BLOG ハッピートイズ通信

制作日記

2021.07.18

「すくすくゾウさん」製作レポート 【ハンドメイド作家Kumikoさん】

CATEGORY: diary

2021.07.18 UPDATE

こんにちは。
いつも「フェリシモ ハッピートイズプロジェクト」を応援していただき、ありがとうございます。

今回は、ハンドメイド作家 kumiko さんによるパッチワークの「すくすくゾウさん」の製作レポートをご紹介します。
ポイント解説もとってもわかりやすいので、ぜひ参考にしてくださいね。


みなさん、こんにちは。kumikoです。
今年のハッピートイズはベビーフェイスなゾウさんですね。かわゆいです!
年に一度のトイズ作り、いつもは受付締め切りギリギリでお送りするところですが、今年はがんばってちょっと早めにスタートしました!

できあがった私のゾウさんです。

作っていて難しかったところとか、こうするとよかった点などを書いてみました。
夏休みに作ろうかな~って思っている方にちょっとでも参考にしていただけるとうれしいです♪

動物の中でもゾウさんが大好きな私、特に赤ちゃんゾウのイメージはやさしい水色なんです。
そのイメージのままで作りたいと思ったので布選びもブルー系で選びました。

家にあるブルー系の端切れを集めてパーツごとに裁断。
ゾウさんのできあがりの形に並べてみます。
全体の感じを見るのって大切だなって思うので縫う前には毎回やっています。
こんな感じになりました。

私はいつもミシンを使ってダダダ~ッて縫うのですが、今回なかなか苦戦したところがありました。
それは手先、足先部分!
きれいな曲線にするのが難しかったんですよ。
小さなパーツですからね、ミシンのスピードを落として、ちょっとずつ布地の向きを変えて、時々はずみ車を手回しにしながら慎重に縫いました。

縫い上がったものを並べるとなんだか愛おしいです (笑)。

そうそう、縫い終わった各パーツをひっくり返す前にカーブの縫い代に切り込みを入れますよね。
その工程を、私はピンキングばさみで縫い代の端をこんなふうにカットしてみました。

これ、結構らくちんです。深く切らないように注意は必要ですが、ピンキングばさみがあればぜひ試してみてくださいね。

はい、では次に行きましょう。
パーツを表に返してわた詰めしたところです。
鼻先までわたを詰めるの、指が届かなくてちょっと大変でしたね。
割りばしなどでツンツンしながら詰めていきましょう。

どんどん進みます。
帽子は最後に全体の色を見てから作りたかったので、お顔作りを先に・・・・・・。
こんなふうに糸の引っ張りぐあいも考えながら目の位置を決めます。
変顔してるみたいですねぇ(笑)。

ここまで順調と思いきや、お顔の表情ができあがりそうなこの段階で私の中でちょっとした違和感が出てきました。
ん~、右側の水玉模様、な~んか主張しすぎじゃない???って。
そんなふうに思えてしまったらとことん気になります。
思い込みかもしれないけれど、悩むくらいならやっぱり取り換えよう。
ということで頭だけ作り直したんです。
生地替え後の配色・・・・・・あまり変わんないかも? いいのです。自己満足が大事。
自分が気に入っていないものを誰かに贈るなんて私はイヤなので。

そしてこの子に似合う小物づくり。
帽子もやっぱりブルー系で統一させちゃおう。
帽子のリボンには挿し色を選んで・・・・・・襟元にひらひらのレースも付けちゃおうかな。
アクセントにモチーフレースもいいかも。
こういうのが一番楽しい時間だなぁと感じます。

せっかくなのでできあがったゾウさんをぐるりといろんな角度から見てくださいな。

四方八方ゾウさんパラダイスですよ~♪

今年も無事にトイズを仕上げられてひと安心。
時間はかかるけど、できあがった時の達成感はとっても心地よいです。

楽しそう、なんか惹かれる、私だったらこうしたい・・・・・・トイズ作りがちょっとでも気になった方、ぜひぜひ今年のハッピートイズプロジェクトに参加してみてくださいね。
「作ることって楽しい」「かわいいもの、大好き」「誰かの笑顔が見たい」
そんな気持ちは自分自身をご機嫌にします。
自分がご機嫌なら人に優しくできるし、素敵なしあわせの連鎖が生まれると思うんです。
みなさん、手づくりを楽しみましょうね~。


kumikoさんのゾウさん、やさしいブルーのトーンで、シックなあかちゃんゾウさんですね。
ビビッドな帽子がすてきなアクセントになっています。

毎日の暮らしを楽しく素敵に彩る作品を作りつづけているkumikoさん。
ブログ「つくること、暮らすこと。つくること、暮らすこと。」もぜひご覧ください。



FELISSIMO HAPPY TOYS PROJECT