やっぱりパリ！ 大人旅のすすめ

チョコレートバイヤーみりです。先日パリに行ってきました。そこで改めて気付いたヨーロッパ旅行、特にパリに行く意味についてお話します。

私のチョコセミナーに来て下さるお客さまは旅行好きの方が多く、「どこどこの国に行かれた方～？」と声をかけると、ブルガリアやクロアチアなど珍しい国でも手が上がることが多く、びっくりすることがあります。「幸福のチョコレート」のカタログ持ってタスマニアまで行ったつわものもいらっしゃいました。

海外は行く人はすごく頻繁に行くけど、行かない人はまったく行かないという感じで、最近ますます中間がないように思います。パリでも日本人は前よりかなり少ないなと思いました。

旅行は国内でゆっくり。行ってもアジアで充分という感じですね。それもわかります。日本もほんとに面白いです。私は老舗の和菓子巡りと巨木巡りを日本国内ではテーマにしています。面白いです。

アジアは台湾に行ったり、ちょっと上海に３日くらい一人でお茶飲みに行くのが好きです。あー。行きたいーーーーー。お茶飲みにいこ。

私は何気にもう仕事以外でも40ヵ国以上訪れていますが、今回改めて「ヨーロッパ」について考えてみました。ヨーロッパは今、日本から行くところではなく、向こうから人が来るところに矢印が完全に逆を向きました。

そんな中でのヨーロッパ旅。

今回、同行した私の家族の反応が面白かったので、なるほどなと思いました。

うちの家族は私のプライベート旅行にも一緒に行ったりするので、何気にニューヨークやオーストラリア、アフリカ、アジア10ヵ国くらいに行っているのですが。その都度それなりに感動してるんです。しかし、今回初めてのヨーロッパ。しかも、ド直球に世界一の観光地・パリです。

人が多くていやになったら、田舎に移動しようと思っていました。

しかし、結局長く滞在し、人混みをかき分け、ド直球の観光地を義務のように全部見て回りました。

なんで観光地で良いのか聞いてみたんです。そしたら、結局みんなが知ってるところが見たいと。だから、エッフェル塔とシャンゼリゼ通りとサッカーのフーリガンみたいな人たちが見れて良かったと。

ええ？！ツアーでいいやんっっ。

そういえば、もう亡くなった両親とも生前いろいろ旅行したんですが。「ハワイは良かった」それしか言いませんでした。香港の飲茶はあんなにおいしかったやんっ。結局TVに出てくるたびに思い出すようなんです。それが上書きされていくのが楽しい記憶になるようです。

そう思うと、パリは繰り返し繰り返し情報として出てくるので、人生で一回行っておくとそのしあわせは何度もよみがえってくることになります。

そして、今回うちの家族はパリは一番初めに来るべきところだったと言うのです。

ケニアやアメリカやオーストラリアも楽しいけど、西洋の文化文明のほんまもんを見て、それからその次に行ったら、見え方が変わったと。

え？そうなの？

もう、私は学生のときからパリやロンドンやイタリアを巡って、ヨーロッパの文明にビビらされ。芸術文化に恐れおののき。その後、さらにヨーロッパ地方にも事あるごとに行っていました。主要都市はほぼ若い時に全部行ってると思います。しかし、そう言えばそうだったのかも。

パリを見たら、教会にしても美術館にしても街並みにしても、一個しっかりした基準が出来るのは間違いないです。ヨーロッパの村の滞在は素晴らしいですが。建物や食べ物、その良さもよりわかる気がします。

パリを見てから、世界に。その順番はアリだと思います。

そういう意味でも、今ヨーロッパ行くのは大変かもしれませんが。

ぜひ、一生に一度はツアーでも行かれることをおすすめします。

観光地に行ったらよく見かける光景があります。普段、旅行をされないけど、奥様の希望でツアーに参加した老夫婦。

日本人だけじゃないです。他のアジアの国々の方にもいます。楽しむはずだったのに。

お父さんがイライラしてる。

「君がこっちだって言ったじゃないか！」「お前が間違えるから」大きな声でお母さんに怒ってます。

怒られてるお母さんもシュンとして恥ずかしそうで気の毒ですが、ストレスでイライラしてるお父さんも気の毒です。

大丈夫ですー。お父さん。大丈夫。死なんかったら大丈夫。

ケガしなかったらいいです。

万が一お金盗まれても、それも10年後には一番の思い出になる。

観光地ではみんな同じ仲間です。ほんと親切ですよ。お巡りさんもいますよ。周りを見てください。お父さん以外、みんな笑顔です。

旅行の時間は全部お金がかかってるんですよね。不機嫌な感情にいくら払うおつもりですかー。

大人は時間とエネルギーの無駄は出来ません。

もし、これから旅行に行きたいけど、うちのお父さんきっと機嫌悪くなる…と心配されてる方。

ぜひ、今日のブログを先に見せてから行ってください。

観光地は国際平和としあわせの笑顔でいっぱいです。

さあ、いってらっしゃいませ。