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地球村の基金からの緊急支援「2021年ハイチ地震被災者緊急支援活動」(認定NPO法人 AMDA)

2021年8月14日、ハイチ大地震で被災した人たちに対して、「フェリシモ 地球村の基金」より緊急支援を実施いたします。

2021年8月14日に発生したM7.2の大地震によって80万人以上が被災したハイチ。
AMDA(アムダ)は「救える命があればどこまでも」の精神で、8月14 日から緊急支援活動を開始しました。状況によっては11月半ばまで継続した支援を行う予定です。

ニップ県プレイザンス・デュ・スッドでの医療支援活動

はじめまして、特定非営利活動法人AMDAのハイチ支部長のマック・ケビン・フレデリックです。32の海外支部を持ち、人道支援活動を30年以上行うAMDAとの出会いは、2010年に起こったハイチ大地震でした。

日本に留学した経験があったことから、日本に本部を置くAMDAとのご縁で、緊急支援活動に参加することになりました。以来、ハイチ支部長・歯科医師として、ハイチにおける緊急・復興支援を主導してきました。

在ハイチ日本国大使館訪問(左からフレデリック支部長、水野大使、森田調整員)

今回の地震で特に被害が深刻だったハイチ南西部ジェレミー市は、私の出身地でもあります。この大地震では2,200人以上が亡くなり、コロナ禍の中で80万人以上が被災しました。

発災後、すぐにAMDA本部へ連絡。緊急支援活動を行うことが決定されると、被災地と連絡をとりながら情報収集を始めました。しかし、ハリケーンによる大雨の影響で、当初の予定より1日遅れた8月18日から活動を開始して、9月5日までハイチ南西部の被災地で、情報収集や調整、緊急支援活動を行いました。

医師や看護師を含むAMDAハイチ支部医療チームは、被害の大きかった南西部にあるニップ県、グランダンス県内の5つの地域で、のべ600人以上の人々に対して、医療・物資の両面から支援を行いました。

地域で唯一の保健所や、住む家が損壊または倒壊した地域では、丸太やビニールシート、トタン屋根などで組み立てたテントに暮らす人もいて、厳しい生活を強いられている様子を目の当たりにしました。

食糧も不足し、医療へのアクセスも限られていることから、私たちのチームでは診療活動に加えて、食糧・衛生用品の配布も行うことにしました。

グランダンス県プレーン・マティンに立っている簡易テント

8月31日には、日本から調整員1人がハイチに駆けつけ、ハイチ政府機関や在ハイチ日本国大使館および国連機関で中長期的支援の可能性についての情報収集を行いました。

調整員は首都ポルトープランスで治安を考慮しながら、被災地で活動するAMDAハイチ支部との調整を行い、9月8日に帰国しました。

今回収集した情報をもとに、AMDA本部、ハイチ支部や現地協力者らと協議しながら、今後の支援について調整を進めていく予定です。

グランダンス県ジェレミー市地震直後の様子

<支援内容>

AMDAのハイチ支部主導のもと、現地のニーズに基づきながら、地震で被災した人たちへの医療・物資支援を継続して行います。

普段は町に医師や看護師がいない被災地では、物理的な制限や金銭的な事情から、病院での治療を受けることができない被災者のもとに、医療チームが駆けつけて、無料で診察を行い、必要に応じた処置や薬の提供などの医療支援を行います。

特に、被災地では食糧や衛生用品も不足していることから、米や麺、豆、油、砂糖といった日常生活でよく使う食糧に加えて、石鹸や歯ブラシなどの衛生用品も一緒に配布をすることにしました。

支援活動で提供する医薬品、食料品、衛生用品は、日常的に使用するものなので、普段からハイチの人たちに馴染みのある物品を現地で購入します。

<期待される効果>

ハイチ南西部を襲った大地震では、多くの家屋が損壊・倒壊し、中には丸太やシートとトタン屋根で作った簡易テントで暮らす人がいます。 

支援のために訪れたグランダンス県プレーン・マーティンの住民からは、
「AMDAは、この地震発生後、私たちのところに初めて支援に来てくれたNGOです。」と声をかけられました。 

治安などの問題から外国人は入れないけれど、AMDAは地元のAMDAハイチチームだからこそ入ることができる地域があり、支援を届けることができます。

また、支援が届きにくい地域住民には、「あなたのことを見放していません」というAMDAが大切にしているメッセージを届けて、被災地のニーズに応じた支援活動を行います。

被災地に寄り添うことで、地震によって日々の生活が脅かされ、絶望を感じている人に未来への希望を持ち、立ち上がるための一助になります。

直接的な効果としては、地震でケガをされた方や、被災後の生活で体調を崩された方、または何らかの理由で医療を受けられていない方たちに、医師や看護師を含む医療チームが無料で診察や処置をして、薬を提供をするなどの医療支援活動を通じて、身体的な苦痛を緩和させることができます。

加えて、被災地で不足している食糧などの物資支援を行うことは、被災者への一時的な経済支援効果もあります。

■2021年ハイチ地震被災者緊急支援活動
実施場所:ハイチ共和国
実施期間:2021年8月14日~2021年11月14日
・AMDAさまのその他の支援活動はこちら

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