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慶良間諸島で海開き!

はいさい!海とかもめ部飛び入り部員の旅カナです。
暑くなってきましたね。…と言いながら、私は約1ヵ月前の沖縄で、すでに海開きしております(笑)。ということで今日は、沖縄はチービシと慶良間諸島での4月のダイビングで見たお魚と海の中をご紹介します。

慶良間の海に似合うのはキンギョハナダイ

「沖縄だからあったかいんでしょ?」と思われるかも知れませんが、4月はまだ寒く、本格ダイビングシーズンではありません。水温23℃。ダイバーは水温に合わせて着るスーツを変えるのですが、23℃は5mmウェットスーツにフードベスト、その下にラッシュガード上下を着てぎりぎり潜れる温度です。もちろん体感は人によって違うので、「これぐらいが快適!」という人もいますが、まぁ普通の人はぎりぎりです。ガイドさんでもドライスーツを着てる人がいたぐらいですから。早く3mmで潜りたい。

海の中も夏のにぎやかさに比べたら若干まだ少しさみしい感じでしたが、それでもウミウシがたくさんいたり、コブシメというイカの産卵シーズンだったり、この季節ならではの面白いネイチャーシーンがたくさん見られました。

コブシメ母さん産卵真っ最中。

コブシメ知ってますか? とても大きなイカで体長50cmくらいはあるでしょうか? ヒレをひらひらさせてホバリングしてる姿はまるで宇宙人です。目がそう思わせるのでしょうか? ちなみにイカはすごく目がいいです。何しろ周囲を見て瞬時にその色柄や形状に合わせて擬態できるのですから。春は産卵シーズン。脚の先をちゅっとサンゴなどの隙間に差し込んで、大きさも色もピンポン玉そっくりの卵を産み付けます。私たちが卵の写真を撮っていると、母さんコブシメが心配なのか、ずーっと立ち去らずに上空から私たちの様子を観察していました。大丈夫、取って食べないからね。でもあなたは食べたい。

ウミウシも子づくりの季節。

ウミウシも忙しいです。この2匹は交接中で、このあと数日したら産卵するのではないでしょうか? ちなみにウミウシは雌雄同体(しゆうどうたい)と言って、1匹がオスの役割とメスの役割を同時にします。交接器が右側にあるので、左右逆になってこのようにくっついています。全員同性なので性差別や偏見のない平和な社会であると想像されます。

ウミウシの名前は独創的だと思う。

こちらのウミウシは「キスジカンテンウミウシ」と言います。誰が付けたんでしょう? そんな美味しそうな名前を?! 絶妙なネーミングセンスです。見れば見るほど寒天そっくりで、このまま白玉あんみつの中に入れたいです。ちなみにウミウシの仲間のウミコチョウに「シラタマウミコチョウ」という名前の子がいるので、一緒に入れたら海の白玉あんみつ一丁上がりです。

ウルトラマンホヤ。その名前…(笑)

変な生き物シリーズいっときましょうか。お次はこちら。「ウルトラマンホヤ」と言いまして、その名前だけでも「いいのか、その名前?! 商標権は?!」と突っ込みどころ満載ですが、見た目がもっとインパクトあります。集団で全員笑ってる。。あはは、あはは、あはは……もう夢に見そうです。

ガイコツパンダホヤ。変すぎる。

続いてこちら。名前を「ガイコツパンダホヤ」と言います。そう言われたらもうそうとしか見えません。誰が付けたんでしょうか? 本当に。漢字で書いたら「骸骨熊猫海鞘」です。イカツすぎます。どうせならさっきのウルトラマンホヤと揃えて「ショッカーホヤ」とかにしといてほしかったです。

くだらない妄想をしているうちに紙幅が尽きてしまいました。海の中ではいつもこんな感じで、頭の中で勝手にドラマが上映されたり、海の生き物が喋ったりしています。上がってからも反芻して楽しめるので2倍おトクです。
ではまた来週~。

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かもめブログライターご紹介

旅カナ

『海とかもめ部』飛び入り部員。元「ecolor[エコラ]」ブランドマネージャー、現「幸福のチョコレート」マネージャー。 旅が好きでこれまで旅した国は35ヵ国。趣味はカメラとダイビング。沖縄離島とフィリピンを主に潜り、経験本数は約500本。 特技は海の生き物のイラストをダイビングログブックに描くこと。インスタグラムで「お絵描きDiver 旅カナ」として作品を発表中(@nosekana)「海とかもめ部」ではブログ「海の写真館」連載担当。 イメージキャラクター:タンクを背負ったカンパチ

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