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100人百色の海の万華鏡世界

はいさい!海とかもめ部飛び入り部員の旅カナです。
先週末は鍵井靖章さん主催の水中写真展「Blue+(ブループラス)」の会場に足を運んできました。私も1点出品させていただきました!
鍵井さん含め総勢106名のアートな水中写真が並んだ会場は圧巻でした。

このような時期ではありますが、会場は大盛況。お越しくださったみなさま、ありがとうございました!
まずは、このように素敵な企画展をプロデュースされた鍵井さんに御礼申し上げます。それから、幹事を務めてくださった畑中さん、素敵な会場をご提供いただき、また味のある額縁を制作くださったギャラリーWedgeオーナーの西良さん、会場設営や会期中の受付・会計などをしてくださったたくさんのボランティアのみなさん、本当にありがとうございました!

では会場の様子などご案内しましょう。

会場となった 、兵庫県川西市のWedge(ウェッジ)さんはとっても雰囲気のある素敵な古民家ギャラリー。お隣で家具工房をされています。阪急電鉄・川西能勢口の駅から10分ほどです。

この日は土曜日で夕刻から参加者のパーティーが予定されており、私が行った午後5時頃にはもうすでにかなりの人が出来上がって…いや、集まっておられました。もちろん一般鑑賞の方も大勢。会期中に鍵井さんが関ジャニ∞のテレビ番組に出演されたこともあって、ダイバーでない新規のお客さまもたくさん!初めて見る色鮮やかな水中世界に目を丸くされていました。

今回のテーマは「百色眼鏡」。ひとことで言うと万華鏡の世界です。

1枚の写真を上下左右反転させ4枚つないで1つの作品が構成されます。もうそれだけで今まで見たことのないアートな写真が出現するわけですが、会場に足を踏み入れて私がいちばん驚いたのは、1つ1つの作品の面白さもそうですが、個性あふれる100枚の写真が集合し、会場全体が輝きを放つ1つの大きな作品になっていたことです。まるで万華鏡の中に自分が小さくなって入り込んでしまったようです!鏡の国のアリス!

何人かのお友だちに出品作品のことを聞いてみると、みなさんそれぞれにこだわりやコンセプトやバックストーリーがあって、1つ1つがそれだけ考え抜かれ選び抜かれた写真だからこそ、集まったときこれだけ素晴らしい芸術作品になるんだと思いました。


私は常々「海の中はどんな美術館よりも面白い」と思っていて、その豊かな色彩と思いもかけない造形美に、毎回心打たれ、潜る前はいつも期待でワクワクします。それは人智を超えた創造主のアート。人間はとてもかなわない。そう思ってました。
けれど、今回はやられました。写真、つまりカメラとライトという手段があって、百人百様の美の捉え方・感性があって、それを一旦作者の作為を振り払うためにひっくり返してつなぎ合わせて “無作為の美”を出現させ、さらにそれを100種類並べることで、多様性に富み、かつ一体感のある、シンフォニーのような空間アート作品を作り上げてしまった。そこに私は「人間のアートは自然の造形美を超えることができるんだぞ!これこそがアートの存在意義だ!」という、鍵井さんのアーティストとしての矜持というか、力強い意志と人間賛歌を見た気がしたのです。(ご本人には伺ってないので、あくまで私がこの作品展から受け取ったメッセージですが)

さらに言うと、水中写真って、よくダイビング雑誌などのコンペがあるせいで、人と競って優劣つけるという心理が無意識にも働きやすい分野だと思うのですが、今回のBlue+はまったく違いました。抽象度が上がって作者の作為がある程度ふりほどかれた作品は、既成の概念では優劣の付けようがなく、まさに「みんな違ってみんないい」状態になっていました。作品の前のみんなの顔はニコニコ輝いていて、合同作品展にありがちな腕自慢や羨望などはみじんも感じられず、「これいいよね」「それもいいよね」「みんなすごいよね!」という、この上なく平和でハッピーな空気が流れていたのです。

交響曲の指揮者としての鍵井さんの独創的な視点と見事なタクトさばきにうならされつつ、同時に底知れぬ“人への愛情”が感じられた素晴らしい展覧会なのでした。

鍵井さんが人をどれだけ大切にされているかは、会場で写真集を買われたお客さま一人一人とお話をしてサインをし、一緒に写真を撮る、その一連の流れが非常にていねいなことからも分かります。ファンの列は途切れることがありませんでした。


そしてこの日はもう1人の水中写真家・佐野誠一郎さんの初写真集出版のお披露目を兼ねたスライドショーが企画されていました。

「しあわせの咲く海へ」。タイトルがいいですね。フェリシモ的には“しあわせ”がひらがななのも共感度大です(笑)。

私も1冊買わせていただきました。サインもらっちゃいました☆

佐野さんはハナダイ専門の写真家です。「へ?」と思われた方、正しい反応です(笑)私もそんな写真家さんには初めて会いました。イルカ・クジラ専門の方とか、サメ専門の方とかはよくいらっしゃるんですが。ダイバーならよく知っている、むしろありふれた魚、ハナダイ。でも、群れになって何万匹も乱舞するシーンは確かにすごくきれいです。そのハナダイに魅せられて写真家に。私が何より驚いたのは、佐野さんがまだ本格的な水中カメラを持って5年も経たないとおっしゃったこと!40代で始めた趣味で脱サラしてフリーのカメラマンになって写真集出すとか、すごい!夢あるなぁ…!


鍵井さんの紹介で始まった野外スライドショー。写真家になって初めてのトークショーだそうです。なんかそんなん聞いたらこっちが緊張する(笑)


世界中の海で潜って、その土地にしかいないハナダイを撮ったりしているそう。ハナダイの種類の説明や婚姻色の説明や、聞いていると「オタク、万歳!」と叫びたくなるくらいマニアックです(笑)大好きです。

途中で雨が降ってきたので、屋内に場所を移しました。

とってもきれいで面白かったです!

スライドショーが終わった後、有志の方からサプライズプレゼント!出版お祝いのケーキです。ハナダイの写真が乗った…!すご〜い!すごい完成度です。

後で私も一切れいただきましたが、とってもおいしい抹茶とフランボワーズのケーキでした。ごちそうさまでした。佐野さん、改めておめでとうございます!機会があればどこかの海でご一緒したいですね。

会場には「海とかもめ部」からお贈りしたお花を飾っていただいていました。

その手前にあるのは…吉本新喜劇の石田靖さんからのお花です!わぁ!
石田さんもダイビングをされていて、鍵井さんとはダイビング雑誌の撮影がご縁のおつきあいだそうです。

会場では、「海とかもめ部」の商品をご愛用中のお客さまにもたくさんお会いしました。とっても嬉しかったです。

それでは、鍵井さん、みなさまお疲れさまでした! ありがとうございました。

今週もお読みいただきありがとうございました!
ではまた来週〜

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旅カナ

旅カナ

『海とかもめ部』飛び入り部員。元「ecolor[エコラ]」ブランドマネージャー、現「幸福のチョコレート」マネージャー。 旅が好きでこれまで旅した国は35ヵ国。趣味はカメラとダイビング。沖縄離島とフィリピンを主に潜り、経験本数は約500本。 特技は海の生き物のイラストをダイビングログブックに描くこと。インスタグラムで「お絵描きDiver 旅カナ」として作品を発表中(@nosekana)「海とかもめ部」ではブログ「海の写真館」連載担当。 イメージキャラクター:タンクを背負ったカンパチ

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