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2021年度基金活動報告ーiPS細胞研究支援(京都大学iPS細胞研究所〔CiRA〕)

メリーポイントで社会貢献(iPS細胞研究支援)から2021年度に拠出した京都大学iPS細胞研究所さまの活動レポートをご紹介します。

2020年度に発表された主な研究、そして財源の一部としてiPS細胞研究基金を使用した研究(抜粋) 

iPS細胞研究所(CiRA)では、iPS細胞を用いて難病や障害の原因を解明し、新しい医療の実用化を目指し、日々研究にはげんでいます。現在、CiRAには約30の研究グループがあり、ガンや糖尿病、心臓病、血液の病気、パーキンソン病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、筋ジストロフィー、アルツハイマー病等の研究が進められています。

2020年度は、例えばアルツハイマー病の治療薬研究で進展を報告しました。CiRAの井上治久教授は、脳神経疾患の解明や治療法の研究をしています。中でもアルツハイマー病は認知症の原因の半数以上を占め、超高齢社会において解決が急がれる疾患ですが、現在使用されている治療薬では根本的治療が難しいため、さらなる治療薬の開発が求められています。

井上教授はiPS細胞を用いて、アルツハイマー病の病因物質アミロイドベータを低減させる物質を既存薬の中から見出し、2020年6月に、若年発症で進行が早い傾向がある家族性アルツハイマー病を対象として、安全性と有効性を確かめる医師主導治験が開始されました。

家族性アルツハイマー病の治験開始について記者会見する井上治久教授

患者さんや周りで支えておられる方々へiPS細胞の研究成果をお届けするには、長く険しい道のりが続きますが、みなさまのご支援によって着実に研究を進めることができています。ここで、CiRAの研究者らが2020年度に発表した主な研究と、財源の一部としてiPS細胞研究基金を使用した研究を抜粋してご報告いたします。

■主な研究

■財源の一部としてiPS細胞研究基金を使用した研究

iPS細胞研究所のオープンラボ

〈支援者のみなさまへ〉

あたたかいご支援を賜り、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
iPS細胞を用いた再生医療や難病治療薬の開発等、実現までに長い時間と多くの研究費を要するiPS細胞研究は、みなさまからのご支援に支えられています。

賜りましたご寄付は、十分な治療法が確立されていない難病で苦しむ患者さんへ、一日でも早くiPS細胞技術による新しい医療を届けるために、大切に活用させていただきます。今後ともiPS細胞研究へのご支援・ご理解を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

なお、研究の進捗をご報告差し上げる『CiRA Newsletter』を年4回配信しています。
登録は無料ですので、ぜひご登録ください。
https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/contact/magazine/entry.php

iPS細胞研究所

■京都大学iPS細胞研究所 (CiRA=サイラ)さまの詳しい活動はこちら
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コメント

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コメント

  • スライダー より:

    私本人が神経難病患者です。
    この難病が完治出来る未来を願っています。
    iPS細胞に希望を込めて、ほんの少しでも力になればと募金いたしました。

    • フェリシモ社会文化活動担当 より:

      スライダーさま

      力強く、そして、あたたかなコメントをありがとうございます。
      ご自身も難病を抱えておられながら、支援してくださることが本当にありがたく、勇気づけられる思いがいたしました。

      「ほんの少しでも」とおっしゃいますが、スライダーさまが基金に込めてくださった思いや希望は、今を生きる私たちはもちろんのこと、将来世代の方々の未来にも大きな力になると信じています。

      これからもどうぞよろしくお願いいたします。
      ありがとうございました。

      フェリシモ基金事務局

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