• ”正解”よりも、あなたの心地よさを

  • 鎧を脱いで、深呼吸。

  • 誰かの目線より、自分の感覚

  • 完璧よりも、ごきげんな私を選ぶ

  • 鏡の前のダメ出し、今日はお休み

  • 今日は、いちばんの味方でいてあげて

  • できないことは、明日やればいい

  • 揺らぐのは、一生懸命生きてる証拠

  • 居心地のよさは意外とすぐそばに

  • 奇跡を待つより、軌跡を信じて

  • こころの波にあらがわない

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揺らぐからだ、変わっていくこころ。“間違い”でも、”弱さ”でもなく、私たちが生きてきた愛おしい軌跡たち。誰かが決めた物差しは置いといて、自分の肌で感じる「心地よさ」だけを信じてみる。ここは、そんな選択を積み重ねて、揺るぎない今の「わたしの居心地」をととのえていく場所。さあ、深呼吸と一緒に。わたしを満たす、新しい扉を開きましょう。

  • ”正解”よりも、あなたの心地よさを

  • 鎧を脱いで、深呼吸。

  • 誰かの目線より、自分の感覚

  • 完璧よりも、ごきげんな私を選ぶ

  • 鏡の前のダメ出し、今日はお休み

  • 今日は、いちばんの味方でいてあげて

  • できないことは、明日やればいい

  • 揺らぐのは、一生懸命生きてる証拠

  • 居心地のよさは意外とすぐそばに

  • 奇跡を待つより、軌跡を信じて

  • こころの波にあらがわない

2026.08.24

  • こころの深呼吸

誰かのための「気がきく」を、ほんの少し自分のために使ってみる

日程調整、お店選び……気づけば、いつもスマホを握っている

夏は、楽しいことが次から次へとやってくる。
花火に、プチ旅行に、久しぶりの再会。

「ここ行ってみたいね」「その日、空いてる?」——誰かのひとことで、わくわくと予定がふくらんでいく。その瞬間は、私もちゃんと、楽しみにしているのだ。

なのに気づけば、評判のいいお店を調べて、予約フォームとにらめっこ。

仕事や家事、子育ての合間に、一人ひとりを思い浮かべながら、候補をしぼっていく。
“せっかくなら、雰囲気がいいところがいいよね”
“エスニックは苦手って言ってたっけ”

ようやく「ここならよさそう」とグループLINEに投げて、「何時集合にする?」と聞いてみる。……でも、なかなか返事はこない。
誰かの「どこでもいいよ〜」を受け取って、ふと気づく。

“あれ。私、ちょっと疲れてるかも。この集まり、楽しみにしていたはずなのにな”

「気がきくね」「まかせて安心」。そう言ってもらえるのは、やっぱりうれしい。
誰かが心地よく過ごせるように考えることも、みんなが楽しそうにしている姿を見ることも、きっと好きなのだと思う。

だからこそ、もったいない気もするのだ。
こんなにやさしい力を、いつも誰かのためだけに使って、自分のために使わないでいるのは。

行きたかったカフェに、自分をひとり招待する

そういえば、と思い出す。ずっと気になっていたカフェが、あったのだった。

今週末は自分のために、予定をひとつ入れてみる。“行ってみたかったカフェに、私をひとり招待しよう”
スマホのカレンダーに、みんなとの予定を書き込むときのように、自分の招待も入れてみる。

カフェでは、いちばん気になっていたものを頼む。スマホの通知は、少しのあいだ伏せておく。運ばれてくるのを、急がずに待つ。

この時間は、誰かの気持ちをおもんばからなくていい。周りに気をつかわなくていい。
ただ、私が「これがいい」と思うものを、選んでいけばいいのだ。

かわいいクマが描かれたラテアートを、くずさないようにそっとひとくち飲む。

“あぁ、私、こういう時間が好きだったな”

考えてみれば、いつも周りのためにやっていることと同じだった。「どうしたら喜ぶかな」「何があったらうれしいかな」。誰かのためなら、いくらでも想像できるのだから、たまには自分にも聞いてあげたい。

「私は、どうしたら、うれしい?」

たったそれだけで、いつもの一日が、少し違って見えてくるのかもしれない。

誰かに頼る。自分のための余白を、残しておくために

コーヒーを飲みながら気持ちがほどけると、「次からはもう少し、周りを頼ってみてもいいのかもしれない」そんな考えがぼんやり浮かんだ。

「お店選び、今回はお願いしてもいい?」「いまちょっとバタバタしてるから、おまかせしてもいいかな」。そんなふうに、少しずつ手放してみる。

最初は、ちょっと落ち着かないかもしれない。自分でやったほうが早いのに、と思うかも。
それでも誰かに委ねることは、自分のための余白を、ちゃんと残しておくこと、なのだと思う。

自分をケアすることも、きっと、特別なことじゃなくていいのだ。

たとえば、その日いちばんリラックスできる服を選んでおくこと。
たくさん歩いて、たくさん笑う日なら、締めつけの少ない、素肌にやさしいインナーをそっと仕込むといい。

誰かに見せるためじゃなくて、自分が心地よく過ごすために。外からは見えないところだけれど、自分だけは、その心地よさを知っている。

それはたぶん、「今日は無理しなくていいよ」「疲れたら、力を抜いていいからね」と、自分のからだにそっと声をかけてあげるようなこと。
誰かを気にかけるのが得意な人ほど、自分の小さな疲れには、気づきにくかったりするから。

——そう、これも、いつものあの力だ。相手を思いやって、先回りして、ちゃんと準備しておく、あのやさしい力。
その矛先を、ほんの少し、自分に向けてあげるだけ。

がんばっている自分のことも、気にかけてあげる

次の集まりの日。きっとまた、私はいろんなことに気を配っているのだと思う。
集合場所を確かめて、みんなの様子をうかがって。それはたぶん、変わらない。

でも、その日の私は、少しだけ違う。

朝、体型を気にせずお気に入りの洋服を選んでいる。

予定のどこかに、自分の「行きたい」をひとつ、忍ばせている。

帰り道、ケーキ屋に寄る楽しみを、こっそり決めている。

みんなのために準備をがんばることを、やめなくてもいい。

ただ、がんばっている私のことも、同じくらい、気にかけていられたら。それだけで、いつもの一日が、少しだけ愛おしくなる気がするのだ。

  • Writer / 貝津美里
  • Illustration / すぎやままり

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