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2022年度基金活動報告―地雷廃絶活動支援(認定NPO法人 難民を助ける会)

フェリシモ「アルモンド地雷のない未来基金」から2022年度に基金を拠出した「難民を助ける会」さまから、このたび活動レポートが届きましたので、下記にてご紹介します。

*   *   *

アフガニスタンで1,107個の不発弾を除去
649,453㎡を安全な土地に

特殊な金属探知機を使い不発弾が埋まっていないかの確認をしている様子(2022年8月マイダン・ワルダック県)

みなさまからのご支援は、「アフガニスタンにおける爆発物の除去活動支援」の一部として活用しました。事業期間6ヵ月に1,107個の不発弾の除去を行い、649,453㎡(テニスコート約2,498面分)を安全な土地にすることができました。

この除去活動によって、マイダン・ワルダック県のシセイ村をはじめとする地雷原の近辺に住む4,946人と、その周辺地域に住む7,781人は、安心して通行したり、その土地を利用することができるようになりました。

除去活動を行ったシセイ村は、以前は家畜の放牧に利用されてきました。しかし、1984年から当時のアフガニスタン政府軍(共産党政権)が駐屯したことで、激しい戦闘が幾度も繰り広げられるようになりました。そのため、シセイ村を含むサイダバッド郡では、1990年以降に対人地雷や不発弾で256人が死傷しています。

皮肉なことに、タリバン暫定政権になり国内の戦闘が収まると、この地域で活動をすることができるようになりました。

斜面にある地雷を爆破処理するために周囲の砂などを除去します。(2022年12月ロガール県)

〈支援者のみなさまへ〉

当会は協力団体とともに、20年間アフガニスタンで地雷除去活動を実施しています。この間、みなさまから度々ご支援をいただき、厚く御礼申し上げます。

アフガニスタンでは2021年8月にタリバン暫定政権が誕生しました。政権が代わっても、作業員たちは来る日も来る日もコツコツと作業に従事しています。一日一日の積み重ねが地域に住む人々の暮らしの安全と安心を支えています。当会は今後もアフガニスタンで地道な活動をサポートしてまいります。

地雷の被害者(中央)とその家族(2022年12月ロガール県)

■実施場所:アフガニスタン・イスラム共和国
      マイダン・ワルダック県サイダバッド郡シセイ村ほか
■実施期間:2022年7月~12月
■難民を助ける会さまのその他の活動はこちらから

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