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フランスのチョコレート

2022.08.17

フランス南西部ののどかな農園から〈メゾンギャンゲ〉

フランスの〈メゾンギャンゲ〉をご紹介します。

フランス南西部の〈デュラス〉という町は、お城や要塞など中世の名残のある自然豊かな町です。メゾンギャンゲはデュラスの果樹園の真ん中にお店を構えています。

彼らが珍しい点は、ヘーゼルナッツ農家だということです。ヘーゼルナッツはイタリアが得意な作物です。なのでイタリアにはヘーゼルナッツ農園はいっぱいあります。でもフランスでは珍しいですね。ヘーゼルナッツ以外にもいろいろなフルーツをたくさん植えているそうです。

もともとは1950年代にプルーンの加工業を始め、だんだん農園が大きくなり、そのあとプルーンを使ってチョコレートでコーティングした商品が大人気になって、本格的にチョコレートづくりを始めたのが今から20年ほど前だそうです。

実は、ずーっとお付き合いがあるんですが、今まで知らなかったんです。農家だって。「そうやったん?」「教えてよー」って感じです。
器用過ぎる。ショコラティエ専門家でもこんなに本格的なチョコはすぐには作れないですよ。
あまりにもほかのショコラティエから場所が離れていて、今までフランスに行っても訪問することが出来ていなかったのです。
今回Zoomで商談して初めて知りました。
Zoomとかあまり使うことがないのでしょう。ずいぶん、接続に苦労されました。でも、一生懸命、「え?これで合ってる?」「写ってる?」時間をかけてチョコを紹介してくださるのがありがたかったです。自分たちのチョコを大事に思っているのが伝わってきます。お店をカメラで見せてもらいました。すごく大きな農園で、その入口にお店があるんですが、広大な駐車場に大型観光バスが止まるようなところで、まさに地元の観光名所。
よく日本でも山梨あたりに行くとワインの工場が農園にあって、そこで造ったワインを直売していたりするじゃないですか?ああいうイメージです。

パッケージの見た目は比較的あっさりしていますが、自家消費、あるいは気軽に渡せるお土産のイメージなんでしょうね。でも味はめちゃめちゃおいしい!

採れたての最高の素材をふんだんに使ったチョコレート、おいしくないわけがないです。自分の農場で採れたヘーゼルナッツをどうやったらおいしく食べられるか?これ以上分かってる人たちはいないわけで。おいしいはずです。

ヘーゼルナッツのほかにもチェリーやアプリコットやプルーンなどいろいろなフルーツを使ったチョコがお得意。最近では“ル・フレンチ・ショコラ”というフランスの伝統的なチョコレートのシリーズにも力を入れていて、トリコロールカラーのパッケージが旅気分にさせてくれます。メゾンギャンゲのチョコレートでフランスの風を感じてくださいね。

動画でも解説しています。ぜひご覧ください!

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チョコレートバイヤーみり

フェリシモでのチョコレートバイヤー歴25年以上、「チョコで世界中を笑顔にしたい」と世界各国のショコラティエをめぐり、数々のレアチョコを発掘。これまでに約500ブランド・約2,500種類のチョコレートを輸入販売した実績を持ち、その中でも日本に初上陸させたチョコレートは約250ブランド。チョコのストーリーを語らせたら止まりません! まだ知られていない素敵なチョコを紹介するため、今日も世界の果てまでチョコ探し!

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