特にイタリアの道ががたがたなんです。もう、半ばスーツケースの車輪をぶつけながら、なりふり構わずやっと1m進むくらい。
暴力的な感じになります。
25kg近いスーツケースの車輪はいつ飛んで行っても不思議ではありません。
スーツケースがフランダースの犬のパトラッシュに思えてきました。
私はネロではありません。
パトラッシュに重い荷物を運ばせる、死にかけたパトラッシュに鞭打つ金物屋です。
しかし、前進しなければ。めったに来ない電車に乗り遅れる!
もう、必死です。
地方に行けば、ホテルでも、エレベーターがあるところばかりではありません。階段しかなかったり。
あっても、異常にせっまっ。とか。


何度も何度もパトラッシュはもうここでダメだろうと思ったんですが。
なんと日本に帰ってきました。

もう奇跡だと思います。
それほど、今までで一番過酷な道でした。
スーツケースは消耗品と言われて、もうだいぶボロボロなんですが。
もう、今回の旅で離れられなくなってしまいました。
モノに名前をつけたら愛着がわきすぎてダメです。捨てられない。
でもやってしまった。
パトラッシュ。僕の、ともだっち。僕の。
あー、やめてー。
もうだめだ。
私はパトラッシュとこれからも旅に出ます。
ちなみに。ベルトもきったないんですが。
はじめはアイルランドの国旗のきれいな緑色でした。
昔アイルランドでスーツケースが開いてしまいそうだったので買ったものです。
こっちはアロアかな。
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チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのチョコレートバイヤー歴28年。「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに訪ね歩いたショコラティエは34カ国約400件。約590ブランド・約2,900種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは329ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!
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