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地球村の基金からの緊急支援―2021年ハイチ地震被災者緊急支援活動のご報告(認定NPO法人 AMDA)

2021年8月14日、ハイチ大地震で被災した人たちに対して、「フェリシモ 地球村の基金」より緊急支援を実施いたしました「認定NPO法人 AMDA(アムダ)」さまから、このたび活動レポートが届きましたので下記にてご紹介します。

〈プロジェクトの実績報告〉

2021年8月14日の朝、中米ハイチで発生した地震の報を受けて、AMDAは2021年8月17日から緊急支援活動を開始しました。

8月19日、AMDAハイチ支部の医療チームは、今回の地震で特に被害が深刻だったハイチ南西部のジェレミー市から車で1時間の距離にある、ボモン市の広場にスペースを確保して医療支援活動を行い、住民に対しては食料品や日用品などの支援物資計150セットを配布しました。翌日には近隣のラティボリエーに移動をして、支援物資150セットの配布を行い、93人に対しては診療も行いました。

8月26日、AMDAハイチ支部は、ラン・マタンを訪問して支援活動を実施。28日には近郊のコレイユにあるブーカン・ノエル地区を訪れて、医療支援と物資の配布を行いました。

甚大な被害を受けたコレイユにあるブーカン・ノエル地区で医療支援を実施している様子

9月25日、AMDAハイチ支部は、第4次緊急支援活動を実施。マック・ケヴン・フレデリック支部長や医師1人含む計6人の医療チームがボモン市に入って、118人の診療を行いました。そして、183人に袋詰めした食糧などを、42人の子どもたちにはクラッカーを配りました。

10月9日、AMDAハイチ支部医療チームは、ボモン市長とともに、同市内の山間部にあるオサントル地区に入り146人を診療し、必要に応じて薬の処方も行いました。そして、224人には袋詰めした食糧などを、58人の子どもたちにはクラッカーを配りました。

ボーモン市にあるオサントル地区の被災者に物資を配布している様子

今後の復興支援として、ボモン市長と協議をした結果、建築家の坂茂氏が代表を務める「NPO法人 ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)」と「仮設医療テントの設置・運営」に向けて準備を進めています。

〈現地の様子・現地の声〉

2021年8月14日の朝。中米ハイチでマグニチュード7.2の巨大な地震が発生しました。
ハイチ国内における被災規模は、死者304名、負傷者1,800名以上。また、現地メディアによると、住宅、学校、医療施設など1,000棟以上の建物が倒壊したとのことでした。

ボモン、ラティボリエーでの支援活動
医療支援活動を実施したボモン、ラティボリエーでは、多くの建物が倒壊して多数の犠牲者が出ました。普段から両方の町に医師や看護師がいないため、医療サービスの提供や薬の処方は住民にとってとても大きな助けになったようです。

オサントル地区での支援活動(10月9日)
地震発生後、この地区に支援が入ったのはこれが初めてでした。そのため、今回の支援活動は市長や地区の人たちから非常に喜ばれました。

被災地のボーモン市で医療支援を実施している様子

ご支援いただくみなさまへ:

今回のハイチ地震では、被害が大きかった町に医療チームを派遣して、住民の診療とともに薬の処方や食の支援を実施することができたのは、「フェリシモ 地球村の基金」を通じて応援してくれたみなさまのおかげです。支援者のみなさまに感謝申し上げます。

(AMDA 難波さまより)

■2021年ハイチ地震被災者緊急支援活動
実施場所:ハイチ共和国
実施期間:2021年8月14日~
・プロジェクトの詳細はこちら
・AMDAさまのその他の支援活動はこちら

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