フェリシモCompany60th

地球村の基金活動報告ー「コロナ禍でもネパールの子どもたちの教育を絶やさない」(認定NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン)

2020年に「フェリシモ 地球村の基金」から支援を行ったプロジェクト「コロナ禍でもネパールの子どもたちの教育を絶やさない」の活動レポートを、「認定NPO法人 チャイルド・ファンド・ジャパン」さまからいただきましたので、みなさまにご報告します。

*   *   *

〈プロジェクトの実績報告〉
2020年の春、世界中に急速に広がっていった新型コロナウイルスは、ネパールにおいてもその猛威を振るい始めました。首都カトマンズを中心に始まった感染の拡大は、徐々に、チャイルド・ファンド・ジャパンの支援する山間部へも広がり、子どもたちや家族の生活に多大な影響を与えました。一時は学校が休校となり、先生が地域をまわり、家庭学習をサポートするといったことにもなりました。また、学校が再開される際には、たくさんの子どもが集まる教室においての感染予防も大きな課題となりました。

チャイルド・ファンド・ジャパンは、こうした危機下においても、子どもたちの生きる権利、学ぶ権利を守るため、子どもたちの感染予防対策、また学校における感染予防対策を支援しました。

具体的には、子どもたちへの感染予防支援として、衛生キットを1,222名に配布しました。キットにはマスク、せっけん、タオル、アルコール消毒液などが含まれ、マスクについては布製のものにすることで、繰り返し使用できるように配慮しました。

衛生キットの内容

キットの配布時にはオリエンテーションも行い、正しい手の洗い方を伝えるなど、適切な感染予防対策をとることができるようにしました。

手洗いの実践

また、学校における感染予防対策として、先生に衛生キットを配布するとともに、学校に感染予防のためのチラシを配布して、啓発活動を進めることができるようにしました。

〈現地の様子・現地の声〉
ネパールにおける新型コロナウイルスの感染は、首都カトマンズを中心に広がり、2020年3月にロックダウンが実施されました。その後、2020年10月、2021年5月に感染が急拡大し、状況に合わせて規制の強化と緩和が繰り返されました。現地スタッフが支援地域に訪問できない時期もありましたが、子どもたちの感染を防ぐ支援を行いました。

プロジェクトの支援を通して、子どもたちや先生が正しい感染予防に対する知識を身につけることができ、安心して学校に通うことができるようになりました。

また、学校における感染予防対策は、学校の再開自体にもよい影響を与えました。ネパールでは、学校を再開してよいかどうかの判断が地域ごとになされていましたが、支援によって各学校の対策が充分にとられている充分断され、学校の再開を促すことができました。

子どもたちからは「せっけんやマスクなどの衛生キットを受け取ることができ、おかげで勉強を続けることができました。ありがとうございます。」といった声が届いています。

衛生キットを受け取った子どもたち

〈支援者のみなさまへ〉
チャイルド・ファンド・ジャパンの支援地域シンドゥパルチョーク郡では、2015年にマグニチュード7.8の巨大地震が人々を襲い、多くの校舎が倒壊してしまいました。この大被害から5年たった2020年。校舎の再建も徐々に進み、子どもたちの教育環境が戻ってきた中での、新型コロナウイルスの感染拡大でした。今回のプロジェクトによって、子どもたちを感染から守るだけではなく、ようやく戻ってきた学校での学びの機会も守ることができました。みなさまからの温かいご支援に、あらためて深く感謝申し上げます。

コロナ禍でもネパールの子どもたちの教育を絶やさない
実施場所:ネパール連邦民主共和国・シンドゥパルチョーク郡
実施期間:2020年8月~2021年3月
・プロジェクトの詳細はこちら
・チャイルド・ファンド・ジャパンさまのその他の支援活動はこちらから

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