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地球村の基金活動報告 ー 「ジブチのイエメン難民キャンプの子どもたちを守りたい!」(認定NPO法人アイキャン)

2020年にフェリシモ 地球村の基金から支援をしているプロジェクト「ジブチのイエメン難民キャンプの子どもたちを守りたい!」の活動レポートをアイキャンさまからいただきましたのでみなさまにご報告します。

<プロジェクトの実績報告>

ジブチのマルカジ難民キャンプにおいて、難民の子どもたちが安心して過ごすことができるように、以下の活動を実施しました。

1.子どもたちの活動物品の充実

子どもたちが参加する子どもの広場と、多目的センターの活動で使用する活動備品を充実させました。子どもの広場の活動のために、お絵かきやぬりえなどに使う色えんぴつやクレヨン、パズルなどを購入しました。

多目的センターの活動のためには、サッカーボールとサッカーゴール、スポーツ用ビブスを購入しました。期間を通して週5日、のべ7,511人の子どもたちがこれらの活動に参加しました。

ぬりえをする女の子たち

2.子どもの保護センターでの蓄電池の活用

子どもの保護センターには蓄電池を増やして、こどもたちを対象にしたカウンセリングを4件(各件に対して複数回のカウンセリングを実施)実施しました。またその保護センターを使って、難民キャンプに暮らす青少年や、保護者を対象にした子どもの保護に関する啓発研修を3回行い、のべ33人が参加しました。

啓発研修では、子どもたちが抱えている課題を話し合い、難民キャンプで自分ができること、保護者や青少年としての役割などについて意見を出し合いました。

3.新型コロナウイルス感染予防活動の実施

子どもの広場や多目的センターでは、活動を実施する前には手洗いやアルコール消毒を徹底し、新型コロナウイルス感染予防につなげました。

活動前に手洗いをする子どもたち

<現地の様子・現地の声>

本事業を通して、子どもの広場や多目的センターで使う色えんぴつやクレヨン、サッカーゴールなどの備品を充実させることができました。それによって子どもたちは、子どもらしくお絵かきやぬりえ、スポーツなどの活動に取り組むことができました。

サッカーが大好きな子どもたちは、
「前はサッカーゴールがないから、どこにシュートしたらいいかわからなかったけど、今はサッカーゴールがあるおかげで、思いっきりシュートを打つことができるんだ!」
と話してくれました。

サッカーをする子どもたち

子どもたちの中には、友だち同士でおしゃべりをしながら活動をしたり、色えんぴつを使いたそうにしている子に色えんぴつを取ってあげたり、互いにコミュニケーションをとるなど、相手を思いやる様子が見られています。

子どもの広場や多目的センターでの活動は、子どもたちにとって、安心して活動に取り組むことができる場所です。

子どもたちからは、
「子どもの広場はキャンプにある他の場所と違って危なくないから、安心して活動することができるんだよ」という声が聞かれます。

アイキャンのスタッフもそれに応えるように、
「マルカジ難民キャンプの子どもたちが安全に活動できるように、子どもたちを見守っていくことが私たちの役目です。」と自身の役割について語ってくれます。

<支援者へのメッセージ>

「ジブチのイエメン難民キャンプの子どもたちを守りたい!」を応援いただき、誠にありがとうございました。

事業開始前はサッカーゴールがなかったり、十分な数の色えんぴつなどの備品がありませんでしたが、本事業を通じて子どもたちが活動に使用する備品を充実せることができ、子どもたちもいつもうれしそうに活動に取り組んでいます。

今後もアイキャンは、子どもたちが子どもらしく過ごすことができる活動を、難民キャンプの人びととともに取り組んでまいります。引き続き、みなさまの応援をどうぞよろしくお願いいたします。

(認定NPO法人アイキャン 雨宮さまより)

■ジブチのイエメン難民キャンプの子どもたちを守りたい!
実施場所:ジブチ共和国マルカジ難民キャンプ
実施期間:2021年1月1日~2021年3月31日
・プロジェクトの詳細はこちら
・プロジェクトの報告はこちら(中間実績
・アイキャンさまのその他の支援活動はこちらから

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