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フェリシモたすけあい基金からの支援活動報告「コロナ禍の小児病棟付き添いママを支援『付き添い生活応援パック』」(特定非営利活動法人キープ・ママ・スマイリング)

全国の小児病棟で院内感染の防止を目的に、当団体が実施したアンケートから、面会や付き添いが制限されている実態が見えました。

院内で付き添いを続ける家族の中には、院内感染を非常に恐れて病棟外に出ない人もいて、生活・衛生用品の調達をするのに困っていたり、経済的に困窮したことで調達を控える人もいました。

そこで、長期入院の子どもに付き添う家族を対象に、「付き添い生活応援パック」の無償提供に取り組み、2020年10月〜2021年3月末までの期間、850名に配布しました。その結果、満足度調査(回答者355名)では、心の支援にも役立ち、孤独感や不安感が軽減したとの声も多く、5点満点中4.6点の評価を得ています。

外出が制限されている小児病棟で付き添う家族(2週間以上の入院予定)を支援対象に、全国の主要病院130施設に募集チラシを送付。同時にSNSも利用して、募集情報を拡散した結果、100~120家族/月のペースでお申し込みがあり、全国のご家族に向けて毎週発送をしています。

今回、みなさまからのご支援により、付き添い生活応援パックに同梱するレトルト食品や体拭きシートの購入、オリジナルスプーンの作成が実現し、「付き添い生活応援パック」に同梱してお届けしています。

<現地の様子や現地の声>

「付き添い生活応援パック」を受け取ったご家族からのメッセージをご紹介します。

  • 送っていただいた物を見たとき、「がんばって! 負けないで! 一人じゃないよ!」 と、応援してくれている人がいるんだ。と、すごく救われました。 心に余裕がなく、常に不安でつぶれそうだった心が少し軽くなったのです。一人じゃない。
  • 食べ物だけでなく、タオルや衣料品まで入っていて、ダンボールを開けるワクワク感が非日常で楽しかった。支援してくださる組織のみなさま、そして、それを応援してくれる企業の方々に感謝しています。
  • 本当まさに「これあったら助かる!」というものばかりでした。がんばっているのは本当は子どもたちですが、こうして付き添いの親にも目を向けていただきありがとうございました。
  • お風呂に入らなくても、ご飯がまともに食べられなくても、まともに寝られなくても、どんなに付き添い生活が大変でも、子どもはもっとがんばっていて、決して弱音を吐いてはいけない、自分は辛いとも大変とも思ってはいけないような気がしていました。
    ですが、このような活動をしてくれる方たちがいて、自分のがんばりを認めてもらえているようで、すごく気持ちの面でも救われました。

<支援者へのメッセージ>

この度は私たちの活動へご支援くださりありがとうございました。コロナ禍でお子さんが治療のために長期入院が必要となったご家族は、付き添い制限のために病棟から外に出て自分の食事も購入することもままならず、付き添いの交代もないまま家に残してきた家族に会えない罪悪感と孤独感に心も疲弊しています。

その様な中で「付き添い生活応援パック」は、物理的な支援だけでなく、精神的な支援にもなっています。私たちはこの支援を通して、ほんの一時でもお母さんたちに笑顔を取り戻してほしいと願っています。

それは、親が元気で笑顔でいることは子どもの病気の早期回復という点において、とても重要な要素の一つだと考えるからです。みなさまからのご支援のおかげで、付き添い中のご家族にとってはうれしい商品を購入して届けることができました。ご支援、誠にありがとうございました。

■コロナ禍の小児病棟付き添いママを支援「付き添い生活応援パック」
実施場所 : 日本全国・小児病棟
実施期間 : 2021年1月1日~2021年3月31日
・キープ・ママ・スマイリングさまのその他の支援活動はこちらから

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