「フェリシモの森基金」より2024年度に基金を拠出した「特定非営利活動法人 小網代野外活動調整会議」さまより、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。
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「アカテガニが安心して暮らし、多様な命が巡る森」へ
小網代の森、大蔵沢環境整備プロジェクトが大きな節目を迎えました!
神奈川県三浦市に位置する「小網代(こあじろ)の森」その中でも最大のアカテガニ育成拠点である「大蔵沢(おおくらざわ)」にて、3年にわたる集中的な環境整備を行いました。
かつての荒れた谷戸(やと)が、今、生き物たちの活気に満ちた姿へと生まれ変わっています。
🌿主な取り組み
2023年~2024年にかけては、これまでの基盤整備を引き継ぎ、より「生物多様性の質」を高める作業に注力しました。
・「命を繋ぐ水」のインフラ整備
アカテガニの脱皮に不可欠な「脱皮池」の整備に加え、雨水を蓄える貯留地を増設。さらに、海で育ったメガロパ幼生(カニの赤ちゃん)が迷わず森へ上陸できるよう、側溝の誘導整備も行いました。
・カラスザンショウの植樹
谷底の陽だまりに、蝶の幼虫の貴重な食草となるカラスザンショウの若木7本を移植しました。将来、ここは美しい蝶が舞うエリアとなるはずです。

・ハマカンゾウの群落拡大
海岸低地から下流側の1、2段目にかけて、新たに100株規模の移植を実施。計70㎡に及ぶ群落へと成長しており、景観の再生と土壌保持を担っています。今後、維持管理を継続し、学習支援の場として活用していきます。

🌿成果報告冊子「小網代の森のアカテガニ」完成!
この3年間の活動と、アカテガニの不思議な生態を凝縮した小冊子を作成しました。
「この森の豊かさを、もっと多くの人に知ってほしい!」という願いを込め、年間2,000人を超える森を訪問する学習・研修訪問者及び、インフォメーションスペース利用の方々へ無料配布しております。

🌿未来に向けて
大蔵沢の整備は、単なる「掃除」ではありません。カニが脱皮し、蝶が舞い、雨水が大地を潤すという自然のサイクルを取り戻す挑戦です。
新しく植えたカラスザンショウが大きく育ち、ハマカンゾウがオレンジ色の花を咲かせる頃、大蔵沢はさらに豊かな生命の輝きを見せてくれるでしょう。
活動を支えてくださったみなさま、本当にありがとうございました。 ぜひ、新しくなった「小網代の森」に足を運んでみてください!
■「小網代の森」大蔵沢・アカテガニ広場の環境整備とハマカンゾウ畑整備への支援
実施場所:「小網代の森 」大蔵沢およびアカテガニ広場
実施期間:2023年4月1日~2024年10月27日
・2022年度の活動報告はこちら
・2023年度の活動報告はこちら
・小網代野外活動調整会議さまのその他の支援活動はこちら(Facebook)

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