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地球村の基金からの緊急支援―シリア・トルコ大地震における「地震被害をうけ避難場所で過ごすシリアの子どもたちへの緊急支援」のご報告(認定NPO法人 ピースウィンズ・ジャパン)

2023年に「フェリシモ 地球村の基金」からシリア・トルコ大地震における「地震被害をうけ避難場所で過ごすシリアの子どもたちへの緊急支援」として基金を拠出した「認定NPO法人 ピースウィンズ・ジャパン」さまから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

*   *   *

〈プロジェクトの実績報告〉

ピースウィンズ・ジャパンは、シリア・トルコ大地震で被災し、避難場所で暮らす753世帯/計1,132人の子どもたちを対象に、2023年4月27日から29日までの3日間で、700人の幼児におむつと、492人の子どもたちにクマや人形などのぬいぐるみを配付しました。

被災後の大変な状況にも関わらず、現地のボランティア20人がこの配付作業を手伝ってくれました。そして、子どもたちにぬいぐるみを手渡す際は、一部のスタッフが着ぐるみを着たり、子どもたちにフェイスペインティングを行うなど、子どもたちが喜ぶ環境作りを心掛けました。ぬいぐるみを受け取った子どもたちは、笑顔で一杯になっていました。

スタッフからぬいぐるみを受け取る子どもたち
配付されたおむつを受け取る母親と乳児

また4月の1ヵ月間には、「災害時の心理的応急処置(Psychological First Aid: PFA)」のトレーニングを受けた3名のスタッフが、避難場所にいる子どもたちを中心に「災害時のPFA」の提供を行いました。

具体的には、支援が必要な子どもたちを見極め、寄り添いながら話を聞いて、子どもたちが安心して落ち着けるための手助けをしたり、必要に応じた専門家のカウンセリングなどへの支援につないでいきました。

避難場所に集まる人々の様子
子どもを持つ母親に「災害時のPFA」を提供している様子

〈現地の様子・現地の声〉

ぬいぐるみやおむつの配付後に行った30世帯へのモニタリングによると、30世帯すべてが「配付内容に満足した」と答えました。

「着ぐるみのスタッフが、子どもたちにぬいぐるみを渡してくれました。きびしい状況の中で、スタッフの方々が大変な努力をしてくれたことに、胸を打たれました」
「大きな音がするたびに怯えて、悪夢にうなされていた姉妹は、ぬいぐるみをいただいてから、夜も眠れるようになりました」との声が聞かれました。

足に障害のある7歳の少女は、地震が起こった時に、自分だけ逃げることができないのではないかと思い、非常に怯えて体調不良が続いていました。しかし、避難場所で人形のぬいぐるみをもらうと、少女は喜びで一杯になったそうです。

その後この少女は「災害時のPFA」を提供されて、提携団体のセンターでソーシャルワーカーからカウンセリングを受けています。少女のご両親は、「人形のぬいぐるみという心のこもった贈りもののおかげで、娘は次第に元気になりました。ありがとうございます」と話されていました。

ご支援いただけるみなさまへ:

突然起こった大地震の後、子どもたちは大切にしていたおもちゃをなくしたり、慣れない環境で知らない人たちと一緒に生活をしなければならず、夜も眠ることができなくなることもありました。

その様な状況の中、みなさまからのご支援でぬいぐるみを受け取った子どもたちは、安心して眠れるようになり、友だちとも楽しい時間を過ごせるようになりました。おむつの心配をしていた親御さんたちも、おむつを受け取ると一安心していました。避難場所の子どもたちを中心に「心のケア」も提供できたことに、心より感謝いたします。

(認定NPO法人 ピースウィンズ・ジャパン 相島さまより)

■地震被害をうけ避難場所で過ごすシリアの子どもたちへの緊急支援
実施場所:シリア・アラブ共和国(地震の被害が大きかった地域)
実施期間:2023年3月6日~4月30日
・プロジェクトの詳細はこちら
・ピースウィンズ・ジャパンさまの支援活動の最新詳細はこちら

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